速度は? 価格は? 各社の無線データサービスをチェック
家電量販店で今最も注目されている商品が格安のネットブックとそのセットで販売されている無線データ通信カードだ。無線データ通信サービスに契約すると、ノートPCを使って、どこでもインターネットに繋げられるし、また自宅での回線としても利用できる。
http://ascii.jp/elem/000/000/430/430786/
しかしいざ契約しようとすると、色々な事業者がさまざまな料金体系でサービスを提供している。どのサービスを選べばいいのか、そのための基礎知識となる現在のトレンドを、まずは見ていこう。
トレンドその1 まだまだ高速化するスピード
現在の主流はおおよそ1~4Mbps
Webサイトで情報を集めるのには十分
無線データ通信サービスで、まず注目されるスペックが、「通信速度」だろう。
現在もっとも使われているのが「HSDPA」と呼ばれる一般の携帯電話と同じ通信規格。下りは最大で3.6Mbpsまたは7.2Mbpsの速度を持つ。無線データ通信では、実測での速度はスペック値より割り引いたものとなるため、おおよそ1~4Mbps程度の速度で通信を行なえる。
各社のサービス一覧
3G系サービス
通信規格 下り 上り
イー・モバイル HSDPA(HSUPA) 3.6/7.2Mbps 384kbps/1.4Mbps/5.8Mbps
イー・モバイル(HSPA+) HSPA+ 21.6Mbps 11.5Mbps(端末は5.8Mbps)
NTTドコモ HSDPA(HSUPA) 7.2Mbps 384kbps/5.7Mbps
au CDMA2000 1x EV-DO Rev.A 3.1Mbps 1.8Mbps
PHS
通信規格 下り 上り
ウィルコム PHS 204~800kbps 204~800kbps
次世代サービス系
通信規格 下り 上り
UQ WiMAX WiMAX 40Mbps 10Mbps
WILLCOM CORE XGP XGP 20Mbps 20Mbps
「Mbps」の回線が定額で提供されると
ネットの使い方が変わってくる
2007年3月末、イー・モバイルが定額料金制でこのHSDPAによる無線データ通信サービスを開始し、大きな話題となったことは記憶に新しい。そして、それまでは従量制でしかサービスを提供していなかったNTTドコモなども追従する。まさにモバイルブロードバンドの始まりと言える瞬間だった。
テレホーダイの時間帯にモデムを使って繋いでいた時代と、ADSLで「Mbps」クラスの回線が定額で使えるようになった時代とでは、インターネットの使い方に大きな差があった。無線データ通信もまさにこのような時代の変化をもたらそうとしている
さかのぼること8年前。2001年8月に当時のDDIポケットがサービス提供を開始した「AirH”」の定額接続サービス。当時は月額基本料5800円(年間契約で4930円)で速度は32kbpsだった
というのも、イー・モバイル以前の無線データ通信サービスは64kbpsや128kbpsといった「kbps」の世界だった。このレベルの通信速度では、テキストベースでメールなどを使うには十分でも、Webサイトを次々と見ていく用途には少々厳しいものがあった。
このような無線データ通信サービスの変化は、有線でのそれを後追いしている。2001年頃からADSLが本格的に普及し、日本のネット接続は「通信料の定額」「常時接続」が当たり前になった。そのときユーザーとインターネットの関係は大きく変わった。今の無線データ通信サービスもまさにそういう段階にある。この流れに乗り遅れる手はないと言える。
2009年の後半以降は
10Mbpsオーバーのサービスが続々と
とはいえ、無線データ通信サービスの進化は止まることはない。たとえば、現在主流である「下り最大7.2Mbps」のデータ通信サービスでもWebサイトを見る程度ならまったく問題ないが、高画質な動画ストリーミングサイトを楽しむのには少し物足りない。
しかし今年の後半以降、「UQ WiMAX」「WILLCOM CORE XGP」といった新世代のサービスが登場する。またイー・モバイルはHSDPAを進化させた「HSPA+」と呼ばれる規格を採用することで、実測10Mbpsオーバーのサービスを開始しようとしている。
編集部のテストでも実測10Mbpsをオーバーした「WILLCOM CORE XGP」
これらのサービスが本格的に展開されるようになるのにはもう少し時間がかかりそうだが、全国でこれらのサービスが利用できるようになれば、今後は自宅のPCと同じ使い方を、モバイル環境でもストレスなくできるようになるだろう。
トレンドその2
月額4000~6000円程度が基本となっている料金
実際に契約して使うとなると気になるのは料金の問題。これはほぼ月額4000~6000円くらいで定着している。
各事業者の代表的な料金プラン
月額料金 加入プラン
ウィルコム 3880円 新つなぎ放題
UQ WiMAX 4480円 UQ Flat
イー・モバイル 4980円 データプラン+新にねん
NTTドコモ 5985円+840円 定額データプラン スタンダード バリュー
+定額データ割
au 5985円+945円 WINシングル定額(シンプル)
WILLCOM CORE XGP 4000~6000円? 定額制の見込み
また各社とも一般のユーザーに気軽に無線データ通信を始めてもらおうと、二段階制の料金プランを用意して、その下限を低く抑え、ランニングコストの安さをアピールする動きが生まれている。
ただ、ドコモの「定額データプラン スタンダード バリュー」を例にとっても、14万2500パケットで上限の5985円に達する。この14万2500パケットとは約17MB強。Webサイトをある程度巡回しただけでも、すぐに達するレベルである。下限の料金は1ヵ月ほとんど使わなかったときは、この程度の料金で済むという感じで考えておいた方がいいだろう。
最近では二段階制の料金プランが注目されている。しかし、ある程度利用すると確実に上限に達する
通信料のみならず、ネットブックの登場で
出先でのモバイル通信が非常に手軽に
月額4500~6000円とADSLやFTTHのような固定通信サービスとそれほど大きな金額差がなくなったにもかかわらず、無線データ通信が未経験の多くの人にとって相変わらず敷居が高いように感じられてしまうのは、実際活用する上で必要なモバイルノートPCが高価だったため、という側面もあるように感じる。
端末代金と月額料金を合わせた総費用はネットブックとスマートフォンで、ほぼ同水準になる。ますます選択に悩ましくなった
しかしこの壁も4~5万円程度で購入できるネットブックの登場で完全に崩れてしまった。量販店に行くとデータカードとのセットで100円というような価格設定もあるから驚きだ(実際には複雑な仕組みがあるが、それは第2回で紹介する)。
また外出先でインターネットに接続する端末としては、iPhoneのようなスマートフォンに魅力を感じる人も少なくないだろう。しかしネットブックが安価になった現在では、パケット通信料の上限額もほぼ同じだし、トータルで支払う金額に大きな差はなくなっている。
ネットブックとスマートフォン、それぞれまったく別種の利便性があるため選択は悩ましいが、ノートPCによるモバイル通信が昔と違って金銭面でも非常に手頃になっていることだけは頭の片隅に入れておきたい。
トレンドその3
どんどんと拡大しているサービスエリア
地方のサービスエリア重視ならドコモ
次世代サービスの地方進出は来年以降
いくら魅力的な無線データ通信サービスがあっても、自分が使いたい場所がサービスエリア外であれば何の役にも立たない。
まずイー・モバイルは、地方も含めて県庁所在地の中心部ならほぼ利用できるようになった。すでに人口カバー率は90%を達成しているので、サービス開始初期の頃に使えなかった地域もかなり対応しているはず。同社のサイトでまずは確認してほしい。
東京圏はほぼ完璧にエリア内となっている。一方で地方に行くとどうしても都市部が中心となってしまう
地方のユーザーや各地を飛び回る人には、人口カバー率100%を達成しているドコモのサービスが魅力的だろう。もちろん人口カバー率100%と言っても、日本のすべてでつながるワケではないが、ドコモのケータイが繋がる場所であればデータ通信が使えるわけだから、安心度合いが全然違う。
一方、10Mbpsオーバーを実現する次世代サービスの「UQ WiMAX」」や「WILLCOM CORE XGP」はまだまだこれから。今年中に東名阪の都市部をカバーし、来年以降にようやく地方の都市部でも利用できる地域が出てくるだろう。
トレンドその4
汎用性が求められている端末
使い回しが利くUSB接続型が人気
無線データ通信サービスではデータ通信カード(アダプタ)と呼ばれる専用の端末をPCに接続して使う。以前はPCカード型、CFカード型が中心だったが、最近ではカードスロットを持たないネットブックが増えたこともあって、USB接続型の人気が高い。
USB接続タイプは出っ張りこそ多少気になるものの、逆にUSB端子さえあれば、大抵のPCで使えるというメリットがある
これらの端末はUSBメモリよりも多少大きいので、PCのUSBポートの位置によっては他の周辺機器がPCに接続できないこともある。そんなときはUSBの接続部分が可動式になっている製品だと場所を取らなくて便利だ。
無線データ通信カードを
自宅の固定回線代わりに使う
またUSB接続型のメリットとしてモバイルPCだけでなく、デスクトップPCなど、複数のPCで使い回しが利くことが挙げられる。自宅であまりインターネットを使わないのであれば、ADSLやFTTHなど固定のインターネット回線を解約して、無線データ通信サービスに一本化してしまうという方法もありうる。
さらにおもしろいところは、無線データ通信カードが接続できるルーターも登場している。これは無線データ通信カードによるインターネット接続をルーター経由で複数のPCによって共用するというモノ。具体的な製品や詳しい使い方や製品は第4回で紹介する予定である。
無線データ通信デバイスを接続して、その回線を複数PCで共有するタイプのルーターも登場している
モバイルデータ通信サービスのトレンドの紹介を終えたところで、次ページからは事業者ごとに詳しいサービス内容を見ていこう。
無線ブロードバンドサービスの先駆者
イー・モバイル
イー・モバイルの無線データ通信サービスの特徴は?
東名阪の都市部はほぼフルカバー
データ端末を豊富に用意
プロバイダ不要で誰でも簡単に使える
地方のサービスエリアはやや狭い
都市部を中心に最近はやや混雑気味?
Mbpsクラスの定額制の無線データ通信サービスで先駆者となったイー・モバイル。量販店の店頭ではネットブックとのセット販売でおなじみの存在だ。
サービスエリアは東名阪については地下などを除いてほぼカバー。都市部であればほとんど不満なく繋げることができる。エリアは今も拡大中で、今年度中には東名阪の地下鉄をフルにサポートする予定である。
ただ、ユーザーが増えたことで回線が混雑し、サービス開始当初よりも速度が落ちたという話も聞く。とはいえ、他社のサービスと比べて極端に遅いわけではないようだ。
現在もっとも一般的なのは下り7.2Mbps、上り1.4Mbps
端末は接続タイプ、通信速度などの違いによって非常に種類が多い。通信速度については今から購入するなら、下りは最高7.2Mbps対応の端末になるだろう。上りについては、最高384kbps/1.4Mbps/5.8Mbpsの3種類。上り5.8Mbpsの対応エリアはまだ都市圏の一部駅周辺などに限られるが、1.4Mbpsについては比較的広がっている。数MB程度のメールを送信する場合において分単位で差が出るので、できれば1.4Mbps対応端末を選びたい。
上り1.4Mbps対応の人気モデル
いずれも下り7.2Mbps、上り1.4Mbps対応の「D22HW」「D21HW」「D21NE」(左から)。上りが384kbpsと1.4Mbpsでは、大きな添付ファイル付きメールを送信する際などに差が出るため、これから購入するのであれば上り1.4Mbps端末を選んでおきたい
下り21MbpsのHSPA+のサービスが8月よりスタート
さらに8月上旬からは最大下り21.6Mbpsの「HSPA+」を用いた新サービスを開始する(関連記事)。サービスエリアは今年中で人口カバー率60%を目指す。街中でのスピードについては、実際に始まってみないとよくわからない部分もあるが期待のサービスと言える。
下り最大21MbpsのHSPA+サービスに対応した、唯一の端末「D31HW」。HSPA+のサービスエリア外では他の端末と同じく、3.6/7.2MbpsのHSDPAで通信できる 上り最大5.8Mbpsに対応の「D23HW」(下りは最大7.2Mbps)。上り5.8Mbpsサービスについては、都心の駅周辺などからのサポートを行なっている
スマートフォンや音声端末でもデータ通信が可能
また、同社は音声通話サービスも展開している。同社のケータイやスマートフォンはデータ通信用として使うことができ、しかも音声通話系プランで契約していてもパケット料金はMAX4980円(オプションが必要)。イー・モバイルのスマートフォンを持っている人は新たにデータ通信カードを購入しなくてもいい。
「Touch Diamond」。HTC製のWindows Mobile搭載スマートフォン。スマートフォンとしてのパケット代と、PCに繋いでの通信費はセットで4980円で抑えられる 「H12HW」。200万画素デジカメを搭載する、ごくシンプルな世界対応ケータイ。PCに繋ぐとデータ通信も可能だが、対応速度は下り最大3.6Mbpsまで 「H11LC」。逆にこっちはデータ通信用のアダプタに音声通話機能を追加したような形の端末。Webアクセスは不可能で、SMS機能と音楽再生機能を持つ
二段階の定額制サービスを提供するも
通信量の上限は基本的には同じ
データ通信系の料金プランのうち、主に選択肢に入ってくるのは「スーパーライトデータプラン」と「データプラン」の2種類。前者は二段階の定額制で、2年契約を前提とする「新にねん」との組み合わせ時は月1000~4980円。後者は純粋な定額制プランで同じく「新にねん」との組み合わせ時で月4980円。なおプロバイダー料金は不要だが、メールなどのサービスは用意されていない。
特典などに多少の違いこそあれど、毎月使うのならどちらにしても最終的には同じ料金だ。ちなみに最大21Mbpsのサービスだけは別プランになり、「スーパーライトデータプラン21」「データプラン21」は新にねんとの組み合わせで、上限がともに5980円。つまり1000円高となる。
またネットブックとセットで「0円」「1円」などで購入する場合は、「スーパーライトデータプラン にねんMAX」という特別な料金プランに加入する。これは月2900~6880円と月額で1900円のプラスとなる。前述のとおり、こちらの詳細は第2回で解説する。
ネットブックとのセットの大幅値引き時にに用いられる「スーパーライトデータプラン にねんMAX」は次回解説する
イー・モバイル
加入プラン データプラン
+新にねん スーパーライトデータプラン
+新にねん スーパーライトデータプラン+
にねんMAX
最大通信速度(下り) 3.6Mbps/7.2Mbps
最大通信速度(上り) 384kbps/1.4Mbps/5.8Mbps
月額料金 4980円 1000(~約3MB)円
~4980円(約14.5MB~) 2900(~約3MB)円
~6880円(約14.5MB~)
契約期間 2年契約
契約解除料 ~2万4000円(1ヵ月ごとに1000円減額) ~6万9600円(1ヵ月ごとに2900円減額)
プロバイダー料金 不要
サービスエリアの広さで圧倒
NTTドコモ
NTTドコモの無線データ通信サービスの特徴は?
日本のほとんどの市町村で下り7.2Mbps
混雑しにくい安定した速度
用意されている端末の種類が少ない
月額料金の総計はやや高め
サービスが一部制限されている
3G系サービスでイー・モバイルに続くチョイスになるのが、NTTドコモの「定額データプラン」。音声でシェアトップのドコモだけににインフラが最も整っており、ほぼ全国の市町村で下り7.2Mbpsのサービスが利用できる。
さらに速度が下り最大384kbpsに落ちるものの、通常のFOMAエリアでもデータ通信が可能。実際離島など他社が対応していないエリアもカバーしている。インフラが整っている分、ユーザーが多くても速度が落ちにくいのもドコモの強みだ。
NTTドコモのサービスの最大のメリットがサービスエリア。画面は鳥取市周辺を例にしている
ただしバックボーンへの負荷を意識してか、動画配信サービスやIP電話系サービスの一部が利用できない点は注意が必要だ。ビジネスユースの場合はあまり気にならない範囲に制限が留められているが、個人での利用であれば少々気になる。どのようなサービスが利用できないかは第5回で詳しく掲載する。
実質的な料金は7000円弱
料金プランは7月から新しくなり「定額データプラン スタンダード」に変わる。通常のケータイと同様にバリューコースも選択でき、その場合の月額利用料金は2000円~9765円。上限の金額が高いように感じるが、実際には2年契約が前提の「定額データ割」を適用すると1000円~5985円になるので、この組み合わせが基本になるだろう(ただし契約期間中の解約は9975~2万6880円の手数料が必要)。
ただし「定額データプラン」はイー・モバイルと異なり、プロバイダーの契約が必要となる。ドコモが提供している「mopera U」は840円。これが前述の5985円に上乗せされる。
USB接続型の端末が現在の主流
一方弱点と感じられるのが端末の少なさ。カード型、USB型があるものの必要最低限。店頭には置いてないこともある。端末の価格はもちろん、ネットブックとのセット販売での割引サービスなど、店舗によってさまざまな形で提供されているのでよく確認した上で契約してほしい。
「L-05A」。上りが最大5.7MbpsのHSUPAサービスに対応。右のL-02AともどもMac OS Xでの利用も可能 「L-02A」。下り7.2Mbps、上り384kbps。海外での利用も可能である。L-05AとL-02AはLG製端末 「N2502 HIGH-SPEED」。CFカード型の下り7.2Mbps対応端末
NTTドコモ
加入プラン 定額データプラン スタンダード バリュー
+定額データ割
最大通信速度(下り) 3.6Mbps/7.2Mbps
最大通信速度(上り) 384kbps/5.7Mbps
月額料金 1000(~約2.9MB)円~5985円(約17.4MB~)
契約期間 2年契約
契約解除料 9975~2万6880円
プロバイダー料金 840円(mopera Uの場合)
データ通信サービスのこれからの戦略は?
au
auの無線データ通信サービスの特徴は?
ドコモに次ぐエリアの広さ
端末数が少ない、USB接続型が選べない
実測でのスピードがやや遅い
早くから「Mbps」クラスのデータ通信を始めていたau。現在は下り最大3.1Mbps、上り最大1.8Mbpsである。ドコモ同様サービスエリアは広く、下り最大2.4Mbpsのエリアであれば人口カバー率は99%だ。
ただし定額制料金プランで使えるデータ端末はCFカード型とExpressCard型の2モデルのみ。ネットブックでは利用しづらい。速度面では上りが最大1.8Mbpsと高速に感じるが、一定以上のデータ通信を行なうと自動的に速度が制限される仕組みを備えており、実利用ではあまりそのメリットが感じられない。
料金プランは「WINシングル定額(シンプル)」で1890~5985円。ここにプロバイダ接続料が加わる。
定額制端末はカード型の2モデル
左からExpressCardの「W06K」、CFカード型の「W05K」。auで定額制データ通信サービスを利用するには専用端末が必要で、この2つがそれにあたる
au
加入プラン WINシングル定額 シンプル WINシングル定額 フルサポート
最大通信速度(下り) 3.1Mbps
最大通信速度(上り) 1.8Mbps
月額料金 2205(0MB)円
~5985円(約8.8MB~) 3150(0MB)円
~6930円(約8.8MB~)
端末購入補助 ── 2万1000円(2年契約)
プロバイダー料金 945円(au.netの場合)
安定した通信がメリットも、速度ではやや見劣り
XGPと3Gに注目したい ウィルコム
ウィルコムの無線データ通信サービスの特徴は?
安定した通信速度
契約方法によっては料金が非常に安い
ドコモのMVNOによる3Gサービスは魅力十分
当初はエリアが狭いが、次世代は相当速い!
現行PHSベースのサービスは速度がkbpsレベル
定額制無線データ通信サービスの元祖的存在が、ウィルコムと「AIR-EDGE」。まずは定番とも言える、PHSの通信回線を使ったサービスを紹介しよう。
速度は最大で800kbps
最大の通信速度は800kbps。この速度は上下対称である。ただし800kbpsはW-OAM typeGと呼ばれる方式に対応したデータ通信カードで、かつ基地局のバックボーンが光ファイバー化されているケースに限られる。光化されていない基地局の場合は最大512kbpsとなる。またスマートフォンなどに内蔵され、取り外しが自由な通信モジュール「W-SIM」では最大204kbpsまでの対応製品が登場している。
ウィルコムのスマートフォンなどで用いられている通信機能をモジュール化した「W-SIM」。端末から取り出して、USB接続アダプタに差し込むことで、PC用のデータ通信デバイスとして使える
一方メリットは、PHSの特徴として都心部などで基地局を密集して設置しているため、通信速度が安定している点。メールチェックなどに確実に使いたいユーザーにはまだまだ価値がある。
ともに現行最速の「W-OAM typeG」に対応した「AX530S」「AX530IN」。ともにPCカード型の端末だが、AX530SはUSBでの接続も可能なデュアルインターフェイスを採用する
音声端末系プランでもなかなかお得
データ通信向けの料金プランとして、まず挙げられるのが「新つなぎ放題」。2年契約が前提で月額3880円(契約解除料は9975円)と他社より割安である。
またウィルコムは音声端末の多くをPCに接続して、データ通信用に使うことができる。音声端末向けプランの「新ウィルコム定額プラン」(月2900円)ではパケット料は0~2800円。端末から使った分もパソコンで接続した分も合わせて、上限が2800円である。
製品はカード型が中心で、USB接続型も用意されている。また、前述のW-SIMをUSBポートに接続するためのアダプタなどもある。
W-SIMモジュールの「RX420IN」。切手大のサイズにPHSの通信機能が内蔵されている。通信速度は最大204kbps 「WS014IN」。W-SIMをPCカードスロットに装着するためのアダプタ。このほかにもUSB外付け型、ExpressCard型のアダプタも存在する W-SIMを採用した音声端末「WILLCOM LU」。データ通信をしたいときだけ、W-SIMを取り出してアダプタに差す、というような使い方もできる
最安980円でデータ通信が使い放題の例も!
端末の販売スタイルは、「W-VALUE SELECT」と呼ばれる端末の24回割賦払いがメイン。契約を継続する限り、最大24回まで適用される「W-VALUE割引」により実質的な端末価格が抑えられる。
また同社のオンラインショップでは、W-VALUE割引を端末の割賦代金より大きく設定することで、実質的に月980円程度で「新つなぎ放題」のサービスを利用できるキャンペーンもしばしば行なわれている。とにかく安く無線データ通信を利用したい場合はキャンペーンを探してみるといいだろう。
速度面では次世代のサービスに期待
速度面では競合相手に苦しい戦いを続けているウィルコムだが、6月からは下り最大7.2Mbpsの「WILLCOM CORE 3G」をスタート。さらに10月には上下最大20Mbpsの「WILLCOM CORE XGP」を開始する予定である。
まず、WILLCOM CORE 3GはドコモのFOMA網を用いた、ドコモ「定額データプラン」とほぼ同等のサービス。実際には細かな違いもあるのだが、詳細についてはこの記事を参照してほしい。
WILLCOM CORE XGPは試験サービスにおいて、実測10Mbps以上を確認している注目の次世代サービス(関連記事)だ。エリアについてはまだ未知数だが、当面は東名阪の都市圏が中心になることが考えられる。
ウィルコム
加入プラン 新つなぎ放題 新ウィルコム定額プラン
最大通信速度(下り) 204~800kbps
最大通信速度(上り) 204~800kbps
月額料金 3880円 2900円(音声定額)
+0(0MB)円~2800円(約4MB~)
契約期間 2年契約 1年契約
契約解除料 9975円 初年度4200年(以降2100円)
今一番速いサービスを使いたいのなら
UQ WiMAX
UQ WiMAXの無線データ通信サービスの特徴は?
今利用できるもっとも高速なサービス
さまざまなインターフェイスに対応した端末を用意
2年縛りなどが無いシンプルな契約形態
エリアはまだ狭め。室内も弱い
スペック値で下り最大40Mbps、上り最大10Mbpsと正式なサービスが始まっている無線データ通信の中では国内最速。世界標準として幅広く採用される予定の「WiMAX」技術を用いるため、内蔵ノートPCが数多く登場するなどの発展性も有望視されている。
現時点のサービスエリアは東名阪が中心。また、関西圏については都市部でもエリア拡大がやや遅れている。さらに用いる電波の特性上、室内などもやや苦手とする。実際にエリア内か不安な場合は、15日間の試用サービスも用意されているので契約前に利用するといいだろう。
端末はUSB型、カード型ともに幅広い。価格も1万円台前半からと安く、2年契約などの契約期間による縛りは一切無い。料金は単純な定額制の「UQ Flat」が月4480円。10月から「UQ 1Day」という1日600円のプランもスタート予定だ。
なお、UQ WiMAXのインフラを用いた、他社によるMVNOサービスもスタートしている。現時点では「UQ Flat」とほぼ同内容で、価格が若干安い程度のサービスが多いが、公衆無線LANサービスや3G系サービスとの組み合わせなど、今後はより便利なプランの登場に期待したい。
USB端末やカード型端末以外にも
モバイルルータ型、さらに内蔵ノートPCも
「UD01NA」。NECアクセステクニカ製のUSB接続型端末。コネクタ部が180度可動するのが特徴。より小型の「UD01SS」(シンセイコーポレーション製)も用意されている ExpressCard型の「UD02SS」(シンセイコーポレーション製)。さらにPCカード型の「UD02NA」も存在する
モバイルルータの「UG01OK」とUSBタイプの「UD01OK」。組み合わせて使うことで、UQ WiMAXの回線を用いた無線ルータになり、UD01OK単体ではPCに直接繋いで使うこともできる。ともにOKIネットワークス製
UQ WiMAXの大きな可能性として挙げられるのが、PCの標準機能としてWiMAX機能が搭載される未来。無線LANと同様に今後ノートPCの当たり前の機能になることもありえる。写真はWiMAX内蔵の「dynabook SS RX2」
UQ WiMAX
加入プラン UQ Flat
最大通信速度(下り) 40Mbps
最大通信速度(上り) 10Mbps
月額料金 4480円
契約期間 無し
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