1円パソコン、割安料金…イー・モバイル攻勢
参入2年足らず、契約128万件
http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20090326-OYT8T00357.htm?from=os2
イー・モバイルのデータ通信サービスを契約すれば、一部のミニパソコンが1円で買えるとあって人気を集めている(25日、ヨドバシカメラマルチメディアAkibaで) 携帯電話に新規参入して今月末で2年が経過するイー・モバイルがユニークな販売手法と低価格で業界の「台風の目」となっている。契約数を順調に伸ばす快進撃に大手各社も巻き返しに懸命だ。(佐々木鮎彦)
イー・モバイルは2007年3月末に東京、大阪、京都、名古屋でデータ通信サービスを開始。08年3月には音声通話サービスにも乗り出し、参入から2年足らずで累計契約数は約128万件(09年2月末)に達した。
累計契約数のシェア(市場占有率)は1・2%にとどまっているものの、新規契約数から解約数を差し引いた契約純増数は月によっては首位のソフトバンクモバイルに迫る健闘ぶりを見せている。
快進撃の原動力は奇抜な販売戦略だ。家電量販店でデータ通信サービスの長期契約(2年など)をすれば、5万円程度のミニパソコンが1円や100円などの超格安で購入できる仕組みを昨夏、他社に先駆けて導入した。
安さも武器だ。データ通信の定額料金は他社より安く、インターネットなどを手軽に楽しみたい初心者の心をつかんだ。音声通話サービスでは今年2月、イー・モバイル同士の通話が24時間無料になるサービスの月額基本使用料を780円と200円値下げした。千本倖生会長は「不景気では安さが重要。2台目需要を狙う」と言い切る。
こうした攻勢に対し、他社もデータ通信とミニパソコンとのセット販売、割引プランの強化などに動いている。
優位を誇ったデータ通信でも競争が激化する。KDDIなどが推進する次世代高速無線通信サービス「WiMAX(ワイマックス)」、ウィルコムの「次世代PHS(簡易型携帯電話)」はともに年内にサービスが本格化。一方、イー・モバイルやNTTドコモなどの次世代無線通信「LTE」のサービス開始は10年以降と遅れる。「通信速度の競争になれば、規模で劣るイー・モバイルが不利」(携帯電話大手)との指摘もある。
(2009年3月26日 読売新聞)
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