「T-Mobile G1」発売から半年、Android Marketは順調に推移
G1ユーザー1人当たりの平均アプリ・ダウンロード数は40以上
(2009年03月18日)
http://www.computerworld.jp/topics/google/138789.html
Android携帯「T-Mobile G1」が好調な米国T-MobileのCTO(最高技術責任者)、コール・ブロドマン(Cole Brodman)氏は3月17日、モバイル業界向けのイベントで、G1発売から半年ほどが経過した今のアプリケーション・マーケット「Android Market」の状況や、今後の取り組みなどについて語った。
ブロドマン氏は、カリフォルニア州レッドウッド・シティで開催中のモバイル業界向けイベント「Wireless Innovations 2009」(3月17-18日)において、ステージ上でインタビューに答えた。
Android携帯「T-Mobile G1」
同氏によると、現在、Android Marketにアップロードされているアプリケーションの数は約2,300本。また、そこからダウンロードされたアプリケーションの数は、G1ユーザー当たり平均で40本を超えるという。
「オープンソースの携帯電話OSであるAndroidを採用し、台湾HTCに製造委託したG1は大成功を収めた。G1ユーザーの8割はこの端末で日常的にWebを閲覧し、アプリケーションをダウンロードしている。Android Marketは順調に推移し、今や3分の1が有料アプリで占められている」(ブロドマン氏)
また同氏は、Android Marketの使いにくさに言及し、アプリケーションを検索しやすくする仕組みが必要だと進言した。
Android Marketでは現在、ユーザーの評価順にアプリケーションがランク付けされ、ユーザーは人気度や提供開始日を基にアプリケーションをチェックできる。だが、その数が2,300本ともなれば、使ってみたいものだけをピックアップする検索/カスタマイズ・ツールがないと、確かにかなり面倒である。
「長々としたアプリケーション・リストから選択するのは一苦労だ。ユーザーの趣味、嗜好に合わせて、自動的にアプリケーションを表示してくれる仕組みが欲しい」とブロドマン氏は述べたうえで、これをうまくやっているサイトの好例としてYouTubeを挙げた。
T-Mobileでは、現在1億500万人の潜在加入者がいる米国の3Gネットワークのカバー・エリアを、今年中に2倍に広げる予定だ。「データ・サービスに適したエリアのほぼすべてを網羅する」と、ブロドマン氏は意気込んでいる。
ブロドマン氏によると、そのネットワークは「HSDPA」を使っており、G1ユーザーは下り最高1Mbpsでアプリケーションをダウンロードしているそうだ。T-Mobileでは、ラジオとセルサイトからのバックホールを両方拡張するべく、機器メーカーと共同開発を行っているという。
「最高速度は1年以内に3倍になる可能性がある」とブロドマン氏。同社は次のステップとして、「LTE」(Long-Term Evolution)などの4Gテクノロジーではなく、「HSPA+」に目を向けている。T-Mobileの親会社であるドイツ・テレコムは昨年LTEをデモしたが、まだ4Gにどのテクノロジーを使うかは明言してない。
ちなみに、インタビュー後に米国Appleが「iPhone 3.0」を発表する予定だったこともあり、次期Androidに関してブロドマン氏は多くを語らなかった。同氏にGoogleがビデオ録画や代替キーボードを追加するかどうかについて聞いたところ、「Googleが取り組んでいるイノベーションは多岐にわたる。今あなたが挙げたいくつかについても当然取り組んでいるはずだ」という答えが返ってきた。
(Stephen Lawson/IDG News Serviceサンフランシスコ支局)
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