« 2008年08月 | メイン | 2008年10月 »

2008年09月 アーカイブ

2008年09月01日

ケイ・オプティコム、イー・モバイルのMVNOとして「eoモバイル」の提供を開始

 ケイ・オプティコムとイー・モバイルは9月1日より、ケイ・オプティコムの個人向けインターネット接続サービス「eo光ネット」のオプションサービスとして、高速モバイルデータ通信サービス「eoモバイル」の提供を開始した。


http://www.yomiuri.co.jp/net/cnet/20080901nt09.htm

 eoモバイルは、ケイ・オプティコムがMVNO(仮想移動体通信事業者)として、イー・モバイルのデータ通信網を利用して提供する無線データ通信サービス。イー・モバイルが提供するHSDPAを採用し、下り最大7.2Mbps、上り最大384kbpsの高速通信が可能だ。

 パケット通信料は、1パケットあたり0.042円。月額利用料金は、基本使用料が1カ月あたり1000円で、通信料の上限は4680円になる。対応端末は、イー・モバイル製のD02HWのみとなっている。(CNET Japan)

ケイ・オプティコム、月額最大4,680円のHSDPA高速モバイル通信サービス「eoモバイル」

 ケイ・オプティコムとイー・モバイルは、ケイ・オプティコムの個人向けインターネット接続サービス「eo光ネット」のオプションサービスとして、高速モバイルデータ通信サービス「eoモバイル」を9月1日より提供する。

http://digitallife.jp.msn.com/article/article.aspx/genreid=107/articleid=334121/

 eoモバイルは、イー・モバイルが提供する下り最大7.2Mbps、上り最大384kbpsのHSDPA高速モバイル通信サービス。提供通信端末はUSBタイプの「D02HW」で、CD不要の簡単なインストールで利用できる。なお、契約にはeo光ネットの契約が必要となるほか、eo光ネット1契約につき1台と限定されている。最低利用期間は2年間

 基本使用料は1,000円、パケット通信料は0.042/パケット(合計上限4,680円)。契約事務手数料は3,150円/台、通信端末購入費用は9,980円/台。



提供通信端末 D02HW(USB型)(RBB TODAY)

 ケイ・オプティコムとイー・モバイルは、ケイ・オプティコムの個人向けインターネット接続サービス「eo光ネット」のオプションサービスとして、高速モバイルデータ通信サービス「eoモバイル」を9月1日より提供する。

 eoモバイルは、イー・モバイルが提供する下り最大7.2Mbps、上り最大384kbpsのHSDPA高速モバイル通信サービス。提供通信端末はUSBタイプの「D02HW」で、CD不要の簡単なインストールで利用できる。なお、契約にはeo光ネットの契約が必要となるほか、eo光ネット1契約につき1台と限定されている。最低利用期間は2年間

 基本使用料は1,000円、パケット通信料は0.042/パケット(合計上限4,680円)。契約事務手数料は3,150円/台、通信端末購入費用は9,980円/台。



提供通信端末 D02HW(USB型)(RBB TODAY)

「分単位」のモバイルデータ通信、b-mobile 3Gの使い方

日本通信が8月から開始した「b-mobile 3G」は、通信時間を基準にする新しいタイプのモバイルデータ通信サービスとなる。その使い勝手を探ってみた。

[ITmedia]2008年09月01日 08時45分 更新

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0809/01/news023.html

 モバイルサービスを提供する日本通信は、8月からNTTドコモのFOMA網を利用したデータ通信サービス「b-mobile 3G」の提供を始めた。同サービスは「分単位」でデータ通信を行うスタイルであり、一般的なモバイルデータ通信サービスで導入している従量課金制や定額制とは異なった形態のサービスとなる。

 b-mobile 3Gは、最初に同社サイトや家電量販店の店頭でパッケージ製品を購入することになる。購入料金に含まれるのは、150時間分のデータ通信利用時間(初回手続きから480日有効)とUSB型データ通信端末、インストール用CD、簡易取り扱い説明書など。市場想定価格は3万9900円となっている。

b-mobile 3GのUSB型データ通信端末。端末内部にNTTドコモも基地局に接続するためのFOMAカード(SIMカード)を挿入する(右)。側面にmicroSDカードのスロットも搭載している

 携帯電話会社が提供するモバイルデータ通信を利用するには、携帯電話端末の契約と同じように、まずキャリアを選択し、次に使用する端末や契約プラン(期間契約型も含む)を選ぶ。b-mobile 3Gではパッケージを手に取ってレジで購入するだけで、利用開始時の手間が少ないのが特徴だ。同社ではこのような形態のサービスを通称「通信電池」と呼んでいる。商店などで必要な時に気軽に購入できる乾電池になぞらえたものだという。

接続はワンクリック

 初めて購入した場合は、まず付属のインストールCDでPCにb-mobile 3Gの接続ツールをインストールする。手順はウィザードに従うだけだ。次に同社が設置している「開通手続きダイヤル」へ携帯電話もしくはPHSから電話(固定電話では受け付けていない)し、パッケージ箱の側面に記載されている電話番号を入力する。開通手続きは15分程度で完了し、USB型データ通信カードをPCなどの端末に接続すると利用できるようになる。

接続ツールの標準ウインドウ

 データ通信の開始/終了の操作は、接続ツールの「3G Access」というボタンをクリックするだけ。最寄りのFOMAの基地局に接続が完了すると、まず日本通信の管理サーバへ通信し、b-mobile 3Gの利用確認を行う。利用可能時間は、接続ツールで確認することができる。データ通信を利用している間は有効な残り時間が分単位でカウントダウンされていく仕組みだ。

接続ツールでは残り時間の確認ほか、サービス利用と同時にブラウザやメールソフトを起動させる設定機能やサポート窓口の案内などが提供されている

 データ通信速度について、同社では「実測値は環境で大きく左右される」との理由から理論値を含めて公表していない。b-mobile 3Gで使用するデータ通信端末は中国のZTEが開発、製造するもので、HSDPA方式の下り最大3.6Mbpsの通信速度に対応する。実際にgooのスピード計測サイトで通信速度を測定したところ、都心では300~350kbps程度(平日昼間)、郊外では300~700kbps程度(休日昼間)という結果になった。参考値となるが、イー・モバイルが提供する3.6Mbpsの通信カードで同様に計測したところ、都心では1.10~1.25Mbps程度(平日昼間)という結果になった。

gooスピードテストでの下り通信速度の測定結果(東京・有楽町)。左がb-mobile 3G、右がイー・モバイルの「EMブロードバンド」サービス。ともに最大3.6Mbps対応の端末だが、b-mobile 3GはNTTドコモのネットワークに接続するため基地局周辺に多数のユーザーがいると通信速度に影響が出るが、サービスエリアは全国となる

 実際の使用感では、静的なWebサイト(動画などが少ないサイト)の閲覧や添付ファイルを伴わない電子メールの利用にはほぼ支障がない。動画を閲覧したり、大容量データのファイルを送受信したりすると、通信速度の制約からやや時間がかかる。ビジネス用途の場合、電子メールでの連絡やWeb上にあるスケジュール情報や連絡事項の確認といった利用に適しているとの印象を得た。画面転送型シンクライアントのように、ネットワークの帯域をフルに使うような本格的な利用形態はやや苦手なようだ。

モバイルの利便性とコストのバランスを

 b-mobile 3Gの最大のメリットは、「時間」というユーザーが分かりやすい単位で利用できる点にあるようだ。従量課金の場合、「1パケット当たりいくら」という料金形態になるが、利用料金を把握するためには管理ツールなどを別途用意して、常に通信総量をチェックしておく必要がある。使い過ぎてしまうと、「パケ死」と呼ばれるように膨大な金額の通信料金を請求されるだろう。

 また、イー・モバイルやウィルコムではPCデータ通信向けに、さまざまなタイプの定額制を導入している。完全定額制なら、利用時間や通信総量を気にすることなくデータ通信を利用できる。だが、月額料金は概ね4000~6000円となっており、利用頻度が少ない場合には割高になる。最近では「2段階定額」という形で、通信量に応じて定額制と従量課金を併用するプランも増えつつある。2段階定額の場合は最低料金が1000円台からと安価ではあるが、通信頻度が増えると完全定額制と同じように割高となってしまうだろう。

 日本通信ではb-mobile 3Gの平均的な利用イメージとして、1週間に数回、毎回1~2時間の利用であれば月額2500円程度になると説明している。モバイルデータ通信で、常に通信料金を気にしたくはない、必要以上に通信コストを出費したくないといった場合には、時間単位で利用するサービスも選択肢の一つになりそうだ

2008年09月02日

MacでDoCoMoの定額高速データ通信が可能に--通信ソフトが提供開始

NTTドコモは9月1日、FOMA A2502 HIGH-SPEED対応Mac用通信ソフト「ドコモ コネクションマネージャ for Mac (Ver.1.00.0001)」をリリースした。動作環境はMac OS X 10.4.7 - 10.4.11 / 10.5.0 - 10.5.4、Intel製CPUを搭載したMacintoshハードウェアが必要。

http://journal.mycom.co.jp/news/2008/09/01/050/

ドコモ コネクションマネージャ for Macは、USB接続型データ通信端末「FOMA A2502 HIGH-SPEED」専用の通信ソフト。FOMAデータ通信サービスへの接続や、利用料金の概算を把握する事が可能な料金カウンタなどの機能をパッケージ化、Macから定額データプラン対応アクセスポイントに接続する機能を持つ。これまで同社のPC向けデータ通信サービスは、Windows版のユーティリティソフトのみ提供されていたが、本ソフトの提供開始により、Macユーザにもドコモが持つ下り最大7.2Mbpsの高速データ通信網を定額利用する道が開かれる。

定額対象となる通信は、HSDPA対応端末を接続したMacから、本ソフトの「パケット (定額)」を利用して定額対応アクセスポイントへ接続した国内FOMAパケット通信に限定される。定額対応以外のアクセスポイントへの通信、国際ローミング、SMS、プッシュトークは定額の対象に含まれない。64kデータ通信およびドコモ公衆無線LANサービスは、現時点では非対応だが、今後の対応が予定されている。

NTTドコモでは、2年契約を条件にPC用データ通信定額料金を割引く「定額データ割」を、同日より提供開始している。この料金プランを利用すれば、「定額データプランHIGH-SPEED」選択時には最大6,720円、「定額データプランHIGH-SPEEDバリュー」選択時には最大5,985円で、高速データ通信の定額利用が可能になる。

BIGLOBE、法人向け高速モバイルサービスの単独契約を可能に

BIGLOBEは、法人向け高速モバイルサービスにおいて、専用契約コースの提供を開始した。

http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/41602.html

 法人向け高速モバイルサービスはこれまで、BIGLOBEオフィスサービスのオプションとして提供されており、同サービスのみ契約することができなかった。9月1日からは、オフィスサービスに申し込むことなく法人ペイメントIDが取得可能となり、法人向け高速モバイルサービスのみ利用できるようになった。

 利用料は、定額プランの場合に月額5618円、二段階定額プランの場合に月額2720円~6227円となり、初期費用はいずれも2835円となる。なおデータ通信端末のレンタル費用は月額料金に含まれる。

 BIGLOBEの法人向け高速モバイルサービスは、イー・モバイルの通信網を利用したMVNOによるサービス。下り最大7.2Mbpsに対応し、USB型およびPCカードタイプの端末が利用できる。



■ URL

  ニュースリリース

  http://www.biglobe.co.jp/press/2008/09/080901-1.html


(津田 啓夢)

2008/09/01 17:27

ケイ・オプティコム、イー・モバイルのMVNOとして「eoモバイル」の提供を開始

 ケイ・オプティコムとイー・モバイルは9月1日より、ケイ・オプティコムの個人向けインターネット接続サービス「eo光ネット」のオプションサービスとして、高速モバイルデータ通信サービス「eoモバイル」の提供を開始した。

http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20379471,00.htm

 eoモバイルは、ケイ・オプティコムがMVNO(仮想移動体通信事業者)として、イー・モバイルのデータ通信網を利用して提供する無線データ通信サービス。イー・モバイルが提供するHSDPAを採用し、下り最大7.2Mbps、上り最大384kbpsの高速通信が可能だ。

 パケット通信料は、1パケットあたり0.042円。月額利用料金は、基本使用料が1カ月あたり1000円で、通信料の上限は4680円になる。対応端末は、イー・モバイル製のD02HWのみとなっている。

ゲームロフト、イー・モバイル向けに9タイトル配信開始

 ゲームロフトは、イー・モバイル向けにゲームの提供を開始し、9タイトルの配信を開始した。利用料は各タイトルとも1ダウンロード315円で、現在の対応機種は「H11T」。

http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/41599.html

 ゲームロフトが携帯電話向けとして提供しているさまざまなジャンルの人気タイトルが、イー・モバイルの端末向けにも提供されることになった。配信が開始されたのは、実在スポットも登場するアバターライフシミュレーションゲーム「東京シティー★ナイツ」、最高級の実在スポーツカーが登場する3Dレースゲーム「アスファルト4」、ニューヨークの市長となり街を発展させる「街をつくろう~NY編~」、SDキャラクターの野球ゲーム「みらくる♪甲子園」、有名選手が実名で登場するサッカーゲーム「リアルサッカー2008」、脳トレ系最新作「脳眼力総合トレーニング」、セクシー系ミニゲーム「エッチなお姉さん崩し」「エッチなお姉さんめくり」「お風呂のお姉さん」の合計9タイトル。

 同サイトへは、公式サイトの「ゲーム」からアクセスできる。


「東京シティー★ナイツ」「アスファルト4」「街をつくろう~NY編~」

「みらくる♪甲子園」「リアルサッカー2008」「脳眼力総合トレーニング」

「エッチなお姉さん崩し」「エッチなお姉さんめくり」「お風呂のお姉さん」


■ URL

  ゲームロフト

  http://www.gameloftjapan.com/


(太田 亮三)

2008/09/01 15:06

エイサーのEee PC対抗ノート、イー・モバイルとのセットで9980円

 日本エイサーは2008年8月22日、Eee PC対抗のモバイルノート新製品「Aspire one」の発売を記念して、ブロガーや報道関係者を招いた前夜祭イベントを開催した。発売開始日は8月23日。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080825/313339/

 このモバイルノートは8.9型液晶ディスプレイを搭載した小型・低価格ノートで、価格は5万4800円。同時にイー・モバイルの通信サービス「スーパーライトデータプランにねんMAX」に加入すると、初期費用9980円で購入できる。発売初日となる8月23日には、ビックカメラ有楽町店にて店頭イベントやセレモニーが行われる予定だ。

 前夜祭イベントでは、Aspire oneの開発にまつわる話などが紹介された。「当社では、以前からインターネットを携帯電話とノートパソコンの間を埋めるデバイスの可能性を感じていた。実際、今回のノートは2006年から『Macles』というコードネームで開発してきた」(日本エイサー 事業推進部 マーケティングコミュニケーション課 瀬戸和信氏)という。また、女性を意識して、なめらかで丸みを帯びたデザインを採用にしたという。

 今後の予定として、カラーバリエーションについても発表した。今回発売する白と青のほかに、ピンク、黒、茶色などのバージョンを作成し、2008年の年末に発売する。

 台湾アスーステック・コンピューター(ASUS)の「Eee PC」から始まったミニノート市場は、対抗製品の登場によりさらに拡大していくことになる。


日本エイサー


ビックカメラ有楽町店 イベント情報


(水谷 守孝=日経パソコン) [2008/08/25]

2008年09月03日

イー・モバイル、下り7.2MbpsのUSBスティック型端末「D12LC」

 イー・モバイルは、中国のLongcheer Technology製のUSB接続型データ通信端末「D12LC」を発売する。同社サイトでは9月13日より、店頭では9月20日より販売される。

http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/41643.html

 「D12LC」は、下り最大7.2Mbpsで通信できるUSB接続型のデータ通信端末。下り3.6Mbps対応の「D11LC」と同じく、USBメモリ風のスティック形状を採用しており、「data-stick(データスティック)」という愛称が付けられている。

 microSDHCカードスロットを搭載しており、最大4GBまでのmicroSDHCカードが利用できる。対応OSは、Windows 2000/XP/Vista、Mac OS X 10.4~10.5。W-CDMA/HSDPA方式(1.7/2.1GHz)とGSM方式(900/1800/1900MHz)に対応するが、国内では1.7GHz帯のW-CDMA/HSDPA方式でのみ利用できる。

 大きさは約27×13.2×85mmで、重さは約30g。ボディカラーはブラック、ホワイト、シャンパンゴールドの3色。同社サイトでの初期費用は、ベーシックの場合で3万3980円、新にねんで9980円となる。



■ URL

  プレスリリース

  http://www.emobile.jp/cgi-bin/press.cgi?id=572

■ 関連記事

・ イー・モバイル、中国Longcheer製USBデータ通信端末「D11LC」


(関口 聖)

2008/09/03 15:48

総務省、HSPA+方式に向け告示改正案公表

 総務省は、HSPA Evolution(HSPA+)方式の通信を可能とするため、総務省告示1299号の一部改正案を作成。10月3日まで改正案に対する意見募集を行う。

http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/41638.html

 HSPA Evolution(HSPA+)は、3Gの標準化を進める団体「3GPP」が定めた通信規格の1つで、HSPA方式をさらに高速化した通信規格となる。なおHSPAは、W-CDMA方式の下り通信速度を高速化させたHSDPAと、上り通信速度を高速化させたHSUPAの総称。

 総務省では今回、HSPA Evolution(HSPA+)の通信を実現するため、「平成17年総務省告示第1299号(符号分割多元接続方式携帯無線、時分割・符号分割多重方式携帯無線通信及び時分割・符号分割多元接続方式携帯無線通信を行う無線局等の無線設備の技術的条件を定める件)」の一部改正案を公表した。

 パケット通信方式の技術的条件は現在、下りの通信速度を意味する基地局から陸上移動局への送信が14Mbps以下、上りを意味する陸上移動局から基地局への送信が2Mbpsと記載されている。改正案では、下りの速度を22Mbps以下、上りの速度を12Mbpsと変更された。

 総務省では意見募集の結果を踏まえて、すみやかに告示を改正するとしている。



■ URL

  報道資料

  http://www.soumu.go.jp/s-news/2008/080903_6.html


(津田 啓夢)

2008/09/03 15:15

iPhone + NetShareでドコモに対抗するか? 勝手に予測してみた

MacでHSDPAの高速データ通信が可能なドコモのプラン、iPhone + NetShareで対抗するのか?

最新特集【一覧】

http://builder.japan.zdnet.com/sp/iphone-3g-2008/story/0,3800087831,20379682,00.htm

Oracle VM Templatesを活用する

iPhoneがそれでもJailBreakできる理由

人気記事【一覧】

4:あなたとは違うんです:福田首相公式サイトのドメインが「登録できます」 9月1日、NTTドコモから「ドコモ コネクションマネージャ(Mac用)」がリリースされた。USB接続型データ通信端末「FOMA A2502 HIGH-SPEED」専用だが、本ソフトの利用により、MacでもHSDPAの高速データ通信(下り最大7.2Mbps)が定額で利用可能となる。

 このソフト、見方によってはiPhone 3Gと競合する。もっとも安価なプラン(定額データプランHIGH-SPEEDバリュー)は月額5,985円、これで慣れたMac OS Xのフル機能を使いつつどこにいても高速通信できるようになる。iPhone 3GとMacの両方を持ち歩かなくてもいいや、と考えるユーザは少なくないはずで、FOMA A2502+MacBookという組み合わせは大いに「アリ」だ。

 注目したいのは、ソフトバンクモバイルの出方。MacユーザはiPhone 3Gの有望な顧客層(のはず)で、NTTドコモの「パケ・ホーダイ ダブル」に即座に反応した実績もあるだけに、ああそうですか、と今回のNTTドコモの措置を見逃すとは考えにくいからだ。

 そして、ソフトバンクモバイルにはその気になれば今日からでも対抗できる「術」がある。それは……「NetShare」。このソフトの国内販売を認めるだけでいいのだ。9月2日現在、App Storeでは見当たらないが。

NTTドコモが「ドコモ コネクションマネージャ(Mac用)」をリリースした。いくつか制限はあるが、MacにもHSDPA定額時代が到来した

2008年09月04日

「Nokia N96」の欧州での出荷がスタート

フィンランドのNokiaは9月3日(現地時間)、同社Nシリーズの最新ハイエンドモデル「Nokia N96」を欧州市場向けに出荷開始したと発表した。販売価格は税別で550ユーロ、携帯キャリアによっては通年契約で割引サービスが適用される。

http://journal.mycom.co.jp/news/2008/09/04/002/

N96はマルチメディア機能を多数搭載したNシリーズのフラッグシップモデルで、N95の後継にあたる。今年2月にスペインのバルセロナで開催されたMobile World Congress 2008で発表された。500万画素のカールツァイスレンズ搭載デジカメ機能、DVB-H方式のデジタルTV受信機能、16GBの大容量フラッシュメモリを内蔵。microSDカードを通してストレージを最大24GBまで拡張できる。ディスプレイサイズは2.8インチのQVGA(320×240ピクセル)で、N95と同様に本体をスライドする方向で異なる機能の操作キーが出現するデュアルスライド機構となっている。HSDPAのほか、Bluetooth 2.0、IEEE 802.11b/gの無線LAN機能に対応し、GPSを装備、FMラジオ受信も可能。各種メディアファイルの再生に対応、USB 2.0経由でPCと接続する。

当初、Nokiaの発表でN96のリリースは10月1日が見込まれていたが、それより約1カ月早い登場となった。

BIGLOBE、「法人向けBIGLOBE高速モバイル」の専用契約コースを開始

 NECビッグローブ(BIGLOBE)は9月1日、モバイル通信サービス「法人向けBIGLOBE高速モバイル」の専用契約コースを開始した。

http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20379648,00.htm

 法人向けBIGLOBE高速モバイルは、イー・モバイルのHSDPA通信を活用した、下り最大7.2Mbps、上り最大384Kbpsの高速モバイル通信サービス。

 同サービスはこれまで、「BIGLOBEオフィスサービス」のオプションとして提供されており、モバイルサービスだけを利用したい場合でも、オフィスサービスに申し込む必要があった。

 今回の専用契約コースの開始により、ユーザーはオフィスサービスに申し込むことなく、BIGLOBE法人ペイメントIDを事前に取得することで、モバイルサービスの利用料のみで利用できるようになった。

 料金は、定額プランが月額5618円、二段階定額プランが月額2720円~6227円となっている。いずれも初期費用2835円がかかる。

イー・モバイル、7.2Mbps対応のUSB型通信端末「D12LC」を発売

イー・モバイルは3日、下り最大7.2Mbps(規格上の理論値)のHSDPA通信に対応した、USBタイプのデータ通信端末「D12LC」(Longcheer Technology製)を発表した。カラーバリエーションは、ブラック/ホワイト/シャンパンゴールドの3色。イー・モバイル取扱店にて、13日よりブラックを、20日よりホワイトとシャンパンゴールドを販売する。

http://journal.mycom.co.jp/news/2008/09/03/060/

なお実店舗の販売を優先し、イー・モバイルオンラインストアでの販売は、端末の供給体制が整い次第、順次開始する予定となっている。イー・モバイルオンラインストアで購入した場合の初期費用は、「ベーシック」契約で33,980円、「新にねん」契約で9,980円となる。

D12LCは、下り最大3.6Mbps(規格上の理論値)の通信に対応した「D11LC」と同じく、USB接続端子を備えたスティック型のデータ通信端末。D12LCでは新たに、下り最大7.2MbpsのHSDPA通信に対応したほか、microSDHCカードスロット(最大4GB)を搭載した。

寸法・重量は、約27.0(W)×13.2(H)×85.0(D)mm・約30g。対応OSは、Windows Vista 32bit、Windows XP Professional/Home Edition SP 2以降、Windows 2000 Professional SP 4以降、Mac OS X 10.4.~10.5。通信方式は、W-CDMA/HSDPA(1.7/2.1GHz)、GSM(900/1800/1900MHz)に対応。日本国内ではW-CDMA/HSDPA(1.7GHz)のみ利用可能。

サイズ 約27.0(W)×13.2(H)×85.0(D)mm

質量 約30g

カラーバリエーション ブラック、ホワイト、シャンパンゴールド

通信方式 W-CDMA/HSDPA(1.7/2.1GHz)、GSM(900/1800/1900MHz)

日本国内ではW-CDMA/HSDPA(1.7GHz)のみ

カードスロット microSDHCカードスロット×1(最大4GB)

対応OS Windows Vista 32bit/Windows XP Professional/Home Edition SP 2以降、Windows 2000 Professional SP4以降、Mac OS X 10.4.~10.5

イーファクター、被リンク状況からモバイルサイトの信頼性を数値化するツール

 モバイルサイト支援事業を手がけるイーファクターは9月3日、携帯電話向けWebサイトの信頼性を被リンク状況から数値化するツールを開発し、試験運用を開始したと発表した。今後、同社の検索エンジン最適化(SEO)コンサルティングサービスで活用するとともに、一般公開も検討する。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080903/314097/

 ツールの名称は「トラストチェッカー」。計測対象モバイルサイトに対するリンク情報を収集し、信頼できるWebサイトからリンクされている度合いを数値化する。

 検索サイトは検索順位の決定時に被リンクの状況を重視しており、スパムブログなどからのリンクと信頼性のあるWebサイトからのリンクでは、順位への影響力が非常に異なるという。同社は、信頼できるWebサイトとしてニュースサイト、ソーシャルブックマーク、Q&Aサイトなどの国内優良サイトを選定。また、Yahoo! JAPANの有料ディレクトリ登録サイトからの被リンクといった55項目の基準を設け、信頼性の数値化を試みる。

 信頼性の高いWebサイトと検索順位との相関関係を分析し、より価値の高いSEOサービス提供につなげたい考え。また、一般公開を目指して精度向上と機能追加も図る。

■関連情報

・イーファクターのWebサイト http://e-factor.jp/


(日経ネットマーケティング) [2008/09/03]

イー・モバイル、下り7.2Mbpsに対応したスティック型USB端末

イー・モバイルは、同社のデータ通信サービスに対応したUSB接続型の新端末「D12LC」を9月20日に発売する。

http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/23035.html

 D12LCは、Longcheer Technologyが開発した本体にUSB接続端子を備えたスティック型のデータ通信端末。前モデル「D11LC」は下り3.6Mbps、上り384kbps対応だったが、D12LCでは下り7.2Mbpsに対応したほか、最大4GBまでのmicroSDHCカードが利用できるカードスロットを搭載した。Windowsではインストール作業の必要ない「ゼロインストール」に対応するほか、Mac OSでもCDなどの必要なく本体のみでインストールできる。

 本体サイズは約27.0×85.0×13.2mm(幅×奥行×高)、重量は約30gで、本体カラーはブラック、ホワイト、シャンパンゴールドの3色。OSはWindows Vista/XP/2000、Mac OS X 10.4~10.5に対応する。

 初期費用は2年の継続利用を条件とする「新にねん」で9980円。利用期間の制限がない「ベーシック」では3万3980円となる。なお、全3色のうちブラックのみをイー・モバイル取扱店で先行販売する。


■ URL

  ニュースリリース

  http://www.emobile.jp/cgi-bin/press.cgi?id=572

■ 関連記事

・ イー・モバイル、スティック型の新データ端末。料金プランも拡充


(甲斐祐樹)

2008/09/03 16:02

2008年09月05日

英Vodafone、DellのミニノートPCを今月欧州市場で提供へ

大手携帯電話オペレータの英Vodafoneは9月4日(現地時間)、米DellのミニノートPC「Dell Inspiron Mini 9」の3G/HSDPA内蔵モデルを主要欧州市場で今月中に発売することを発表した。VodafoneとDellが独占的に販売する。

http://journal.mycom.co.jp/news/2008/09/05/025/

今回の発表は、今年1月にDellとVodafoneが締結した提携に基づくもの。2社は当初、Vodafoneの3Gモバイル技術を英国、フランス、ドイツなどで販売するミニノートPCに組み込むことを発表していた。

Inspiron Mini 9は、Dellが同日、世界的に発表した同社初のミニノートPC。重さは1035gと軽量で、本体サイズは232×172×16.8mm(幅×奥行き×最薄部の厚さ)。8.9インチのLCD画面(1024×600ピクセル)を持つ。米IntelのAtom Processorを搭載し、OSは「Windows XP Home Edition」または「Ubuntu 8.04」がある。

無線機能では無線LANをサポートするが、Vodafoneとの提携により、3G/HSDPA内蔵モデルが用意された。

3G内蔵モデルは、Vodafoneのショップとオンラインショップ、Dellの直販サイトで独占的に販売される。発売時期は今月後半としているが、詳細は未定。価格、提供する国についても、後日明らかにするという。

3Gを内蔵した「Dell Inspiron Mini 9」

イー・モバイル、下り最大7.2MbpsのUSB対応データ通信カード

 イー・モバイル(千本倖生会長兼CEO)は9月3日、Longcheer Technology社製でUSB接続のデータ通信カード「D12LC」を、9月20日に発売すると発表した。ブラック、ホワイト、シャンパンゴールドと、3色のカラーを用意し、ブラックのみ9月13日から、イー・モバイル取り扱い店舗で先行販売する。

http://www.asahi.com/digital/bcnnews/BCN200809050001.html

 同社のHSDPA通信サービス「EMモバイルブロードバンド」を利用し、最大7.2Mbpsの受信速度でデータ通信が可能。国内のUSB対応データ通信カードとしては初めて、容量4GBまでのmicroSDHCカードが装着できるスロットを搭載した。OSはWindows Vista/XP/2000、Mac OS X 10.4-10.5に対応し、Windows OSであればインストールなしで利用できる。


 サイズは幅27×奥行き85×高さ13.2mmで、重さは30g。イー・モバイルオンラインストアでの初期費用は、料金プランが「ベーシック」の場合は3万3980円、「新にねん」の場合は9980円。

被リンクからモバイルサイトの信頼度を診断する「トラストチェッカー」

 イーファクターは、モバイルSEOにおいて重要となる「被リンク」によってサイトの信頼度を診断する「トラストチェッカー」を試験的に公開した。

http://markezine.jp/article/detail/5266

 「トラストチェッカー」は、そのサイトがどの程度信頼あるサイトからリンクを得ているかを数値化して表示する。信頼性を数値化するために、信頼できるサイトとして、ニュースサイト、ソーシャルブックマーク、 Q&Aサイトなどの国内の優良サイトを選定。さらに、ヤフーカテゴリ登録サイトなどの有料ディレクトリ登録サイトからの被リンクといった55項目を基準としている。

 イーファクターは今後、ツール自体の公開も視野に入れてツールの精度の向上を図るとしている。

2008年09月06日

8月携帯契約数はソフトバンク<9984.T>が純増数で16カ月連続トップ、アイフォーン効果は縮小

[東京 5日 ロイター] 携帯電話各社による5日発表の新規契約から解約を差し引いた純増減数では、ソフトバンク(9984.T: 株価, ニュース, レポート)の子会社ソフトバンクモバイルが16万3300件の純増となり、16カ月連続でトップを維持した。低価格プランへの消費者からの支持や、7月発売の米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)の携帯電話端末「iPhone(アイフォーン)3G」による集客効果が続いている。

http://jp.reuters.com/article/domesticFunds/idJPnTK015766320080905

 2位はNTTドコモ(9437.T: 株価, ニュース, レポート)の8万4400件の純増。3位はイー・アクセス(9427.T: 株価, ニュース, レポート)グループのイー・モバイルで、ドコモとほぼ同水準となる8万4300件の純増だった。イー・モバイルは、低価格のパソコンと組み合わせたデータ通信プランなどが消費者に受け入れられているとみられる。KDDI(9433.T: 株価, ニュース, レポート)は5万4900件の純増だった。


 番号継続制(MNP)利用による転入出数は、ソフトバンクが3万3600件の転入超となった。7月発売のアイフォーンが他社からの契約者獲得に貢献している面がある。ただ、アイフォーン発売直後の7月のMNPは前年同月に比べ約3倍と大きくふくらんだが、8月は同2倍弱となっており、その効果は弱まってきている。

 競合するドコモは同4万3700件の転出超、KDDIは9800件の転入超だった。イー・モバイルは300件の転入超だった。

2008年09月07日

iPhone効果が残り,8月もソフトバンクモバイルが純増数の首位を守る

 電気通信事業者協会(TCA)は2008年9月6日,2008年8月末時点の携帯電話・PHS契約数を発表した。新規契約数から解約数を差し引いた月間純増数はソフトバンクモバイルが16万3300増とiPhoneが発売された前月(7月)の21万5400より下がったもの,16カ月連続で首位を維持した。「iPhone効果があったほか,夏モデルも順調に売れた」(ソフトバンクモバイル)という。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/Research/20080905/314230/

 このほか注目すべきは,イー・モバイルの躍進だ。2位はかろうじて8万4400増のNTTドコモが守ったものの,イー・モバイルが8万4300増(前回は6万5000増)となり,その差は100になった。「EeePCとのセット販売や7月からのキャンペーン,USBスティック型の通信モジュールD11LCが売れたことで今回好調だった」(イー・モバイル)と言う。

 4位のKDDIは前回の1万7000増から巻き返し,5万4900増となった。なおNTTドコモの場合は,純増数8万4400件に2契約とカウントする「2in1」のサービス分の5万6300契約が含まれている。2契約とカウントしない2in1自体の純増数は4万8500。PHSではウィルコムが1万7400減となった。

 番号ポータビリティ(MNP)による転入出状況は,ソフトバンクモバイルが4万3700件,イー・モバイルが300件の転入超過。一方,NTTドコモのみが,4万3700件の転出超過となった。NTTドコモは,「FOMA706iシリーズが出そろったのと,全体の解約率が減る方向にあり,前回の5万1100件よりも転出数が減った」と分析している。

 KDDIは今回,9800件の転入超と前回の転出超からプラス回復。「iPhoneの購入意欲の一巡と,夏のキャンペーンの効果が出た」(広報部)と見ている。


(中道 理=日経コミュニケーション) [2008/09/05]

イーモバに冷たい各社

みなさんこんばんは〜。やっと週末ですねー。汗

僕はやっと今大学の出願準備を完了したところです。

http://japan.cnet.com/blog/isidai/2008/09/05/entry_27013542/

さて,今日は携帯電話の話。僕は今,「NTTドコモ」と「イー・モバイル」の二台持ちです。NTTドコモは家族が使っているので中学生の時に携帯を買ってからそのまま持ってます。イー・モバイルは今年の6月にH11Tを購入しました。 普通に使ってますがやっぱり外出先でMacからネットできると楽ですよね。端末からでもモデムとしてもパケット定額内ですからすごく安心できます。速度もそれなりにでますし。対応エリアも速いスピードで拡大しています。

さて,そんな頑張ってる携帯会社のイー・モバイルですが…。対応サイトが少ないんですよね。 各社非常にイー・モバイルに対して冷たい態度です。なんなんでしょう。

携帯キャリア各社純増数 電気通信事業者協会(TCA)は9月5日に2008年8月末時点の携帯電話・PHS契約数を発表しました。それによると,16ヶ月連続でソフトバンクが首位を獲得して16万3300契約純増です。続く2位はNTTドコモの8万4400契約純増。そして!イー・モバイルがauを抜いて8万4300契約純増です。auは5万4900契約純増。NTTドコモに追いつく勢いですね。一ユーザーとしてはうれしい限りです。ちなみにウィルコムは1万7400契約純減です。料金・回線ともにイー・モバイルのほうが有利なのかもしれませんね。

好調のイー・モバイル

僕が思うに,イー・モバイルが好調なのは多分「100円PC」の存在もあるし,次第に一般のユーザーにも認知されるようになってきたという理由も重なっているのでしょう。僕の高校ではイー・モバイルを知ってるのは数人しか居ませんし,契約してるのは僕だけです。

大幅純減のウィルコム

ウィルコムはWILLCOM 03やD4を7月に発売しましたが8月に入ってから新機種需要も薄くなり,法人の回線契約も落ち込む時期なのでしょう。それかやはり料金と回線スピードのあるイー・モバイルに移った方が多いのかも知れません。でもウィルコムはPHSの良いところを活かして事業展開していると僕は思ってます。昔に比べて飛躍的にハンドオーバーも強くなりましたしね。 料金プランも業界に先駆けた動きをしてくれています。災害時には携帯電話よりPHSのほうが接続の安定性やアンテナの分散による耐障害性,復旧の容易さや簡易基地の設置のしやすさなど良いところもいっぱいあります。

対応サイトの少なさ 先に述べたイー・モバイルの純増ですが,100円PCの場合は携帯電話じゃなくてUSB式端末の付属のはずですから,回線契約数の純増とは云っても携帯電話の数が増えているとは一概には云えませんよね。イー・モバイルの携帯電話を使っていて実感することは対応サイトの少なさなんです。mixiすら対応してくれませんし,着うた対応の端末でも着うた配信サイトが非常に少ない上に配信されている楽曲もほとんどありません。すごく残念です。対応エリアの次に頑張って欲しいことは端末が対応するサービスにサービス自体が対応することではないでしょうか。せめてmixiと着うただけでも対応して欲しいと思っています。

何故対応サイトが少ないのか

何故なのでしょう。単に利用者が少ないとか云う理由なのでしょうか。しかしイー・モバイルに対応すれば利用ユーザーは若干にしろ増えますよね。減ることはないはずです。なのに何故サイトはここまで対応に消極的なのでしょうか。思い当たる理由は特に無いように思います。変な技術仕様があるわけでもないです。僕が開発した携帯向けサービスは必ずイー・モバイルにも対応させるようにしています。各社対応にはもう少し時間が必要かも知れませんが,いつの日か対応してくれることを望みます。ね,イー・モバイル携帯端末をご利用の皆さん?

2008年09月08日

iPhoneショック,携帯の事業モデルが崩壊

 「これほど人々に感動と興奮を与える製品が登場することは,歴史上何回もない」。ソフトバンクの孫正義社長は発売日の7月11日,米アップルのiPhone 3Gをこう表現した。その理由として,HSDPAの通信機能で場所を選ばずWebブラウズができる,音楽やゲームを快適に楽しめる,などの特徴を孫社長は列挙した。実際,質感の高い外観とタッチパネルの操作性はユーザーの目を引きつけているが,iPhone 3Gの衝撃はそれだけではない。iPhone 3Gは,国内携帯電話のコンテンツ・ビジネスの枠組みを突き崩す可能性がある。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080901/313913/?ST=network

 その尖兵となるのが「App Store」である(写真1)。App Storeは,米アップルが自らの自由な発想で開発した端末に,新たな魅力を付け加えるうえで重要な役割を担う。iPhoneの機能や用途を広げるアプリやコンテンツを,自前のシステムで配信するのだ。国内の携帯電話事業者は,携帯電話網の運営だけでなく,端末の開発やコンテンツ提供などのサービスを統括してきた。iモード,EZweb,Yahoo!ケータイといったシステムから,アプリケーションやコンテンツをユーザーに提供して料金を徴収している。App Storeはその役割を奪う形となる。

写真1●iPhone/iPod touch用のアプリケーションを公開・販売する「App Store」

[画像のクリックで拡大表示]

 iPhone用のアプリケーションを充実させるために,アップルは開発者向けに無料でSDKを配布。App Storeを通してアプリケーションを世界中に配信できるというチャンスに,多くのソフトウエア開発者が飛びついている。

 アプリケーション流通のベースとなるiPhoneの販売も今のところ好調だ。アップルはiPhone 3Gの全世界の販売台数が,発売から3日で100万台に達したと発表。日本でも発売日から数日で4~5万台を販売した模様で,国内の年間販売台数は100万台に到達すると予測する専門家もいる。数百万規模の端末をターゲットとするアプリ流通の新市場が,短期間で生み出されることになるのだ。従来の常識を塗り替えるiPhone 3G発の大きな波が業界全体を揺さぶり始めた。

常識破りのiPhone 3G

 携帯電話事業者が目指すべき方向性を定め,端末やソフトウエアの開発メーカーが方針に従った製品やアプリを作る──。国内の携帯電話事業では常識だったビジネス・モデルを,米アップルのiPhone 3Gはいきなり突き崩した。

 メーカーが独自に携帯電話機を開発すること自体,端末の仕様に口を挟むのが常識だった日本の携帯電話事業者にとって,面白いことではないだろう。「アップル」という強力なブランドがあったからこそ,成し得た芸当とも言える。だがiPhone 3Gの“常識破り”はこれにとどまらない。アプリケーションやコンテンツの配信サービスといった,これまで携帯電話事業者が自ら手がけてきた事業までもアップルが運営するのだ。これは事業者が手がけてきた領域をアップルが侵食していることにほかならない。

 その結果,iPhone 3Gを取り扱う事業者は,端末販売と携帯電話網を提供するだけの役割に甘んずることになる。それでも,ユーザーが高い興味を持ち,付加価値を提供できるiPhone 3Gを,事業者は無視できなかった。ソフトバンクモバイルの松本徹三取締役副社長は,7月下旬の講演で「『アップルに利益を持っていかれると悔しいのでは』と聞かれるが,それならiPhoneのようなものを作ればいい。現状で作れないとなれば,取り扱っていくのは当然」として,たとえ従来の事業モデルが崩れても,受け入れる価値があるという見解を示した。

日本の携帯とは“真逆”の設計思想

 iPhone 3Gのスペックだけを見れば,目新しいものはない。むしろ一般的な携帯電話よりも見劣りする部分があるほどだ(表1)。フラッシュ・メモリーの容量こそ大きいが,国内の携帯電話では当たり前のおサイフケータイ,ワンセグ,メールの絵文字機能もない。内蔵カメラの画素数も少ない。

表1●iPhone 3Gは携帯電話に見劣りする部分もある

標準的な機能を持つ同じ価格帯の携帯電話と各種の機能を比較した。

[画像のクリックで拡大表示]

 ただ,こうした仕様の違いはiPhone 3Gにとってはさして重要ではない。それはiPhone 3Gは,従来の携帯電話と設計思想が全く異なるからだ。ある国内メーカーの担当者は「日本のメーカーは,あくまでも音声通話やメールをするためのコミュニケーション端末として携帯電話を開発するが,iPhoneはネットの情報を表示するビューワの機能を追求している」と指摘する。iPhoneにとって音声通話はアプリケーションの一つに過ぎない。一方,一般的な日本の携帯電話は音声通話やメールが主で,Web表示は後付けの付加機能である。

 実際,iPhone 3Gは,「いつでもどこでも快適にインターネットで情報を入手できる」ことを可能な限り追求している。まず,HSDPAによるデータ通信機能を搭載。さらにタッチパネルによるユーザー・インタフェースを採用し,パソコン向けに作られたWebサイトでも,拡大縮小/スクロールしながら,快適に閲覧できるようにした。縦長画面の携帯電話に比べて画面の表示面積も大きく,Webブラウジングがしやすい。

事業者に依存しないアプリ流通網を確保

 デザインや操作性に優れる機器を開発し,コンテンツを購入できるネット経由のサービスを提供する──。アップルは音楽プレーヤの「iPod」で培った事業モデルを,iPhone 3Gの世界に移植してきた。専用アプリの提供サービス「App Store」は,iPodで音楽コンテンツを販売する「iTunes Store」の仕組みをそのまま利用している。そのため,一見すればそれほど驚きはない。だが,これこそ従来の日本の携帯電話の事業モデルを大きく揺さぶるものなのだ。

 国内では,携帯電話事業者が端末の開発からアプリ配信などのサービスを統括する方法で運営されてきた(図1左)。事業者は携帯電話の通信料と同時にアプリの料金を徴収する。それがiPhone 3Gの場合,事業者の役割は限定される(図1右)。アップルは開発メーカーにSDKを提供し,専用アプリの開発を促す。開発されたアプリはApp Storeに並び,ユーザーは入手したアプリの料金をアップルに払う。

図1●アプリ流通の役割を事業者から奪う

従来は携帯電話事業者が端末メーカーやアプリ開発メーカーと共同で企画し,事業全体を統括していた。iPhone 3Gでは米アップルが端末を開発し,事業者を経由しない流通の仕組みを持つ。

[画像のクリックで拡大表示]

 アップルはApp Storeによって,自らが主導権を握りながら世界中にアプリを配信できる仕組みを作り上げた。事業者に代わって“端末メーカーがアプリ配信を掌握できる”という一つのモデルを示したことになる。もし,アップルのような事業者のビジネスを侵食する端末メーカーが相次いで登場すれば,事業者が作り上げた垂直統合モデルは,長く原型をとどめることができないだろう。

(松元 英樹=日経コミュニケーション) [2008/09/08]

ソフトバンクが16カ月連続の純増トップ~8月の携帯電話契約数

 電気通信事業者協会がまとめた8月の携帯電話契約数によると、新規契約から解約を差し引いた純増減数は、ソフトバンクモバイルが16万3300件の純増で16カ月連続のトップとなった。以下NTTドコモの純増が8万4400件、イー・モバイルが8万4300件、KDDI(au)が5万4900件となった。

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20080908/1018432/

 ソフトバンクモバイルは引き続き東京、関西をはじめ全地域で契約数を伸ばした。7月に始めた1つの電話機で2つの番号を持てる「ダブルナンバー」は1200件の純増となった。

 NTTドコモは北海道を除く全地域で伸びた。また1つの電話機で2つの番号を持てる「2in1」は4万8500件の純増と堅調だった。KDDIは全地域で契約数を伸ばしたが、3カ月連続で純増4位だった。

 ウィルコムのPHSは1万7400件の純減だった。最大の顧客基盤を持つ東京で1万4900件の純減となったほか、東海、関西、九州の各地域で契約数が減少した。

5万円以下も登場でミニノートブーム拡大、国内大手はいつ動く?

7月に続いて、8月も、“低価格ミニノート”の動きが活発だった。

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20080905/1018391/

 BCNが発表した、2008年8月の10型以下のディスプレイを搭載したミニノートの構成比は、ノートPC市場全体の20.3%。8月最終週となる8月25日から31日の集計では、25.4%に達し、なんと4台に1台がミニノートという結果になった。

 8月23日に、日本エイサーが5万4800円と低価格の「Aspire one」を発売して人気を集め、ミニノート市場が拡大した格好だ。


 量販店では、これまでPCを所有していなかった新規需要層の開拓に躍起。メールやネット接続を携帯電話で済ませていたモバイルユーザーの取り込みやモバイル用のサブマシンとしての売り込みにも力を入れる。

 ミニノートの多くは店頭販売価格が5万円前後で低価格ミニノートと呼ばれる。その名の通り、これまでのノートPCと比べて安価で購入しやすく、OSにはWindows XPを搭載するモデルが多い。8月に販売されたノートPC全体の21.5%はWindows XPを搭載。7月の19.1%と比べてもXPの存在感が増している。

 ミニノートの低価格化に拍車をかけているのがイー・モバイルの存在だ。

 イー・モバイルのデータ通信機器を2年間使用する契約でセット購入すると、特定通信料金プランが適用され、ノートPC本体の購入価格が約4万5000円から3万円値引きされる。5万4800円のAspire oneは、9980円で購入できる計算だ。アスーステック・コンピューター(以下、ASUS)の「Eee PC」の初期モデルであれば、なんと100円で購入できる。

アスーステック・コンピューターの「Eee PC 4G-X」は、イー・モバイルと2年契約してセット購入すると100円で入手できる(画像クリックで拡大)

 現在、低価格ミニノート市場をリードしているのは、この分野の草分け的存在となっているEee PCをはじめ、日本エイサーのAspire one、日本ヒューレット・パッカードの「HP 2133 Mini-Note PC」。いずれも、外資系メーカーの製品だ。

 HP 2133 Mini-Note PCは、品薄状態が続いている。同社直販サイトでは6月、7月の発売日に、半日で完売。8月も深夜0時の発売後、午後3時には売り切れた。同社では、「9月以降は、月1万台程度にまで出荷台数を引き上げる」としており、安定供給によって、どこまでシェアを高めるかが注目される。

 デルは先週、国内でも「Inspiron Mini 9」の販売を始めた。10月には、レノボ・ジャパンもミニノートの投入を予定している。外資系メーカーによる戦いが熾烈化しそうだ。

 一方、国内PCメーカーは、こうした“ミニノートブーム”に乗り遅れた格好だ。健闘しているのが工人舎。10型以下のディスプレイを搭載したノートPC市場で、8月には10.0%と2桁のシェアを獲得し、3位に入った。

 国内大手PCメーカーは静観しているようにも見えるが、波に乗る準備は着々と進んでいる。富士通は8月末、欧州市場向けとして、8.9型ワイド液晶ディスプレイを搭載した「AMILO mini Ui 3520」を発表。台湾、韓国市場向けにも販売する計画を明らかにした。

 日本市場への投入は、「来年以降になる」(富士通)とするものの、「国内PC各社の動向を見て、投入時期を判断する」(同)とのこと。準備は整いつつあるようだ。

富士通が欧州向けに販売する「AMILO mini Ui 3520」(富士通シーメンス)。8.9型ワイド液晶を搭載するミニノートだ。価格は400ユーロ前後(画像クリックで拡大)

 NECでも、「小型軽量のノートPCの発売を、検討している」とコメント。ソニーも、「2009年度には、安価な小型ノートPCの投入は避けては通れない」と、参入の姿勢を見せる。

 国内PCメーカー各社は、低価格ミニノートが一過性のブームなのか、それとも今後の主流の一角を担うのか。慎重に判断した上で、投入する考えのようだが、国内ユーザーの期待が高まっているのは事実。投入時期を逸しない判断が求められる。

著者

大河原克行(おおかわら かつゆき)

1965年、東京都出身。IT業界の専門紙である「週刊BCN(ビジネスコンピュータニュース)」の編集長を務め、2001年10月からフリーランスジャーナリストとして独立。BCN記者、編集長時代を通じて、約20年にわたって、IT産業を中心に幅広く取材、執筆活動を続ける。現在、ビジネス誌、パソコン誌、Web媒体などで活躍。nikkeiBPnetの「ビジネス・フォアフロント」の連載を担当。著書に、「ソニースピリットはよみがえるか」(日経BP社)、「松下電器 変革への挑戦」(宝島社)、「パソコンウォーズ最前線」(オーム社)などがある。

Prev123Next

2008年09月09日

イー・モバイル、7.2Mbps対応のスマートフォン「Touch Diamond」

 イー・モバイルは、音声通話に対応したHTC社製の新端末「Touch Diamond(S21HT)」を10月上旬に発売する。正式な発売日や価格は改めて発表される。

http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/23092.html

 Touch Diamondは、OSにWindows Mobile 6.1 Professional Editionを採用したスマートフォン。タッチパネル上で本体操作が可能な「TouchFLO」を機能強化した「TouchFLO 3D」を搭載し、タッチ操作による画面スクロールや拡大・縮小表示が可能。また、本体を左右に傾けると表示画面の自動回転も行える。日本語入力面では、タッチパネルからの手書き入力にも対応した。

 HSDPA通信は、下り最大7.2Mbps、上り最大384kbpsによる通信が可能。IEEE 802.11b/g準拠の無線LAN機能やBluetooth 2.0+EDR、GPS機能もサポートした。また、イー・モバイルのWebサービス「EMnet」も利用できる。なお、W-CDMA(1700MHz)のほか、GSM(900/1800/1900MHz)機能も搭載している。

 本体ディスプレイは、VGA(640×480ピクセル)表示が可能な2.8型TFT液晶を採用。内蔵カメラは、メインカメラがオートフォーカス対応で有効画素数は約320万画素、サブカメラは約30万画素で、どちらもCMOSイメージセンサーになる。内部メモリは約4GB。

 WebブラウザはInternet Explorerに加えて、Opera Mobile 9.5を標準搭載。また、GPSと連動したNAVITIMEでは、目的地を入力するだけで地図と音声によるナビゲーションが可能という。

 このほか、Excel/Word/PowerPoint/OneNote MobileやWindows Live メッセンジャー、AdobeR Reader LEなどを搭載。Windows Media Player 10やYouTubeを利用した動画・音声コンテンツの再生にも対応するとともに、ボイスレコーダーやFMラジオ機能なども用意した。

 本体サイズは約52×11.9×102mm(幅×厚×高)で、重量は約98g。連続待受時間は約236時間で、連続通話時間は約252分。製品にはUSBケーブルやイヤフォンマイク、スタイラスペン2本などに加え、試供品として液晶保護シールとキャリングケースが付属する。


タッチ操作が可能な「TouchFLO 3D」を搭載する

■ URL

  ニュースリリース

  http://www.emobile.jp/cgi-bin/press.cgi?id=574

■ 関連記事

・ イー・モバイル、TouchFLO搭載の薄型スマートフォン「EMONSTER lite」

・ HTC、イー・モバイル音声サービス対応のWindows Mobile端末「EMONSTER」


(村松健至)

2008/09/09 15:54

イー・モバイル、HTC製「Touch Diamond」を10月上旬発売

 イー・モバイルは、新インターフェイス「TouchFLO 3D」を搭載したHTC製スマートフォン「Touch Diamond」(S21HT)を10月上旬に発売する。

http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/41739.html

 「Touch Diamond」は、Windows Mobile 6.1 Professional Edition対応のHTC製スマートフォン。下り最大7.2MbpsのHSDPA方式(1.7GHz帯)に対応、海外ではGSM方式(900/1800/1900MHz)で利用できる。無線LAN(IEEE802.11b/g)、Bluetooth 2.0+EDRなどに対応する。

 軽量コンパクトなボディに、HTC製スマートフォンのインターフェイス「TouchFLO」を進化させた「TouchFLO 3D」を搭載する。指先でメニュー選択やアプリケーション操作が可能で、画面をタッチしてスクロールや拡大/縮小表示も行える。本体を左右に傾けると表示画面は自動的に回転する。

 ディスプレイは、タッチスクリーンタイプの2.8インチVGA(480×640ドット)表示のTFT液晶を搭載。メインカメラは約320万画素のCMOS(オートフォーカス付き)、サブカメラは約30万画素のCMOSを装備する。内蔵フラッシュメモリの容量は約4GB。GPSを内蔵し、地図サービス「NAVITIME」と連動したナビゲーションが行なえる。

 ブラウザには、Internet Explorerのほか、Opera Mobile 9.5をプリセットする。イー・モバイルのWebサービス「EMnet」も利用できる。

 連続待受時間は約236時間、連続通話時間は約252分。大きさは約102×52×11.9mmで、重さは約98g(電池含む)。ボディカラーはブラックとなる。



■ URL

  ニュースリリース

  http://www.emobile.jp/cgi-bin/press.cgi?id=574

■ 関連記事

・ HTC、タッチパネル操作を進化させた「HTC Touch Diamond」発表


(津田 啓夢)

2008/09/09 15:31

Vodafone、Dell「Inspiron Mini 9」のモバイル・ブロードバンド版を販売へ

英Vodafoneと米Dellは、Dellが米国時間2008年9月4日に発表した低価格の小型軽量ノート・パソコン「Inspiron Mini 9」のモバイル・ブロードバンド対応モデルを9月下旬より欧州で販売する。Dellの直販チャネルと、Vodafoneの販売店およびオンライン・ショップで独占提供する。

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080908/157617/

米メディアの報道(InfoWorld)によると、モバイル・ブロードバンド対応モデルは通信速度が下り最大7.2Mbps/上り最大2MbpsのHSDPA/HSUPA機能を搭載する。詳しい販売対象国と価格はまだ明らかにしていない。ちなみにモバイル・ブロードバンド機能を含まない仕様のInspiron Mini 9は、英国で299ポンド(約526ドル)以上で販売されている。

 Inspiron Mini 9は,幅232×奥行き172×厚さ16.8~31.7mmで,重さは1035g。CPUに米Intel社の省電力プロセサ「Atom N270」を搭載する。ディスプレイは8.9型ワイド光沢液晶(解像度は1024×600ドット)。最大16GバイトのSSDを内蔵し,OSは「Ubuntu Linux」または「Windows XP」を採用する。。

 インターネットに特化した小型軽量の低価格ノート・パソコンは,「NetBook」や「NetTop」と呼ばれ,市場が拡大している。台湾ASUSTeK Computerの「Eee PC」,中国Lenovoの「IdeaPad S10」,台湾Acerの「Aspire」などがある。

ソフトバンクモバイル、16カ月連続で純増数トップ--8月の携帯電話契約数

 電気通信事業者協会(TCA)は9月5日、8月末時点の携帯電話・PHSの契約数を発表した。ソフトバンクモバイルが16カ月連続で純増数1位となり、好調を維持している。

http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20379930,00.htm

 8月末時点での携帯電話の契約数は1億442万6900件で、対前月比0.4%増となった。また、このうちモバイルIP接続サービスを契約している数は8956万200件だった。

 事業者別契約数では、NTTドコモが8万4400件の純増で累計5380万7200件。2in1は純増数が4万8500件、累計42万600件だった。auを展開するKDDIは、5万4900件の純増で累計3037万6900件。ソフトバンクモバイルは純増数16万3300件で累計1949万400件。ダブルナンバーは累計2500件となっている。イー・モバイルの契約数は純増数8万4300件で75万2400件となった。

 一方、PHSの契約数は前月比0.4%減の459万9400件となっている。

2008年09月11日

LTEとは?次世代携帯電話3.9G規格の最新動向

次世代携帯電話の通信規格に関する動向が活発化している。100Mbps超の高速通信を実現する第4世代(4G)規格に向け、現状の3G~3.5Gから、3.9Gへシフトしようとしている。そのキーテクノロジーとしてWiMAXとともに注目を集めているのがLTE(Long Term Evolution)だ。LTEとは何か、WiMAXと何が違うのかを見ていくことにしよう。

≫連載一覧

(08/09/11)

http://www.sbbit.jp/article/9470/

執筆:池田 冬彦

携帯電話の3.9G規格とは何か?

 携帯電話の3G通信規格には、W-CDMAの高速データ規格である「HSPA(HSDPA/HSUPA)」とCDMA2000の高速データ規格「EV-DO Rev.A/B」の2つがある。日本ではNTTドコモとソフトバンクモバイル、イーモバイルがHSPAを、auがEV-DO Rev.Aを採用しており、既にサービスを提供中だ。これらの規格は俗に「3.5G」と呼ばれている。

 HSPAは最大下り14.4Mbps、EV-DO Rev.Bでは最大73.5Mbpsの帯域を理論上は確保できる。しかし、現状では、HSPAの場合下り最大7.2Mbps、EV-DO Rev.Aの場合は下り3.1Mbps(共に理論値)に留まり、実際の帯域は環境や端末の種類によって異なるが、HSPAで平均1~2Mbps程度、EV-DO Rev.Aで500Kbps~1Mbps程度と、ADSLやFTTHなどのブロードバンドとの速度差はまだまだ大きい。

 この携帯電話のデータ通信速度を劇的に向上させるには、現状の3.5G規格の上位規格であり、最大1Gbpsもの広帯域通信を可能とする「4G(第4世代移動通信システム:IMT-Advanced)」の標準化を待たねばならない。当初、4Gは2010年頃の実用化を目標としていたが、現状では、2007年末頃から本格的な標準化活動が行われており、2011年頃を目処に基本的な仕様案を固める、といった動きになっている。

 この4Gの本格的な普及を前に、既存の3.5Gの技術をベースにさらなる高速化を図る「3.9G」が本格的に動きだそうとしている。この規格には、ワイヤレスブロードバンド規格として2005年に標準化されたWiMAX(モバイルWiMAX:IEEE802.16e)のほか、LTE(Long Term Evolution)、UMB(Ultra Mobile Broadband)の3種類がある。

 WiMAXは、Wi-Fiと同じIEEE(電気電子技術者協会)で標準化が進められたもので、その意味で無線LANの次世代規格と捉えることができる。一方、LTEはHSPA(HSDPA/HSUPA)の、UMBはEV-DOの後継規格(EV-DO Rev.C)と位置づけられ、標準化の舞台はIEEEではなく、携帯電話の規格策定の舞台、ITU(国際電気通信連合)で行われている。

図1 既存の3.5Gと3.9Gの規格の種類

世代 規格 周波数帯域 多重方式 多重アクセス方式 MIMO技術 最大速度(下り) 最大速度(上り)

3.5G EV-DO Rev.A 1.25MHz FDD TDMA/CDMA なし 3.2Mbps 1.8Mbps

3.5G HSPA(HSDPA/HSUPA) 5MHz FDD/TDD TDMA/CDMA なし 14Mbps 5.7Mbps

3.9G UMB 1.25/5/10/20MHz FDD OFDMA/CDMA あり 288Mbps 75Mbps

3.9G LTE  1.25/5/10/20MHz FDD/TDD OFDMA/SC-FDMA あり 326.4Mbps 86,4Mbps

3.9G WiMAX 5/10MHz TDD OFDMA あり 75Mbps 75Mbps


最大速度はあくまで理論上の最大値であり、実際に提供されるサービスでは表上のものよりも低くなる

「モバイルプロジェクト・アワード2008」受賞者に聞く

ケータイ動画市場を開拓した「jigムービー」

http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/interview/41756.html

 パケット定額制の普及や、高速通信の一般化、端末の高機能化といった、ケータイのトレンドを背景に、動画コンテンツ市場が急速に拡大している。ドコモが906iシリーズを「オールラウンド動画ケータイ」と銘打ったように、一部のキャリアも、この分野に積極的だ。

 現在、ケータイの動画コンテンツは、大きく2つの形式に分かれる。1つが、iモーションやEZムービーのように、3GPPや3GPP2で定められた規格に準じたものだが、こちらはダウンロード型が中心でファイルサイズの制限も厳しい。もう1つが、Javaのアプリを使ったもの。こちらは、ストリーミング用に設計されており、長時間の動画再生に向いている。

 後者のプレイヤー型ソリューションで絶大なシェアを誇るのが、「jigブラウザ」などでおなじみのjig.jpが開発した「jigムービー」だ。「jigムービー」はどのように誕生したのか? また、なぜここまでシェアが大きくなったのか? こうした疑問を、jig.jpにぶつけた。



■ 定額制の限界に挑戦する遊び心から生まれた


jig.jp 代表取締役社長 CEO 福野泰介氏

 jig.jp、jigムービー事業部、マネージャーの佐藤良典氏が「ドコモ内では45~46%ぐらいのシェアがある」と語るように、「jigムービー」は、動画配信プラットフォームのデファクトスタンダードになりつつある存在だ。今でこそ絶大なシェアを誇る「jigムービー」だが、開発のきっかけは、“技術者の遊び心”だった。jig.jp、代表取締役社長 CEOの福野泰介氏は、次のように話す。

「各社のパケット定額制が始まったころ、『どこまで定額なんだろう』という素朴な疑問があった(笑)。それを確かめるために、パケットを浪費するアプリを作ることにした。とはいえ、単にデータを流すだけでは本当の無駄になってしまう。そこで、音声をストリーミング再生できる『jigラジオ』を開発した。これが今の『jigムービー』の元になっている」



jig.jp jigムービー事業部 マネージャー 佐藤良典氏

 同社では当時、「金曜プロジェクト」という開発者が自由に好きなものを作れる時間を設けており、「jigラジオ」もその時間に生まれた。同社では、このアプリを発展させ、動画を見る仕組みとして、「jigチャンネル」をスタート。「コンテンツを預って、持ち出して提供していた」(佐藤氏)というが、残念ながら大ブレイクには至らなかった。しかし、チャレンジを続けていくうちに「コンテンツを持った会社から声をかけられた」(福野氏)という。結果、jig.jp自身が直接コンテンツをユーザーに届けるという当初のビジネスモデルを転換し、プラットフォームとして、他のコンテンツホルダーに「jigムービー」を提供していくことになった。

 佐藤氏は、「元々BtoCに特化した会社なので、コンテンツを他から持ってくるということが、あまり得意ではない。ベンチャーなので、集中できるところに集中し、一緒に進めていった方がいい」と、今のビジネスモデルのメリットを語る。



■ 市場の拡大に注力し、高いシェアを獲得


シンプルなUIの「jigムービープレイヤー」

 とはいえ、jigムービーを開始した2005年は、HSDPAなどの導入前で、高速通信対応端末も商用化されていない。そもそも、ユーザーの間に「ケータイで動画を観られる」という認識もなく、必然的に、jig.jpが市場を広げる役割を担わなければならなかった。

 佐藤氏は「見せたいと思う人もいなければ、見たいと思う人もいない。市場もなく、意識の追いつきには時間がかかった。動画を流せば流すほどお金が出て行く状況を改善し、もうからない理由を解消していった」と当時を振り返る。

 コンテンツホルダーがコストを削減できるよう、データ量の圧縮率を上げたり、ストレージの部分に見直しをかけたりと、様々な改善を行った。「15に分けていた端末のカテゴリーを5つぐらいに共通化し、動画作成の手間やデータの量を減らした」(佐藤氏)という変更も、コンテンツホルダーを参入しやすくする環境作りの一環だ。また、「jigムービーエンコーダー」は機能がシンプルで、「ドラッグ&ドロップですぐに作れるのが最低条件」(佐藤氏)と、複雑な操作は一切不要。気軽にケータイ動画ビジネスへ参入できるような配慮がある。



直感的に操作可能な「jigムービーエンコーダー」

 “安さ”も「jigムービーエンコーダー」の特徴だ。価格は税抜きで19万8000円。動画ソリューションとしては、破格な部類に入る。福野氏は「『まぁ、これくらいだったら売れるだろう』と考えた」のが理由だというが、「20万を切っていれば、部署レベルで決裁できる会社もあるので、導入しやすくなる」(佐藤氏)という、予算的な背景も考えたうえでのことだ。このソフトで作成した動画を再生する、ケータイ向けの「jigムービープレイヤー」は無料のため、ユーザーも気軽にダウンロードできる。ちょうど、AdobeのAcrobatが有料で、作成したPDFを閲覧するためのAdobe Readerが無料という関係に近い。

 結果、「ある有名サイトの導入や、ソフトバンクの『S!番組プレイヤー』に使われたことで、流れが変わった」と佐藤氏が話すように、その後、jigムービーを採用するコンテンツプロバイダーは急増。メジャーな動画配信サイトから、jig.jpが開発センターを置く鯖江市のサイトまで、jigムービーを利用するところは多い。



■ 横画面再生にも対応し、さらに進化するjigムービー


横ワイド画面での再生に対応し、動画の迫力が増した

 もちろん、動画を視聴するユーザーのことも真剣に考え、プレイヤーにも工夫を凝らしている。「どれだけプレイヤーを意識しないで使えるか」(佐藤氏)を考え抜き、次のような操作方法を考案した。

 佐藤氏は、「音量は上下、時間軸は左右のボタンを割り当てた。ストップ、再生は同じ決定キーを押すだけ。この操作だけできれば、あとは動画に集中できる」と語る。UIがこなれているためか「プレイヤーに関しては、リリース当初からほとんど変わっていない」(佐藤氏)そうだ。

 さらに、「jigムービーだとキレイに見えるという評価をいただいている」(佐藤氏)というように、画質への評価も高い。だが、「240×180ドットで、十数フレーム」(佐藤氏)というスペックだけで判断すると、決して高画質とはいえない。一方で、8KHzから始まった音質は、すぐに16KHzにバージョンアップ。今では32KHzになったという。

「パケットを次々とダウンロードして、音をつなげていくのは難しいが、画質より音質を重視した。人間は見た内容を脳内で補完するが、音は時間軸で動くので、途切れると違和感が生じる」(佐藤氏)

 今年の8月には、横画面での再生にも対応。端末の形状とリンクして、画面の縦横が切り替わるようになった。「エンタDX ドーガ堂」がいち早く対応し、横対応のコンテンツを配信している。

 「jigブラウザ」などのコンシューマー向けアプリとは異なり、「BtoBのビジネスモデルだと、他社と一緒に落としどころを探っていく必要がある」(福野氏)としながらも、近い将来「横画面がスタンダードな機種のものは、より高画質にすることも検討している」(佐藤氏)と、まだまだ進化は止まらない。CGM型のサービスや、世界展開、ケータイ以外のデバイスへの拡大なども、徐々に考えていくという。

 Javaの通信に大幅な制限があるauに非対応だったり、ドコモだとサイトごとに複数のアプリをダウンロードしなければいけなかったりと、解決すべき課題も残る。無論、キャリアの方針が関係するため、簡単にはクリアできないが、動画配信プラットフォームとして、ぜひこれらの壁を乗り越えてほしい。



■ URL

  jigムービー

  http://movie.jig.jp/

■ 関連記事

・ モバイルプロジェクト・アワード 2008の受賞プロジェクト発表

・ モバイルプロジェクト・アワード2008表彰式

・ ラジオを聴きながらjigブラウザが使える「D903i」向けツール


(石野純也)

2008/09/11 11:17

イー・モバイル、国内最薄・最軽量スマートフォン「Touch Diamond」を発売

イー・モバイルは、OSにWindows Mobile 6.1 Professionalを搭載した、スマートフォンの新製品「Touch Diamond(S21HT)」(HTC製)を10月上旬より発売する。HTC独自のインタフェース「TouchFLO 3D」を採用したストレートタイプで、メニュー選択やアプリケーション操作を指先だけで行える。

http://journal.mycom.co.jp/news/2008/09/11/008/

厚さ・重さが11.9mm・98gとコンパクトな端末で、同社は国内で発表・販売されているスマートフォンの中で最薄・最軽量(2008年9月9日現在)としている。ディスプレイは、タッチスクリーンに対応した2.8インチVGA TFT液晶を搭載。メインカメラは、オートフォーカス対応の有効画素数約320万画素CMOSセンサを採用した。

通信面は、下り最大7.2Mbps/上り最大384kbpsのデータ通信に対応し、IEEE802.11b/gの無線LAN機能を搭載する。機能面では、Officeドキュメントの閲覧が可能なほか、ActiveSyncを利用してメール・連絡先・予定表・音楽ファイルなどをPCと同期することができる。WebブラウザはOpera Mobile 9.5を採用し、PC向けWebサイトの閲覧に対応。YouTubeなどの動画視聴や音楽ファイルの再生も可能となっている。メール機能は、Gmailなどの各種PCメールに対応するほか、絵文字に対応した「EMnetメール」の利用が可能。このほか、内蔵のGPSを利用して、NAVITIMEと連動したナビゲーション機能も利用できる。

(吉川英一/K-MAX)

機種名 Touch Diamond (S21HT)

メーカー HTC

OS Microsoft Windows Mobile 6.1 Professional Edition

ディスプレイ 2.8インチVGA TFT液晶(タッチスクリーン)

通信方式 HSDPA/W-CDMA(1700MHz)

GSM(900/1800/1900MHz)

通信機能 ワイヤレスLAN (IEEE802.11b/g)、Bluetooth2.0+EDR

カメラ メイン 有効画素数 約320万画素CMOS (オートフォーカス機能付)

サブ 有効画素数 約30万画素CMOS

内部ストレージ 約4GB

外部接続端子 ミニUSB端子(USB2.0 Full Speed)充電端子/イヤホン端子兼用

連続通話時間/待受時間 約252分/約236時間

寸法 約102×52×11.9mm(突起部を除く)

質量 約98g (電池パック、スタイラスペン装着時)

イー・モバイル、MVNO事業者へのデータプランを公表--10Mbpsで月額700万円

イー・モバイルは9月10日、MVNO(仮想移動体サービス事業者)向けの料金プランを発表した。ネットワーク接続利用料は10Mbps単位で月額700万円となる。

http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20380182,00.htm

 このほか、ネットワーク接続にかかわる装置機能の利用料が1ポートあたり月額40万円、MVNO契約者の回線を維持、管理するのに必要な機能の利用料が1契約回線ごとに月額1100円となる。

 MVNO契約者の回線開通に要する料金は1開通手続きごとに2700円。USIMの再発行手続については1発行につき2000円となる。

イー・モバイル、国内最速・最薄・最軽量の新感覚タッチケータイ

 イー・モバイル(千本倖生会長兼CEO)は、台湾・HTC製で、国内では最薄・最軽量となるタッチパネル搭載の新端末「Touch Diamond(S21HT)」を10月上旬に発売する。価格は未定。

http://www.asahi.com/digital/bcnnews/BCN200809100014.html

 2.8インチのタッチパネル液晶画面と、新感覚のインターフェイス「TouchFLO 3D」を搭載。指先だけでメニューの選択やアプリケーション操作、画面のスクロールや拡大縮小が可能。本体を左右に傾けると表示画面が自動的に回転する。10キー入力や絵文字、手書き入力にも対応する。


 国内最速となる最大受信速度7.2Mbpsの高速データ通信に対応。電話の発着信のほか、GmailをはじめとするさまざまなPCメール、ケータイメール「EMnetメール」の使用が可能。Microsoft Internet ExplorerとOpera Mobile 9.5を搭載し、PCサイトの全画面表示にも対応する。内部ストレージは約4GBを搭載し、YouTubeなどの動画視聴や音楽ファイルの再生が可能。国内外でFMラジオを聴くこともできる。MGPS機能を内蔵し、地図検索サービス「NAVITIME」と連動したナビゲーションが利用できる。


 OSにはMicrosoft Windows Mobile 6.1 Professionalを搭載し、PCで作成したExcelやWordなどのデータ編集や、PowerPoint、PDFのデータの閲覧が可能。Microsoft ActiveSyncに対応し、メール・連絡先・予定表・音楽ファイルなどをPCと同期することもできる。連続使用時間は待受時で約236時間、通話時で約252分。カラーはブラック。サイズは高さ102×幅52×奥行き11.9mm、重さは約98g。

イー・モバイル、タッチ式操作のスマートフォン「Touch Diamond」

 イー・モバイルは2008年9月9日、タッチ式操作を採用したスマートフォン「Touch Diamond」(S21HT、台湾HTC社製)を発表した。10月上旬に発売の予定で、価格・発売日は後日発表する。厚さ11.9mmで国内スマートフォンで最薄という。

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20080910/1018568/?top

 タッチパネル上で操作を行うインタフェース「TouchFLO 3D」を搭載し、2.8インチVGA TFT液晶上で、メニュー選択やアプリケーション操作をする。また本体を左右に傾けると表示画面が自動的に回転するなど、直感的な操作が特徴という。

 最大受信速度7.2Mbpsの高速データ通信に対応。各種PCメールが使えるほか、ケータイメールでは絵文字が利用可能。動画視聴や音楽ファイル再生、GPSを内蔵して、地図・経路探索サービスの「NAVITIME」と連動したナビゲーションも利用できる。

 OSはWindows Mobile 6.1 Professional Edition。メインカメラは有効約320万画素のオートフォーカス機能付きCMOSカメラ。内部ストレージは約4GB。連続待受約236時間、連続通話約252分。サイズは高さ102×幅52×厚さ11.9mm、重さ98gで、カラーはブラックのみ。

(文/平城奈緒里=Infostand)

イー・モバイル、MVNO向け“標準プラン”公表

 イー・モバイルは、HSDPAネットワークを用いたデータ通信サービスにおいて、MVNO(仮想移動体通信事業者)向けの標準プランを策定し、公表した。

http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/41761.html

 総務省は、5月に「MVNO事業化ガイドライン」を再改定した際、MVNOが事業計画を立てやすくする「標準プラン」の策定・公表をMNO(移動体通信事業者)であるNTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、ウィルコム、イー・モバイル、UQコミュニケーションズの6社に対して要請していた。

 今回の発表はこれを受けたもので、月額費用としてネットワーク接続や接続装置、回線維持の料金が、標準的なケースを想定した標準プランとして明らかにされている。



■ URL

  ニュースリリース

  http://www.emobile.jp/cgi-bin/press.cgi?id=575

■ 関連記事

・ 総務省、MVNO事業化ガイドラインを再改定


(太田 亮三)

2008/09/10 17:16

イー・モバイル,MVNO向けデータ通信サービスの標準プランを発表

 イー・モバイルは2008年9月10日,3.5Gに相当するHSDPAを用いた高速モバイルデータ通信サービスのMVNO向け標準プランを作成し,公表した(発表資料)。今回公表した標準プランは,総務省が2008年5月19日に作成した「MVNOに係る電気通信事業法及び電波法の適用関係に関するガイドライン」に沿うもので,MVNOサービスを検討する事業者が事業計画を作成するうえで必要なモバイルデータ通信サービスの提供条件などについて概要を説明するものと位置付ける。今回の標準プランはレイヤー3接続を前提にしている。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080910/314538/

 標準プランでは,MVNO事業者が負担する各種費用や技術的条件,運用,サービス開始までの手順などについて作成している。MVNO事業者が負担する費用は表の通り。月額利用料や,事務手数料,工事費などによって構成される(詳細はこちら)。


(田中 正晴=日経ニューメディア) [2008/09/10

イーモバイル、YouTube対応の携帯電話

タッチパネル採用で最薄の「Touch Diamond」

http://av.watch.impress.co.jp/docs/20080909/emobile.htm

10月上旬発売


 イー・モバイル株式会社は、YouTube再生に対応したHTC製の携帯電話端末「Touch Diamond(S21HT)」を10月上旬より発売する。

 タッチパネル採用の携帯電話としては国内最薄/最軽量という厚さ11.9mm、重さ98gを実現。タッチパネル式の新インターフェイス「TouchFLO 3D」を搭載し、指先だけでメニュー選択やアプリケーション操作などがスムーズに行なえるという。日本語入力は10キー方式に加え、絵文字や手書き入力も可能となっている。

 液晶は、2.8型/480×640ドット。HSDPA/W-CDMAに対応し、下り最大7.2Mbps、上り最大384kbpsで通信が可能。IEEE 802.11b/gの無線LAN機能やBluetoothも搭載。4GBのフラッシュメモリも内蔵する。


 OSはWindows Mobile 6.1を搭載。ExcelやWordのデータ編集や、PowePointやPDFのデータ閲覧が可能。パソコンとのメール、連絡先、予定表、などの同期機能「ActiveSync」も備えている。


 さらに、YouTubeの表示/再生機能も搭載。Windows Media Player MobileによるWMA、MP3、AAC音楽再生も可能となっている。FMラジオやボイスレコーダ機能も搭載。GPSも内蔵し、NAVITIMEと連動したナビゲーションが利用できる。


 320万画素CMOSカメラも装備。連続待ち受け時間は約236時間、連続通話時間は約252分。外形寸法は102×54×11.9mm(縦×横×厚み)、重量は約98g。スタイラスペン×2やACアダプタ、USBケーブルなどが付属する。

□イーモバイルのホームページ

http://emobile.jp/

□ニュースリリース

http://www.emobile.jp/cgi-bin/press.cgi?id=574

( 2008年9月9日 )

2008年09月13日

MicrosoftとRIM,「Live Search」と「BlackBerry」の連携を発表

 カナダのResearch In Motion(RIM)と米Microsoftは米国時間2008年9月11日に提携を発表した。RIMのスマートフォン「BlackBerry」でMicrosoftのインターネット検索サービス「Live Search」を手軽に使えるようにするために協業する。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080912/314646/?ST=network

 具体的には,BlackBerryスマートフォンのブラウザ「BlackBerry Browser」で提供する検索エンジンの1つに,Live Searchを加える。また,BlackBerry用ポータル・サイト「Mobile.BlackBerry.com」からLive Searchにアクセスできるようにする。

 BlackBerryユーザーはLive Searchで文脈や地域にもとづいた検索を実行するほか,BlackBerryの地図アプリケーション「BlackBerry Maps」内で,近隣のお店情報などを取得できる。

 BlackBerry向けLive Searchは,複数の言語をサポートした形で,年内に利用可能にする予定。

 両社は今年5月にも,Microsoftのオンライン・サービス「Windows Live」のBlackBerryへの統合に関して提携を結んでいる(関連記事:RIM,BlackBerryのHSDPA対応モデルを発表)。

 またRIMは,BlackBerry向けの各種サービスについて,米News傘下のFox Interactive Mediaが運営するSNS「MySpace」やDVRメーカーの米Tivoとの提携も発表した。MySpaceと協力し,BlackBerryに最適化したモバイル版MySpaceを展開するとともに,MySpace上にBlackBerryコミュニティ・ページを作成する。Tivoとの提携では,TivoのDVRサービスに加入しているBlackBerryユーザーが,外出先でもスマートフォンで,どの番組を録画予約しているかなどを確認できるようにする。

 RIMは,そのほかにオンライン・チケット販売の米Ticketmaster,インターネット・ラジオ・サービスの米Slackerとも提携を結んだ。

[発表資料(1)]

[発表資料(2)]

[発表資料(3)]

[発表資料(4)]

[発表資料(5)]


(ITpro) [2008/09/12]

「ありえない」イー・モバイル広告に公取委が警告

イー・モバイルが広告で「月々980円で24時間通話無料」と記載しながら、実際には最低1980円かかるのは景表法違反の恐れがあるとして、公取委が警告した。

2008年09月05日 07時00分 更新

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0809/05/news012.html

 公正取引委員会は9月4日、イー・モバイルが広告で「月々980円で24時間通話無料」と記載しながら、実際には最低でも月額1980円かかるのは景品表示法違反(有利誤認)の恐れがあるとして、同社に警告した。

 公取委によると、同社は今年2~4月ころ、「定額パック24」の駅張りポスター・中吊り広告で、「ありえない!電話基本料0円・」「ケータイ初!月々980円で24時間いつでも通話無料。」と記載。だが、データ通信利用料として月額1000円以上が別途かかることや、ほかの携帯電話事業者への着信には別途料金が必要なことは小さな文字で記載していた。テレビCMでも同様の記載をしていた。

 また新聞・雑誌に掲載した他社PHSとの比較広告で、他社と比較して料金が約半額になるかのように表示していたが、約半額になるのは1カ月間の利用が2万3825パケットまでの場合であって、利用状況によっては他社より高いか、約半額にならない場合があった。

 同社は警告を受け、「厳粛に受け止め、今後、より一層お客様に分かりやすい適切な広告表示を行なうよう努めてまいります」とコメントした。

 携帯電話サービスの広告をめぐっては、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルも公取委から警告を受けたことがあった。

キャリア各社、フィルタリング新施策の実施時期など発表

 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、ウィルコムは、それぞれが実施するフィルタリングサービスの新たな取り組みについて、実施時期やサービス内容など詳細を発表した。

http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/41804.html

 各社の発表に先駆けて、12日午前にはTCAおよび各社が連名でフィルタリングサービスに関する新施策の方針を発表。それを受けて、同日午後に各社から詳細が発表された。主な内容は、18歳未満の既存ユーザーに対するブラックリストの原則適用、第三者機関のモバイルコンテンツ審査・運用監視機構(EMA)の意見や認定の反映などとなっている。



■ ドコモ、フィルタリングのカスタマイズ機能など

 ドコモでは、18歳未満(2009年2月末時点)の既存ユーザーに対して、フィルタリングサービス利用の意思確認をダイレクトメールなどで10月下旬より行う。親権者からの「不要」などの申し出は2009年1月下旬まで受け付け、申請がなければ、自動的にブラックリスト方式の「iモードフィルタ」を順次設定する。また、親権者名義の契約ながら、実際は18歳未満のユーザーが端末を使っている可能性があるため、既存ユーザーに対して「iモードフィルタ」の利用をよびかけていく。

 EMAが健全と認定したサイトや、EMAから提言されたカテゴリー基準の見直しについては、2009年1月9日より反映する。対象となるのは2009年1月9日以降に新規で「iモードフィルタ」を申し込んだユーザー。18歳未満の既存ユーザーで「iモードフィルタ」が自動適用された場合も対象となる。ただし、既に「iモードフィルタ」を使っている場合は、EMAの基準を反映するには別途申し込む必要がある。

 また同社では、ユーザーがアクセス制限対象を選択できる「カスタマイズ機能」を提供する。利用料は無料で、アクセス制限対象となっていても、子供が「このサイトは見たい」と仮登録し、親権者がそれを確認して承認すれば、アクセスできるようになる。最大30サイトまで登録でき、カテゴリー単位でアクセス制限対象から外す場合は、「iモードフィルタ」ユーザーは最大12カテゴリー、「キッズiモードフィルタ」ユーザーは最大5カテゴリーまで登録できる予定。


ドコモの「カスタマイズ機能」利用イメージ

 カスタマイズ機能の申し込みは、ドコモショップなど販売店の窓口や、ドコモインフォメーションセンターへの郵送で受け付ける。設定内容の変更は携帯電話上で操作し、パソコンからは行えない。

 このほか、Webサイトへのアクセス機能を制限し、端末では通話とメールのみ利用できるようにするサービス「Web制限」を1月9日より提供する。こちらの受付はドコモショップなど販売店の窓口や、ドコモインフォメーションセンターへの郵送となる。利用料は無料。



■ au、機能限定のケータイを提供

 KDDIと沖縄セルラーでは、18歳未満(2008年2月末時点)の既存ユーザーに対するフィルタリングサービスの原則適用について、10月より意思確認を行う。2009年1月31日まで申し出を受け付けるが、申請がない場合、同年2月中にフィルタリングサービスを自動適用する。ユーザーの名義が小学生以下の場合はホワイトリスト方式の「EZ安心アクセスサービス接続先限定コース」を適用し、中学生以上はブラックリスト方式の「EZ安心アクセスサービス特定カテゴリ制限コース」を適用する。年齢によって自動適用するフィルタリングサービスを変えるのは、auのみとなる。成人名義ながら18歳未満のユーザーが端末を使っているケースに備え、利用者が18歳未満の場合はフィルタリングサービスの利用を推奨していく。

 EMA認定サイトについては、2009年2月に反映させる。EMAからはカテゴリー基準についても提言がなされているが、KDDIでは「カテゴリー基準に対する考え方はEMAと同じだった」として、2009年2月にカテゴリー基準を変更する。



音声通話・GPS機能限定ケータイのメニューイメージ

 アクセスできるサイトをユーザーが選べるサービス「EZ安心アクセスサービス マイフィルタコース」も提供されることが明らかとなった。サービスの詳細は別途発表されるとのことだが、年代別フィルタやカテゴリー単位での設定、URL単位での設定が可能になるという。

 また小中学生向けの携帯電話として、メールやWebブラウジングの機能を制限し、音声通話とGPS機能に限定したモデルを2008年10月下旬より提供する。新たな機種ではなく、メニューなどをカスタマイズできるサービス「ナカチェン」と端末固有の機能を用いて実現する。対応機種は「フルチェンケータイ re」で、メールやEZweb、PCサイトビューアー、カメラ、赤外線通信機能、LISMO、EZアプリ(安心ナビ除く)が利用できない設定となる。なお、機能制限の設定を行う際に手数料や利用料はかからない。



■ ソフトバンク、ディズニー・モバイルの施策

 ソフトバンクモバイルでは、18歳未満の既存ユーザーに対して、10月より意思確認を開始し、2009年1月末までに申告がなければ、同年2月より順次、ブラックリスト方式の「ウェブ利用制限」を適用していく。18歳以上のユーザーに対しても、名義は親権者で利用者が18歳未満の可能性があるため、ダイレクトメールなどでフィルタリングサービスの利用を推奨する。ドコモやauが提供する、アクセス制限対象をユーザーが選べるサービスについて、同社では「検討中」としている。

 また2009年1月末より設定を変更し、EMAが認定したサイトを閲覧できるようにする。

 ディズニー・モバイルでは、ソフトバンクモバイルと同じく2009年1月末よりEMA認定サイトを閲覧できるようにする。18歳未満のユーザーについては新規・既存ともにフィルタリングサービス利用の意思確認が行われているため、今回あらためて発表される内容はないという。

 ディズニー・モバイル端末を販売するソフトバンク取扱店では、今年1月の段階で、18歳未満の新規ユーザーに対し、フィルタリングサービス利用の意思確認を行う仕組みを取り入れた。ディズニー・モバイルがサービス提供を開始した今年3月時点では、ソフトバンク側の受付体制の準備が整っており、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を利用した場合でも18歳未満のユーザーに意思確認することになっていたため、現在、18歳未満のディズニー・モバイルユーザーは全員フィルタリングサービス利用の意思確認が完了していることになるという。



■ ウィルコム、高速化サービスと併用可能に

 ウィルコムでは、18歳未満の既存ユーザーに対して、順次意思確認を進め、フィルタリングサービスの利用を呼びかける。同社では、2009年度中にも原則適用する考え。

 またEMAが認定したサイトは2009年1月より順次、閲覧できるようにしていく。EMA提案のカテゴリー基準についても、同時期より反映させていくという。なお、同社のフィルタリングサービスでは、モバイルサイトとパソコン向けサイトの両方がアクセス制限対象リストに含まれており、スマートフォンでも適用できる。

 このほか体感速度を向上させる「高速化サービス」については、これまでフィルタリングサービスと併用できなかったが、ユーザーからの要望に応え、9月17日より併用できるようにする。



■ イー・モバイルは18歳未満ユーザーの意志確認済

 イー・モバイルでは、18歳未満のユーザーに対して、フィルタリングサービス利用の意思確認が完了しており、今回新たな施策は発表していない。

 EMA認定のサイトとEMA提言のカテゴリー基準については、2009年2月までに反映させる考え。またフィルタリング対象サイトをユーザーが選択するような機能については、現在のところ提供の予定はない。



■ URL

  ドコモ ニュースリリース

  http://www.nttdocomo.co.jp/info/news_release/page/080912_01.html

  KDDI ニュースリリース

  http://www.kddi.com/corporate/news_release/2008/0912b/

  ソフトバンクモバイル プレスリリース

  http://www.softbankmobile.co.jp/ja/news/press/2008/20080912_01/

  ディズニー・モバイル プレスリリース(PDF形式)

  http://disneymobile.jp/news/pdf/20080912_filtering.pdf

  ウィルコム プレスリリース

  http://www.willcom-inc.com/ja/corporate/press/2008/09/12/index_01.html

  イー・モバイル

  http://emobile.jp/

■ 関連記事

・ TCAなど、ブラックリスト原則適用などフィルタリング新施策

・ EMA、全件目視監視のコミュニティサイト向けに申請プラン追加

・ EMA、フィルタリング基準に関する意見書を発表


(関口 聖)

2008/09/12 17:28

KDDI、初のスマートフォン発表

KDDIが初のスマートフォンを発表。MSは「国内全キャリアからWindows Mobile端末が提供されることになる」と歓迎している。

2008年09月12日 07時00分 更新

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0809/12/news013.html

E30HT KDDIは9月11日、台湾HTC製スマートフォン「E30HT」を来春発売すると発表した。マイクロソフトは「国内携帯・PHS事業者大手5社すべてからWindows Mobile(WM)搭載端末が提供されることになる」と歓迎している。

 E30HTはKDDIとしては初の本格的なスマートフォン。Windows Mobile 6.1 Professionalを採用し、QWERTYキーボードを搭載。CDMA2000 1x EV-DO Rev.Aに対応し、下り最大3.1Mbpsのデータ通信が可能だ。

 WM端末は、イー・モバイル、ウィルコム、NTTドコモ、ソフトバンクモバイルの4社が既に発売済み。KDDIの発表で、国内キャリア5社からWM端末が提供されることになる。

 マイクロソフトによると、WM端末は世界49メーカー、160通信事業者に採用され、2007年7月~08年6月のライセンス出荷数は1800万以上。日本では現在までに4社から15機種が発売された。

iPhoneみたいなタッチ操作ができるイー・モバイルのスマートフォン「Touch Diamond」

これはイー・モバイル音声端末の本命かも。

http://www.gizmodo.jp/2008/09/iphonetouch_diamond.html

 

10月上旬発売のスマートフォン「Touch Diamond」は、イー・モバイルの音声端末初の下り7.2Mbpsに対応。PCとつないでデータ通信端末としても定額料金で使えるので、速度が速いのはいいことです。

 

画面もこれまでQVGA以下サイズだったのがVGAサイズになり、emonster liteでは省かれた無線LANも復活。GPSやBluetoothも標準搭載していて機能がてんこもりです。

 

インターフェイスもiPhoneのようにタッチ操作で画面スクロールや拡大・縮小が可能な「TouchFLO 3D」を搭載。YouTube再生機能も搭載するなどiPhoneにも負けないくらいの機能が揃ってます。PCにモバイルにとアクティブに活用する人にはお勧めの1台ですね。

ネット店舗構築ASP「MakeShop」、携帯電話向けアフィリエイト一括管理サービスを導入

GMOインターネット傘下のGMOメイクショップ(旧社名はメイクショップ)は、同社の電子商取引(EC)サイト構築/運営サービス「MakeShop」に、シーエー・モバイル(CAモバイル)子会社のイーラインから携帯電話向けアフィリエイト一括管理サービスを導入した。アフィリエイト管理作業を省力化することでモバイル対応ECサイトの販売促進を支援し、MakeShop利用者の拡大などにつなげる考え。

http://www.nikkeibp.co.jp/news/it08q3/584609/

MakeShopに導入したサービスの名称は「eeaf携帯AF一括管理サービス」。アフィリエイトサービス提供会社30社以上の運営する約30万サイト以上(7月30日現在)をネットワーク化しており、ユーザーは携帯電話向けアフィリエイトサービスの管理を一括して行える。複数のアフィリエイト関連契約をまとめられため、少ない手間で多くのアフィリエイトを利用できるようになり、売り上げ向上が期待できるという。

管理しているアフィリエイトサービスごとに、携帯電話キャリア別クリック数といったデータの集計が可能。同一端末からの申し込みを制限する機能なども備えている。

MakeShopは、ECサイトの構築や運営に必要な機能を提供するASPサービス。現在10万店舗が利用中という(関連記事)。

イー・モバイル、JR東京駅全域や東京モノレールなどがエリアに

 イー・モバイルは11日、2008年8月時点でのサービスエリア拡大実績を発表した。

http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/23136.html

 今回のエリア拡大では、8月末にJR東京駅の京葉線と総武線のホーム、東京駅地下街、東京モノレールの天空橋駅と新整備場駅がエリアに追加された。これにより、JR東京駅全域と東京モノレール全駅でイー・モバイルが利用可能になった。

 その他公共施設では新千歳空港、仙台空港、出雲空港が、商業施設ではそごうや松坂屋、高島屋、西武百貨店、東武百貨店の一部店舗などがエリアに追加。東京ベイホテル東急、パシフィコ横浜でもイー・モバイルの利用が可能になった。

 このほか都道府県別では、北海道、山形県、神奈川県、新潟県、長野県、石川県、三重県、大阪府、兵庫県、奈良県、島根県、岡山県、広島県、愛媛県、沖縄県でエリアが拡大されている。


■ URL

  ニュースリリース

  http://www.emobile.jp/cgi-bin/press.cgi?id=576

■ 関連記事

・ イー・モバイル、ガーデンプレイスや京セラドームなどエリア拡大


(甲斐祐樹)

2008/09/11 16:01

モバイルの将来が見えた! 「Eee PC 901-X」購入徹底レポート【前編】

 話題の低価格ミニノートPC「Eee PC 901-X」を店頭価格1万4980円で購入してきた。“本来の店頭価格は5万9800円前後、あまりに安すぎない?”という話だが、大手量販店などではノートPC購入時に、モバイルデータ通信サービス「イー・モバイル」の指定プランを契約することで、店頭価格を値引きするキャンペーンを行っている。これを利用することで、1万4980円という低価格で購入できたわけだ。

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20080909/1018543/?P=1

 Eee PC 901は2008年7月の発売から長く品薄だったが、8月末からは店頭在庫も潤沢になってきた。購入を検討するには今がいい時期といえよう。

ASUSのミニノートPC「Eee PC 901-X」とイー・モバイルのUSBデータ通信モデム「D02HW」。現在、量販店のミニノートPCのコーナーでAcerの「Aspire one」などと共に店頭を賑わせている(画像クリックで拡大)

 Eee PC 901の魅力は低価格ながら、1.1kgの軽量ボディに最大8.3時間と長時間駆動のバッテリー、小容量ながらHDDより衝撃に強いSSDを搭載するなど、モバイル向けサブマシンとして理想的な製品コンセプトを実現した点にある。PCとしての性能に関しても、 液晶やキーボードはコンパクトなものの、Pentium MやCeleron Mの1GHz級の処理性能を実現。OSにはWindows XP Home Editionを採用しており、Webやメール、オフィス文書の編集を軽快にこなせる十分過ぎるスペックを持っているのだ。

 そういうわけで、普段はケータイやモバイルの記事を書いている筆者も、実際にEee PC 901を購入してきた。この記事では、Eee PC 901をイーモバイルとのセットで購入する際のプラン選択から、その魅力や性能について解説する。

イー・モバイルとのセット販売は本当にお得なのか?

 店頭価格1万4980円の「Eee PC 901-X」とイー・モバイル用USBデータ通信モデム「D02HW」、イー・モバイル契約をセットにした購入プラン、これは本当にお得なのだろうか。

 先にイー・モバイルについて軽く解説しておこう。イー・モバイルは2007年3月に開始された、PC向けを中心とした最大7.2Mbpsの定額モバイルデータ通信を提供する事業者だ。全国主要都市を中心にエリアを広げており、PCでの定額データ通信ながら、比較的高速かつ通信制限の少ないサービスとして人気を博している。Eee PC 901を使って外出先でのモバイルインターネットを利用する場合、セット購入を抜きにしても、多くの人がPCでの定額データ通信契約を検討するであろう事業者だ。

goo スピードテストで通信速度を計測。写真では約780kbpsという結果が出た。場所や混雑状況によって通信速度は大きく異なるが、筆者がこれまで都内でテストしてきた中では平均に近い値だ(画像クリックで拡大)

 この「Eee PC 901-X」とイー・モバイル用USBデータ通信モデム「D02HW」のセットだが、店頭での購入価格が1万4980円になる代わりに、料金プランは2年契約を前提とした「スーパーライトデータプラン(にねんMAX)」しか選択できない。これは、イー・モバイルだけを単独で契約した場合に選択できる「スーパーライトデータプラン(新にねん)」よりも、月々1900円高額なプランだ。また、このプランでの契約にはクレジットカードが必要なほか、2年以内の解約は残り月数×2900円の支払いが必要という制限もある。

 つまり、「Eee PC 901-X」とUSBデータ通信モデム「D02HW」のセットを店頭価格1万4980円で購入するというのは、携帯電話の割賦購入のように、通常の料金プランに1900円分を上乗せしての24ヶ月払い、合計4万5600円を割賦で支払うことにほかならない。

 とはいえ、「Eee PC 901-X」の店頭価格が5万9800円、「D02HW」が9980円なので、このセット購入を行うと総額で9,200円分は安くなる。 Eee PC 901購入と同時にイー・モバイルを契約しようとしている人、イー・モバイルの機種変更を目的とした買い換えを考えている人なら、このセット購入を利用するといいだろう。一方、イー・モバイルを一切利用する予定がないなら、Eee PC 901を単品で購入した方がお得だ。

●Eee PC 901-Xとイーモバイルのセット販売は約9,200円分安い

Eee PC 901-X

購入方法 端末価格 店頭支払額 契約プラン 月額料金 二年間の

総支払総額

Eee PC 901-X&

D02HWの14,980円

セット販売 無料

(D02HW) 14,980円 にねんMAX 2,900~6,880円 84,580~180,100円

Eee PC 901-Xと

D02HWを別途購入 9,980円

(D02HW) 69,780円

※ 新にねん 1,000~4,980円 93,780~189,300円

※Eee PC 901-Xの店頭価格が59,800円の場合

 ところで、量販店でノートPC購入時にイー・モバイルを契約すると、3万円分値引きというキャンペーンを見かけた人、知っている人も多いだろう。これは上述のセット購入と異なるキャンペーンなのだが、Eee PC 901に適用することもできるようだ。ある店舗ではこのキャンペーンを使った購入を断られたが、別の店舗ではイー・モバイルをクレジットカードで契約できない場合でも、銀行引き落としで契約できるという事で、こちらの3万円引きキャンペーンも勧められた。

 こちらの購入キャンペーンも料金プランの指定があり「スーパーライトデータプラン(にねん)」の契約が必要となる。イー・モバイルだけを単独で契約した場合に選択できる「スーパーライトデータプラン(新にねん)」より、月々1000円高額なプランだ。このキャンペーンと料金プランでEee PC 901を購入した場合の支払額を以下に示す。

●ノートPC3万円引きキャンペーンならもっと安く購入できる?

Eee PC 901-X

購入方法 端末価格 店頭支払額 契約プラン 月額料金 二年間の

総支払総額

イーモバイル契約で

ノートPC3万円引き 無料

(D02HW) 29,800円 にねん 2,000~5,980円 77,800~173,320円

 なんと、店頭支払額は上述のEee PC 901とD02HWのセット販売より高いものの、総支払額はさらに6780円分安くなってしまった。ただ、この3万引きキャンペーンは、提供されるUSBデータモデム端末の種類や価格が異なる可能性もある。このキャンペーンで契約するなら、その辺りをしっかり確認しておこう。

SSDと8.3時間バッテリーがノートPCをケータイ化する?

 筆者はEee PC 901を購入して一週間ほど使っているのだが、自分自身が驚くほど持ち歩いて利用している。これまでモバイルノートPCというと、外出先で作業せざるをえない時だけ持ち歩いていた。だが、Eee PC 901では日常の散歩や買い物でもショルダーバッグへ放り込んでおき、スターバックスで広げてみたり、自宅でもACアダプター無しで持ち歩き、寝っ転がって利用するなど、これまでのノートPCでは考えられない自由さと気軽さで利用できている。

 理由は1.1kgの軽量さや小型さはもちろんのこと、記録媒体にHDDではなくSSDを搭載している点と、最大8.3時間駆動のバッテリー、Eee PC 901自体の低価格さによるところが大きい。HDD搭載のモバイルノートPCと違って、操作中やスタンバイ移行時などデータの記録・読込時に振り回しても大丈夫な安心感や、一回の充電で6~4時間程度なら液晶や無線機能のバッテリー消費をさほど気にせず使える余裕、破損や紛失時の価格面におけるリスクが少ない点は、これまでのモバイルノートPCに無かった特徴だ。

 Eee PC 901はWindows XPを搭載したPCでありながらも、重量やサイズを除いた利用時の気軽さは、携帯電話やスマートフォン、携帯ゲーム機とほぼ同等と言っていいだろう。

筆者は普段、ショルダーバッグにEee PC 901を入れて持ち歩いている。1.1kgという軽量さと小型サイズ、ACアダプターを必要としない8.3時間駆動のバッテリーの搭載に加え、HDDと違って衝撃に強いSSDの採用と、紛失や破損リスクの少ないEee PC 901自体の低価格さが、気軽な携帯に適しているためだ(画像クリックで拡大)

Eee PC 901はHDDの代わりに、データをフラッシュメモリに記録するSSDを採用。データ読み書き中の衝撃に弱いHDDと違い、データの読み書き中でも携帯電話やスマートフォンのように持ち歩ける安心感を実現。ただし、ビット単価がHDDより高額なため、容量は4GB(SLC)+8GB(MLC)の合計12GBと小さい(画像クリックで拡大)

 バッテリーの持ちについては、詳細レビューだと、高負荷状態で4時間25分と計測されている。筆者が利用する、イー・モバイルでのWebサイト閲覧やメール、テキスト編集ぐらいなら、液晶を特に暗くする事もなく6時間程度は十分利用できた。

 イー・モバイル接続中の消費電力はかなり抑えられており、インターネットに接続したままでも気軽に利用できる。ただし、データを送受信している瞬間の消費電力は大きいので注意が必要だ。通常のWebサイトやメール、動画を一度PCのキャッシュに読み込むYouTubeやニコニコ動画ではさほど問題ないのだが、ストリーミング型の動画や音楽配信、BitTorrentなど長時間データを送受信するサービスでは、バッテリーの減りが速くなるので注意した方が良いだろう。ちなみに、バッテリー充電時間は最大3.5時間とノートPCとしてはかなり短い。地味な特徴だが、短時間の充電でも長時間利用できるなど、日常利用での快適さを大きく向上させている。

サイズはB5ファイルサイズのモバイルPCと比べて2/3程度

 本体のフットプリントは、B5用紙を縦に2cmほど短くしたサイズ。一般的な雑誌やB5ファイルサイズのモバイルPCや雑誌と比べ、2/3程度だ。高さは22.7~39mmと厚めだが、ビジネスからショルダーまで殆どのバッグに入れて持ち歩ける。

 手で持ち運ぶにも収まりが良く、生活の中でノートPCを持ち歩いたり、利用する大げさ感や威圧感も小さく感じられた。

B5ファイルサイズのモバイルノートと同等の一般雑誌と比較。Eee PC 901-Xは約2/3程度のサイズ(画像クリックで拡大)

8.3時間の大容量バッテリーと3ポートあるUSB端子を活かして、iPhoneや携帯電話を専用USBケーブルで充電。もちろんバッテリーは減るが、半分減ったとしても数時間は動作する余裕があるからこそ可能な芸当だ(画像クリックで拡大)

 筆者のEee PC 901利用用途だが、前述の通りWebサイト閲覧とメール、テキストエディタでの原稿執筆を中心に行っている。ただ、Eee PCと自宅のメインPCで同じ利用環境を構築するため、様々なデータファイルやメール、PIM情報はWebサービスや自宅PCに置いた物を、ネットワーク越しに利用するスタイルへ移行している。

 GoogleのGmailやGoogleカレンダーに例えると解りやすいだろう。これらのサービスを利用すれば、メインPCやEee PCのようなモバイルPC、そのほかスマートフォンや携帯電話でも、端末の違いを問わずに同じ情報を利用できる。マイクロソフトのWindows LiveやAppleのMobileMe、法人向けのExchangeサーバーでも同様の環境を構築できる。メールに関してはIMAPメールを利用するのも良い。

 自宅PCへのアクセスは、バッファローのBHR-4RVのような家庭用VPNルータを自宅に設置し、外出先からイー・モバイルの回線などを使って自宅に VPN(PPTP)接続を行えば、外出先からセキュアに自宅PCのフォルダにアクセスしたり、自宅PCをリモートコントロールできる。

 最近では、モバイル環境から複雑な設定無しに自宅のネットワークHDDにアクセスできるバッファローのリンクステーションや、家庭用サーバーOSのWindows Home Serverといった選択肢も登場している。より簡単にファイル共有を行うなら、Eee PCに付属している20GBのWebストレージ利用権などのオンラインストレージサービスや、レンタルサーバといったサービスも便利だ。こういった機器やサービスを使えば、モバイル環境をより実用的に利用できるだろう。

イー・モバイルのような、高速かつ定額のPCモバイルデータ通信が一般的になってきた事で、GoogleなどのWebサービスを使ったメール環境やPIM情報の同期、自宅サーバーへのアクセスなどインターネット接続を前提としたサービスが利用しやすくなってきた

Eee PC 901の性能を徹底検証!

 ここからは、多くの人がEee PC 901で気になる処理速度について見ていこう。Eee PC 901のCPUであるAtom 1.6GHzは、これまでのCPUと比べてどの程度の処理なのか?バッテリー駆動時は遅くて使い物にならないのではないか?という点について、Crystal Mark2004R3によるベンチマークで計測してみた。

 比較として、約5年前のPentium M 1.3GHzを搭載したモバイルPC「Thinkpad X31」でもベンチマークを取っている。OSはWindows XP SP3をインストールした。性能面では、Windows XPを利用するには十分過ぎる性能を有しており、Webサイトの閲覧やメール、文書編集ははもちろん、写真編集から簡単な動画編集まで利用できる。筆者のように、このクラスのモバイルノートPCを未だ現役で利用している人も多いだろう。液晶サイズやキーボードの快適さでEee PC 901と比較するのはやや無茶だが、CPUなどの処理性能に限った比較として見て欲しい。

●ベンチマークテストを行ったPC

Eee PC 901 Thinkpad X31

発売年月 2008年7月 2003年3月

CPU Atom N270(1.6GHz) Pentium M(1.3GHz)

メモリー 1GB 2GB

記録媒体 SSD(4+8GB) HDD(160GB)

重量 1.13kg 1.64kg

駆動時間 8.3時間 5.5時間

Thinkpad X31はメモリーを2GBに増設。HDDは2.5インチPATAでも後期の製品となるHTS541616J9AT00(160GB)に換装している

 ベンチマークだが、Eee PC 901とThinkpad X31で、ACアダプター接続時とバッテリー駆動時に分けて行ってみた。

 その前に、Eee PC 901の省電力機能「Super Hybrid Engine」について説明しておく。Eee PC 901には動作モードが4つ用意されており、CPUの定格1.6GHzを超えた速度で動作するオーバークロックモード「Super Performance Mode」と、CPUの定格通り最大1.6GHzで動作する「High Performance Mode」、CPUのクロック数を最大1.2GHzに抑えて動作する「Power Saving Mode」、ACアダプター接続中かバッテリー駆動中かに併せてモードを変更する「Auto Mode」がある。

 標準では「Auto Mode」に設定されており、ACアダプター接続時は「High Performance Mode」、バッテリー駆動時は「Power Saving Mode」へ自動的に切り替えて動作する。「Super Performance Mode」は、手動でモードを切り替えない限り動作する事はない。なお、同じ名前のモードであれば、ACアダプター接続時でもバッテリー駆動時でも、処理性能が変わる事はない。

●Eee PC 901の「Super Hybrid Engine」動作モード

動作モード 動作クロック Auto Mode時の設定

Super Performance Mode 1680~840MHz

High Performance Mode 1600~800MHz ←ACアダプター接続時

Power Saving Mode 1200~600MHz ←バッテリー駆動時

「Super Hybrid Engine」で用意される動作モード一覧。バッテリー駆動時でもYouTubeやニコニコ動画、動画ファイルの再生を行う場合は「High Performance Mode」以上に固定した方が快適に視聴できる

Eee PC 901の「Super Hybrid Engine」はタスクバーから切り替える。普段はAutoで利用しておけば問題ないだろう

 ACアダプター接続時のベンチマークだが、「Auto Mode」で有効になる「High Performance Mode」との比較を行った。下には参考として、「Super Performance Mode」でのベンチマークも掲載しておく。

 結論から言うと、なんとEee PC 901がThinkpad X31と同等かやや上のスコアを叩きだしてしまった。昔、高額だったモバイルノートPCと同等の性能が、低価格かつ軽量・長時間駆動のPCで手に入るとなると、技術進化の速さを感じる。

 なお、今現在発売されているWinodws VistaをプリンストールしたCore 2 Duo搭載のモバイルPCは、これらのベンチマーク結果より2~3倍程度高い数値を叩き出す。逆に言えば、Windows Vistaをストレス無く利用するには、そのぐらいの性能が必要ということだ。Eee PC 901のプリインストールOSに、無理なく動くWindows XP HOMEを搭載したのは英断といえよう。

Eee PC 901をACアダプター接続時に「High Performance Mode」で計測(画像クリックで拡大)

Thinkpad X31ををACアダプター接続時に「ハイ・システム・パフォーマンス」で計測(画像クリックで拡大)

最大速度となる「Super Performance Mode」でもベンチマークを行った。このモードを利用するには「Super Hybrid Engine」の設定を手動で変更しなければならない。ベンチマーク上では「High Performance Mode」とあまり差はないが、コマ落ちする動画再生がややスムーズになるといった効果は見受けられた(画像クリックで拡大)

バッテリー駆動時でのベンチマーク結果は?

 次にバッテリー駆動時でのベンチマークを行った。Eee PC 901は「Auto Mode」で有効となる「Power Saving Mode」、Thinkpad X31はバッテリー省電力ウィザードからCPUの速度を「自動」に設定、グラフィックデバイス省電力はONした状態で比較している。

 この結果では、Thinkpad X31の方がややEee PC 901より速い結果となっている。理由は、Thinkpad X31の方が最大処理速度を抑えておらず、上回っていたためだ。ただし、バッテリー駆動時に行うベンチマークはCPUの瞬間的な最大処理性能を測るだけの物であって、バッテリー駆動に重要なCPUが処理を行っていないアイドル状態での省電力性能は考慮していない。

 この程度の差であれば、8.3時間のバッテリー駆動を含めたトータルで、Eee PC 901の方が優れているともいえる。もし、Eee PC 901で最大処理性能を高くしたいなら、駆動時間はやや短くなるが、動作モードを「High Performance Mode」に変更すれば良い。

Eee PC 901をバッテリー駆動時に「Power Saving Mode」で計測(画像クリックで拡大)

Thinkpad X31をバッテリー駆動時にCPU速度を「自動」、グラフィックデバイス省電力「ON」にて計測(画像クリックで拡大)

 ついでに、このテストで測定したEee PC 901のSSDと、Thinkpad X31のHDDの速度を比較した表も掲載しておく。Eee PC 901のSSDもThinkpad X31のHDDも、最新の製品と比べれば見劣りする性能だが、SSDとHDDの違いによる傾向は読み取れるだろう。

 SSDが圧倒的に優位なのは、512KBや64KBなどの細かいサイズのランダムリードだ。実際、Windows自体や、数多くのライブラリやプラグインファイルを読み込むようなアプリケーションの起動において、Eee PCは最新HDDを搭載したデスクトップマシンをしのぐ体感速度を見せてくれた。

 一方、Eee PCのSSDはファイルの書き込み速度がかなり遅い。最新のSSDではHDDと遜色無い、もしくはそれ以上の速度を実現しているものの、Eee PCを使う分にはこの点に留意した方が良いだろう。一般的なPCの利用では書き込みを頻繁に行う事は少なく、書き込みの遅さを気にする事は少ない。だが、ブラウザーのキャッシュなど、細かいファイルの読み書きを多く一部動作では遅さを感じてしまう。Eee PCの環境構築において、ブラウザーのキャッシュフォルダをRAMディスク化したメインメモリに置く方法が良く紹介されるのは、SSDの容量節約だけでなく、SSDの苦手な細かいファイルの書き込みを回避し、ブラウザーを高速化するためでもある。

●SSDとHDDの特性を比較

Eee PC 901

(SSD:4GB) Thinkapd X31

(HDD:160GB)

Read 31.62 MB/s 39.84 MB/s

Write 10.87 MB/s 31.02 MB/s

RandomRead512K 31.24 MB/s 21.34 MB/s

RandomWrite512K 5.69 MB/s 17.14 MB/s

RandomRead 64K 26.45 MB/s 4.89 MB/s

RandomWrite 64K 0.74 MB/s 7.07 MB/s

Eee PCのSSD(Cドライブ 4GB)とThinkpad X31のHDD(160GB)の速度をCrystal Mark2004R3の結果から比較

Eee PC 901を買うならどんな用途が最適?

 ここまでEee PC 901の利点を多く紹介してきたが、そうはいってもEee PC 901はなんでもこなせるモバイルPCではない。現在発売されている1kg前後の低価格ミニノートPC、B5ファイルサイズのモバイルノートPCと比べた場合、Eee PC 901はどういった層に向いたPCなのだろうか。

●1kg前後のノートPCでも、仕様により用途は大きく異なる

Eee PC 901-X 低価格ミニノートPC モバイルノートPC

高度な映像・3D処理 △ △ ◎

大容量データの持ち運び △ ◎ ◎

Webサイトの閲覧 ○ ○ ◎

メール利用 ◎ ◎ ◎

Web動画/ビデオチャット ○ ○ ◎

オフィス文書編集 ○ ○ ◎

画面の大きさ ○ ○ ◎

キーボードの打ちやすさ ○ ○ ◎

持ち運びやすさ ◎ ○ ○

バッテリー駆動時間 ◎ △ ◎

価格 5万円台 5万円前後 10~30万円

 比較してみると、Eee PC 901とAcerのAspire oneのような低価格ミニノートPCは、同じようで全く異なるジャンルのPCである事がわかる。Eee PCはSSDや長時間バッテリーでモバイルに向いているが、SSDの保存容量が12GBと少ないなど、Webとメールだけならともかく、1台目のPCとして様々な用途で利用するにはやや厳しい。

 一方、低価格ミニノートPCはバッテリー駆動時間が3時間程度と短く、コンセントに指したままの利用が前提となるが、120GBの大容量HDDを搭載しており様々なアプリケーションやデータを扱える余地がある。とはいえ、最近では9万円以下でデュアルコアCPUと14インチ液晶、 DVD/CDドライブを搭載した低価格ノートPCが増えているだけに、やや魅力に乏しさが感じられる。

 では、既存のモバイルノートPCというと、1kg台前半の重量に、Webサイトの閲覧からHD動画の再生・編集までこなせる性能の高いデュアルコアプロセッサ、DVD/CDドライブ、8時間前後の駆動に対応したバッテリーなど、メインPCとしても十分すぎる性能を持っている。12インチクラスの液晶は見やすく、キーボードも打ちやすい。最近では、HDDの代わりにSSDを選択できるモデルも増えてきた。とはいえ、高性能ゆえに価格は20万円前後とやや高価。メインPCとしても利用できる性能は素晴らしいが、コンパクトさや長時間駆動など、モバイル向けサブノートPCとしての用途に限れば、Eee PC 901でも代替可能ではある。

 まとめると、Eee PCは既にPCを持っているユーザーが、モバイル向けのサブノートPCを試しに持ってみるという目的や、PCで本当にWebとメールぐらいしか利用しないと割り切れるユーザーには最適だ。一方で、PCの入門機として1台目に購入するノートPCとしては向いていない。持ち歩ける1台目PCを求めるなら、DVD/CDドライブ内蔵のモバイルノートPC、低価格な1台目PCなら10万円を切るぐらいのデスクトップPCやノートPCを購入した方が良いだろう。

●Eee PC 901はモバイル向けサブノートに最適

Eee PC 901-X 低価格ミニノートPC モバイルノートPC

入門用に初めて買うPC △ △ ◎※

モバイル用途のサブPC ◎ △ ◎

低価格重視で購入するPC △ ○ ×

Webとメールの専用機 ◎ ◎ ◎

※特にDVD/CDドライブ内蔵モデル

携帯型情報機器の将来を期待させるPC

 Eee PC 901を触っていて新鮮なのは、自宅の無線LANやイー・モバイルに接続したまま、携帯電話やニンテンドーDSのようなゲーム機と同じように、居間や寝室で自由な姿勢で利用したり、そのまま外へと気軽に持ち出せる点だ。軽量かつ小型なうえ、長時間駆動とSSDを採用したからこそ体験できる使い方といえる。そんな瞬間に、Eee PC利用者はこれまでのモバイルノートPCとも異なる、省電力かつ高性能な小型Web端末としての将来性を感じられるのではないだろうか。

 今後、Eee PC 901にも搭載されているintelの省電力プロセッサAtomは、スマートフォンや携帯電話への搭載を見据えて、さらなる省電力化を進めてゆく。その先に見えるのは小型のノートPCだけでなく、タッチパネル型のWeb端末、電子ブックリーダー、より高機能なスマートフォン、ニンテンドーDSやPSP、iPhoneのような家電的に扱えるコンテンツプレーヤーだろう。

 省電力化したAtomを搭載した小型Web端末が増えるという事は、従来のintel製プロセッサーで動作するWindowsやLinuxといったOSやアプリケーションなど膨大なソフトウェア資産を流用できることを意味する。現時点で小型Web端末に最適化したユーザーインターフェースのOSは少ないものの、intelを中心とするLinuxを小型Web端末向けに適応させるプロジェクト「Moblin」の技術を採用した、UbuntuなどをベースとするLinux ディストリビューションも徐々に登場し始めた。Googleの「android」のように、最初から小型Web端末向けに最適化されたOSの登場も期待できる。マルチタッチパネルなどの新入力デバイスの登場や、モバイルWiMAXやLTEといった次世代通信の開始も含め、これから数年間はEee PCを皮切りとした小型Web端末の分野が面白くなりそうだ。もちろん、日本メーカーによる小型Web端末の登場にも期待したい。

 後編ではEee PC 901購入後に苦慮しがちな、少ない容量のSSDをやりくりしながら環境構築を行う方法やEee PC 901をより快適に利用できる周辺機器について紹介する。ちょっとした工夫で使い勝手は大きく変わるので、参考になれば幸いだ。

著 者

島 徹(しま とおる)

 携帯電話の使いづらさにへきえきし、ケータイ情報サイト「sureare.com」を運営したり、2ch携帯・PHS板に張り付いていたところ、某コンテンツプロバイダー社長に捕まり神保町界隈へ放り込まれる。現在、日経エンタテインメント!、週刊アスキーの連載など、ケータイ・モバイル関連のライターとして活動中。

イー・モバイル、MVNO 向けモバイルデータ通信サービス標準プランを公表

イー・モバイルは、2008年9月10日、3.5世代・HSDPA を用いた高速モバイルデータ通信サービスの MVNO 向け「標準プラン」(PDF)を策定し、同日公表した。

http://japan.internet.com/allnet/20080911/3.html

公表された標準プランは、総務省が5月に改定した「MVNO に係る電気通信事業法及び電波法の適用関係に関するガイドライン」に沿って、MVNO サービスを検討する事業者向けに、モバイルデータ通信サービスの提供条件等について概要を説明するもの。

標準プランでは、MVNO 事業者が負担する各種費用、技術的条件、運用、サービス開始までの手順等について策定・公表されている。

なお、MVNO 事業者が負担する費用については月額利用料を基本とし、その他事務手数料、工事費等で構成されるという。

月額利用料は、「ネットワーク接続機能」として10Mbps ごとに700万円、「ネットワーク接続装置機能」として1ポートごとに40万円、「MVNO 契約者回線維持機能」として1契約者回線ごとに1,100円(各税別)となっている。

iPhone対抗「Touch Diamond」、イー・モバイルから10月に

イー・モバイルは、タッチパネルを備えた台湾のHTC製スマートフォン「Touch Diamond」を10月上旬に発売する。

2008年09月10日 07時00分 更新

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0809/10/news016.html

 イー・モバイルは、台湾のHTC製スマートフォン「Touch Diamond」(S21HT)を10月上旬に発売する。iPhoneと同様、タッチパネルを備え、指先でなぞって画面のスクロールや拡大・縮小、メニュー選択などができる。

 下り最大7.2Mbpsの通信に対応した。HTC独自のユーザーインタフェース「TouchFLO 3D」を搭載し、指先で操作できるほか、本体を横向きに傾けるとWebページの表示が自動的に横向きに切り替わるといった機能を備えた。

 WMA、MP3、AACなどの音楽ファイルの再生が可能だ。Windows Mobile 6.1 Professionalを搭載し、PCで作成したExcelやWord文書を編集したり、PowePointやPDFファイルを閲覧できる。イー・モバイルのWebサービス「EMnet」を利用すれば、メールで携帯電話用の絵文字も使える。

 サイズは約102(高さ)×52(幅)×11.9(奥行き)ミリ。重さは約98グラム。価格や発売日は決まり次第発表するとしている。

イー・モバイル、国内最薄のタッチ型スマートフォン発売

イー・モバイルは、iPhone対抗スマートフォンとして注目されるHTCの「Touch Diamond」を発売する。

[ITmedia]2008年09月09日 19時27分 更新

http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0809/09/news111.html

 イー・モバイルは9月9日、台湾HTC製のスマートフォン新製品「Touch Diamond(S21HT)」を10月中旬に発売すると発表した。画面をタッチ操作するタイプの端末としては国内最薄、最軽量になるという。

Touch Diamond Touch Diamondは、同社が独自開発した3Dユーザーインタフェース「TouchFLO」を搭載し、画面上を指でなぞりながら操作できる。海外ではAppleのiPhoneに対抗する端末として5月に発売されている。最薄部の厚さが11.9ミリ、重さ98グラムのコンパクトな筐体サイズと10キーボードを採用した。

 OSには、Microsoft Windows Mobile 6.1 Professional版を搭載し、アプリケーションの起動制御やIPsec VPN接続、クライアント管理ツールとの連携といった企業利用に対応したセキュリティ機能も搭載。Microsoft Officeのモバイル版スイートも搭載し、ドキュメントファイルの閲覧や簡易編集もできるようになっている。

 Webブラウザには、Operaのスマートフォン版「Oprea Mobile 9.5」を採用し、表示処理の高速化やタブブラウジングなどに対応した。また、GPSも搭載しており、NAVITIMEを利用した簡易ナビゲーションサービスを利用可能。W-CDMA方式の高速化規格「HSDPA」に対応し、下り最大7.2Mbpsのデータ通信サービスを利用できるようになっている。

 購入価格などについては後日発表するとしている。

製品名 Touch Diamond(S21HT)

OS Microsoft Windows Mobile 6.1 Professional Edition

表示部 VGA2.8型TFT液晶(タッチスクリーン)

通信機能 HSDPA/W-CDMA(1700MHz)、最大7.2Mbps(下り)/最大384Kbps(上り)、IEEE 802.11b/g、Bluetooth 2.0+EDR準拠、GSM(900/1800/1900MHz)

内蔵カメラ メイン:有効画素数約320万画素CMOS(オートフォーカス機能付)、サブ:有効画素数約30万画素CMOS

内部ストレージ 約4Gバイト

外部接続端子 ミニUSB端子

使用時間 連続待受:約236時間、連続通話:約252分

サイズ 高さ約102×幅52×厚さ11.9ミリ、重さ約98グラム

主な搭載ソフト Excel Mobile、Word Mobile、PowerPoint Mobile、OneNote Mobile、Windows Media Player10、Windows Live、Windows Live Messenger、ActiveSync、Adobe Reader LE、Opera Mobile、NAVITIME、クイックGPS、辞書ウォーカー、ボイスレコーダーほか

タッチスクリーン搭載「Touch Diamond」、イー・モバイルが10月上旬発売

 イー・モバイルは10月上旬より、HTC製「Touch Diamond」(S21HT)の販売を開始する。

http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20380072,00.htm

 S21HTは、スマートフォンとして国内最薄11.9mm、最軽量98gを実現したモデル。指先でメニュー選択やアプリケーション操作ができるインターフェース「TouchFLO 3D」を搭載し、本体を傾けて、表示画面を自動的に回転することも可能だ。

 OSには、Microsoft Windows Mobile 6.1 Professional Editionを採用した。ディスプレイはタッチスクリーンに対応した2.8インチVGA TFT液晶。最大受信速度7.2Mbpsの高速データ通信も可能だ。カラーはブラックの1色で、価格および発売日は未定。

「Touch Diamond」(S21HT)

イー・モバイル、タッチパネル式携帯電話「S21HT」

イー・モバイルは、スマートフォンの新モデル「Touch Diamond S21HT」(HTC製)を、10月上旬より発売する。

http://news.kakaku.com/prdnews/cd=keitai/ctcd=3110/id=3984/

52(幅)×102(高さ)×11.9(奥行)mmで重量98gの薄型軽量ボディに、2.8型VGAタッチスクリーン液晶を搭載。タッチパネル上で操作を行う「TouchFLO」が向上したインターフェイス「TouchFLO 3D」を採用し、メニュー選択やアプリケーション操作、画面スクロールや拡大縮小表示など、直感的に操作可能だ。

また、「Windows Mobile 6.1 Professional」を搭載。Excel/Wordのデータ編集やWindows Media Player Mobileによる音楽/動画再生、Internet Explorer/Opera Mobile 9.5によるインターネット閲覧や「YouTube」などの動画視聴が行える。

このほか、通信機能「HSDPA/W-CDMA」を採用し、最大受信速度7.2Mbpsの高速データ通信に対応するほか、IEEE802.11b/g対応無線LANやBluetooth2.0+EDRをサポート。GPS機能も内蔵し、NAVITIMEと連動したナビゲーションも利用可能だ。

イー・モバイル、新感覚タッチケータイ「Touch Diamond」を10月上旬より発売~国内最速・最薄・最軽量

 イー・モバイルは、台湾HTC製の携帯端末「Touch Diamond」(S21HT)を10月上旬より販売することを発表した。

http://www.rbbtoday.com/news/20080909/54122.html

Touch Diamond

 「Touch Diamond」(S21HT)は、「TouchFLO」を進化させた新感覚インターフェイス「TouchFLO 3D」を搭載しており、指先だけでメニュー選択やアプリケーション操作などが可能となっている。タッチ操作による画面スクロールや拡大縮小表示のほか、本体を左右に傾けると表示画面が自動的に回転するなど、直感的な操作が可能だ。また日本語入力では、10キー入力に加えて手書き入力にも対応する。

 なお同社によれば「Touch Diamond」は、国内で発表・販売されているスマートフォンとして国内最薄・最軽量となる厚さ11.9mm、重さ98gを実現しているとのこと。

 携帯端末としては、最大受信速度7.2Mbpsの高速データ通信に対応。GmailをはじめとするさまざまなPCメールが使用可能なほか、ケータイメール(絵文字使用可)に対応する。YouTubeなどの動画視聴や音楽ファイルの再生、PCサイトの全画面表示に対応する。

 カラーはブラックで、価格・発売日は決定次第、あらためて発表される予定だ。

(冨岡晶@RBB 2008年9月9日 18:02)

98グラムの黒いタッチケータイ、イー・モバイル「Touch Diamond」発表

 HTC(High Tech Computer)製の「Touch Diamond」は厚さ11.9mm、重さ98gを実現したタッチケータイ。タッチパネル上で指先を使った画面スクロールや拡大縮小表示が可能で、本体を左右に傾けると表示画面が自動的に回転するなど、直感的な操作が可能になっている。

http://markezine.jp/article/detail/5328

タッチスクリーンは2.8インチVGAのTFT液晶

 最大受信速度7.2Mbpsの高速データ通信に対応し、YouTubeなどの動画視聴や音楽ファイルの再生が可能なほか、国内外のFMラジオを楽しむこともできる。内部ストレージは約4GBあるので音楽や動画を持ち歩くのにベンリだ。

指先だけでメニュー選択やアプリケーション操作ができる

もちろんカメラも内蔵

 OSはWindows Mobile 6.1(Professional Edition)で、ブラウザはMicrosoft Internet ExplorerとOpera Mobileを標準搭載。パソコンで作成したExcelやWordなどのデータ編集、PowerPoint、PDFデータの閲覧が可能で、メール・連絡先・予定表・音楽ファイルなどをPCと同期することもできる。

 仕事にもエンターテインメントにも強い、このタッチケータイのカラーは黒のみ。価格・発売日は決定次第発表される。

2008年09月15日

イー・モバイル、国内最薄・最軽量スマートフォン「Touch Diamond」を発売

イー・モバイルは、OSにWindows Mobile 6.1 Professionalを搭載した、スマートフォンの新製品「Touch Diamond(S21HT)」(HTC製)を10月上旬より発売する。HTC独自のインタフェース「TouchFLO 3D」を採用したストレートタイプで、メニュー選択やアプリケーション操作を指先だけで行える。

http://journal.mycom.co.jp/news/2008/09/11/008/index.html

厚さ・重さが11.9mm・98gとコンパクトな端末で、同社は国内で発表・販売されているスマートフォンの中で最薄・最軽量(2008年9月9日現在)としている。ディスプレイは、タッチスクリーンに対応した2.8インチVGA TFT液晶を搭載。メインカメラは、オートフォーカス対応の有効画素数約320万画素CMOSセンサを採用した。

通信面は、下り最大7.2Mbps/上り最大384kbpsのデータ通信に対応し、IEEE802.11b/gの無線LAN機能を搭載する。機能面では、Officeドキュメントの閲覧が可能なほか、ActiveSyncを利用してメール・連絡先・予定表・音楽ファイルなどをPCと同期することができる。WebブラウザはOpera Mobile 9.5を採用し、PC向けWebサイトの閲覧に対応。YouTubeなどの動画視聴や音楽ファイルの再生も可能となっている。メール機能は、Gmailなどの各種PCメールに対応するほか、絵文字に対応した「EMnetメール」の利用が可能。このほか、内蔵のGPSを利用して、NAVITIMEと連動したナビゲーション機能も利用できる。

(吉川英一/K-MAX)

機種名 Touch Diamond (S21HT)

メーカー HTC

OS Microsoft Windows Mobile 6.1 Professional Edition

ディスプレイ 2.8インチVGA TFT液晶(タッチスクリーン)

通信方式 HSDPA/W-CDMA(1700MHz)

GSM(900/1800/1900MHz)

通信機能 ワイヤレスLAN (IEEE802.11b/g)、Bluetooth2.0+EDR

カメラ メイン 有効画素数 約320万画素CMOS (オートフォーカス機能付)

サブ 有効画素数 約30万画素CMOS

内部ストレージ 約4GB

外部接続端子 ミニUSB端子(USB2.0 Full Speed)充電端子/イヤホン端子兼用

連続通話時間/待受時間 約252分/約236時間

寸法 約102×52×11.9mm(突起部を除く)

質量 約98g (電池パック、スタイラスペン装着時)

2008年09月18日

高度な特徴で世界に拡大する3G

インドの調査会社RNCOS社は出版レポート「世界の3G市場調査:地域/技術別の2010年までの予測 - 3G Market Forecast to 2010」のプレスリリースにおいて、WCDMAとCDMA2000を使用する3G加入者の総数は、2007年に6億増加し、45%成長したという調査結果を発表した。

http://japan.zdnet.com/release/story/0,3800075480,00037398p,00.htm

インドの調査会社RNCOS社の調査レポート「世界の3G市場調査:地域/技術別の2010年までの予測 - 3G Market Forecast to 2010」は、WCDMAとCDMA2000を使用する3G加入者の総数は、2007年に6億増加、45%成長したと報告している。2007年の3G加入者の増加は、効率的な高速データ通信や、無線インターネット接続やビデオコンファレンスなどの幅広いモバイルアプリケーション提供などの3G技術の魅力によるものである。

日本、韓国、米国などの急速に3G技術を受け入れた国々では、3G加入者の多くがCDMA2000を利用しているとこの調査レポートは報告している。この傾向は今後しばらく続くが、WCDMAも急速に加入者数を増やしている。世界のCDMA2000技術による3G加入者数は、2008-2010年にCAGR23%で成長するだろう。

世界市場での3G加入者数におけるCDMA2000規格の成長は確実だが、西欧ではWCDMA技術が3G市場の注目を集めているという点で異なった傾向を示すだろう。その上、WCDMAネットワークのダウンリンク性能を改良するHSDPA(High Speed Downlink Packet Access)がスタートし、今後のWCDMA技術の需要は高まるだろう。WCDMA技術の加入者数は、2008-2010年までの期間、CAGR50.7%で増加するだろう。

この調査レポートは、世界の3G市場に関する広範な調査と論理的分析を行っている。世界の3G技術の大規模な展開につながる要素と傾向を記載している。3G市場の情報を地域ごと、技術毎に記載し、3Gへの移行に関する主要なビジネスチャンスを調査している。日本、韓国、ドイツ、米国、中国、ブラジル、インドなどの国々の主要市場や新しい市場について記載している。

また、無線市場の3G加入者数、3G加入者数、3G携帯電話市場、モバイルテレビ加入者数の予測を提供している。


[調査レポート]

世界の3G市場調査:地域/技術別の2010年までの予測

3G Market Forecast to 2010

(リンク »)

[RNCOS社について]

(リンク »)

※このプレスリリースに関するお問合せ

(リンク »)

株式会社データリソース

107-0052 東京都港区赤坂4-5-6

Tel:03-3582-2531 Fax:03-3582-2861

(リンク »)

Eメール:info@dri.co.jp

NTTPCがHSDPA利用の企業向けリモート接続サービス,端末は日本通信から調達

 NTTPCコミュニケーションズは2008年9月17日,同社の企業向けVPNサービス「Master'sONE」に,外出先や自宅からHSDPA(high speed downlink packet access)を利用して社内ネットワークに常時接続できるオプション「セキュア・リモートアクセスサービス 定額FOMAデータ通信プラン」を追加すると発表した。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080917/314982/

 MVNO(仮想移動体通信事業者)としてNTTドコモの網とレイヤー3で相互接続することにより実現した。10月10日から提供を開始する。

 定額FOMAデータ通信プランでは,セキュリティ対策機能を充実させた。ユーザーの接続時は発信者番号とワンタイム・パスワードで認証を実施するほか,あらかじめ登録したIPアドレスやポート番号,接続先URLに応じて通信をフィルタリングするサービスも標準で提供する。ユーザーにはデフォルトでプライベート・アドレスを割り当て,インターネットには直接接続できないようになっている。ワンタイム・パスワードはソフトウエア型(パスロジのPassLogic)と,ハードウエア型(RSAセキュリティのSecurID)の2種類を用意した。

 月額料金は5985円/ID。「HSDPAを利用した企業向けの閉域型定額制サービスでは業界最安値」(同社)とする。データ通信カードは日本通信から中国ZTE製の端末(USBタイプ)を調達。端末価格と登録料を含めた初期費用は1万5750円/IDである。今後,端末はNEC製の「FOMA N2502 HIGH-SPEED」(CFカード・タイプ)も追加する予定。社内へのリモート・アクセスだけでなく,ルーターとセットで販売して小規模拠点のアクセス回線や大規模拠点のバックアップ回線の用途も提案していく。

[発表資料へ]


(榊原 康=日経コミュニケーション) [2008/09/17]

オンラインストレージとの連携始まる 日本重視に傾くWindows Mobileの新展開

 スマートフォン市場が盛り上がりを見せている。先週、KDDI(au)が、同社として初のスマートフォン「E30HT」(台湾HTC製)を来年春に投入すると発表。イー・モバイルもタッチ式操作を採用した「Touch Diamond(S21HT)」(台湾HTC製)を10月上旬に販売すると発表した。ソフトバンクモバイルが7月に国内で販売した「iPhone 3G」(アップル製)効果により、スマートフォンの認知度も高まっているのが背景だ。

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20080917/1018833/?top

 E30HT、Touch DiamondにOSを提供するマイクロソフトのコンシューマー&オンライン マーケティング統括本部 モバイルコミュニケーション本部 越川慎司本部長に、Windows Mobile事業拡大とスマートフォン市場について聞いた。

来年6月までに売上台数を2倍に増やす

コンシューマー&オンライン マーケティング統括本部 モバイルコミュニケーション本部 越川慎司本部長

――Windows Mobile搭載のスマートフォンが続々登場している。

越川氏:KDDI(au)からの発売も決まり、これでどの携帯電話会社と契約していてもWindows Mobile端末を利用してもらえる環境が整った。今後さらに利用者を拡大していくつもりだ。来年の6月までに売上台数を現在の2倍に増やす計画だ。認知度を高めるために、米国に次ぐ2番目の宣伝費を投入してマーケティングにも力を入れていく。10月からは大々的なキャンペーンも打つ。

 売上台数を伸ばすためには2つの方向がある。1つは多くの機種をそろえることだ。イー・モバイルとKDDIから発売される新端末だけでも想像以上に伸びると考えている。ただ用途などによって好きな端末が選べるよう、さらに種類を増やさなければならない。去年は6機種を投入したので、まずはこれを倍にする。

 2つ目は1機種当たりの販売台数を増やすこと。そのためには現在の中心的な利用者である“ビジネスパワーユーザー”に加えて、コンシューマー層を幅広く獲得する必要がある。

日本市場にあわせたカスタマイズが必要

――拡販には何が必要か?

越川氏:日本の携帯電話市場はご存知の通り特殊だ。米国で開発されたWindows Mobileをそのまま持ち込むだけでは売れない。日本市場に合わせた取り組みが求められる。例えば「おサイフケータイ」や「着うたフル」などは、世界的に注目されており、特にヨーロッパでは研究が進んでいる。絵柄付きのメールであるデコメール(HTMLメール)やアドレス交換などに使う赤外線通信機能も国際的なスタンダードになる流れが出てきているほどだ。

 マイクロソフトも当然、日本の携帯電話に注目している。日本での利用者を拡大するために7月、大きな組織改編もあった。コンシューマー向けに特化した組織「コンシューマー&オンライン・インターナショナル(COI)」を作ったのが最大の特徴だ。Windows Liveなどのオンラインサービスと組み合わせてWindowsブランドを強化し、エンドユーザー向けの販売を拡大する狙いだ。Windows Mobileを担当するモバイルコミュニケーション本部もCOIの中にある。

 全世界的な組織変更でトップには、元日本法人社長のダレン・ヒューストンが就任した。日本のトップは、元EMIミュージック・ジャパン(旧東芝EMI)の堂山昌司で、音楽などエンターテインメントコンテンツ事業に強い。

――Windows Mobileユーザー増やすためには何が必要?

越川氏:2つある。まずはWindows Mobileと我々の持つ既存資産との連携だ。Windows Liveサービスの一つ、5GBのオンラインストレージサービス「Windows Live SkyDrive」をWindows Mobileで使えるようにする。多くの携帯電話にはカメラが付いている。ほとんどの人は写真を撮ったらメールに添付して友人や家族に送る。でもあとはメディアに入れっぱなしだ。これをSkyDriveを使ってネットワーク上に保存してコミュニティーなどで共有できるようにする。ネットワークにも接続して保存スペース内の写真を表示できる「デジタルフォトフレーム」などを使って、田舎のおじいちゃんに子どもの写真を見てもらうこともできるだろう。こうしたサービスとの連携は、9月末の「CEATEC JAPAN2008」で披露したい。年内にサービスを始めるつもりで準備を進めている。

 メール機能も我々の資産を使って拡張していきたい。カナダのリサーチ・イン・モーションの「ブラックベリー」が米国で成功しているのは、Exchangeサーバーを利用したメールの送受信を安全にできるからだ。これをマイクロソフト流にやる。キャリアメールやHotmailと連携し、ビジネスでもプライベートでも一つの端末でメールを受けられるようにする。来年にもサービスとして始めたい。

 2つ目はパートナーのサービスと連携することだ。通信キャリア、OEMベンダー、SI(システムインテグレーション)ベンダーなどと連携し、サービスを提供する。コンシューマーにとって便利なサービスが提供できるよう検討しているところだ。

――それらのサービスは無料なのか?

越川氏:有料、無料は通信キャリアと話し合わなければならない。課金の仕組みもあるし、広告を出して無料にする方法もある。パソコン版のSkyDriveは無料。Windows Mobileでも有料化は今のところ考えていない。収益を上げるより、Windows Mobileに価値を加えるのが目的だ。

パソコン版の「Windows Live SkyDrive」(画像クリックで拡大)

Windows Mobileのヒットに必要なのはドラクエ?

――コンシューマー層に広げるために何が一番必要か?

越川氏:何かをするためにはWindows Mobileが必要だと思ってもらうことだ。FOMAの爆発的ヒットには「ドラクエ」があったと考えている。ドワンゴ顧問の夏野剛さん(元NTTドコモ執行役員、慶應義塾大学政策メディア研究科特別招聘教授)がFOMAにドラクエをプリインストールしたのは大きかった。携帯電話でドラクエができるのはFOMAだけだったからだ。

 SNSを使ったコミュニティーや、家族のきずなを深めるフォトシェアリングなどがWindows Mobileでしかできない、となれば多くのユーザーに受け入れられるだろう。その必然性を見いだしていくのが我々のミッションの一つだ。

 カッコイイ端末でWindows Mobileならでは利用シナリオが、コンシューマーのハートをつかむためには重要だ。

セキュリティー面でiPhoneをリード

――ビジネス市場の開拓余地もあるのでは?

越川氏:COIの中でBtoBをやっているのはモバイルコミュニケーション本部のみ。ビジネス向け市場は、今まで以上に強化していく。現在、Windows Mobile 6.1(WM6.1)ではビジネス面の機能を強化している。KDDIが発表した「E30HT」も完全にビジネス向けだ。

――端末はビジネス向け、コンシューマー向けとも同じなのか?

越川氏:別のもだと考えている。どんなシーンで利用するかで必要な機能は明らかに違ってくる。例えばビジネスユーザーの6割は、フルキーボードが欲しいと言っている。ソフトバンクモバイルの「iPhone 3G」のようなタッチデバイスはまだ受け入れられていない。

 コンシューマー向け端末には現在、ウィルコムの「WILLCOM 03」がある。イー・モバイルが発表した「Touch Diamond」もコンシューマー向け端末だ。今後も2、3割はコンシューマー向けのモデルにしていきたい。

KDDIが来春に販売する法人向けスマートフォン「E30HT」(画像クリックで拡大)

イー・モバイルが10月上旬に投入する「Touch Diamond(S21HT)」(画像クリックで拡大)

――iPhone 3Gもビジネス分野に参入しようとする動きがある。

越川氏:iPhoneを怖いとは思っていない。まだ市場が小さいので、食い合うという意識はない。iPhoneのおかげでスマートフォンの認知度が7割くらいに上がったし、次の新機種にスマートフォンを検討したいという人が半分になったという調査結果もある。一緒にスマートフォン市場を盛り上げていきたいと考えている。ブラックベリーも同じだが、日本で利用者が増えるのはこれからだ。

 ビジネスでは、社員に音楽などのマルチメディア機能を使わせないのが一般的だ。WM6.1はマルチメディア機能を一括で制限したり、アプリケーションを追加できないように設定するなど、会社のシステム部などが端末を一括管理できる仕組みがある。iPhoneにはできないことで、強みだと考えている。セキュリティーコンプライアンスの面ではWindows Mobileに分がある。

ミニノートとのすみ分けは?

――ミニノートが普及してきている。スマートフォンとユーザーが重なるのではないか?

越川氏:ミニノートが小さいからといってポケットには入らないし、スマートフォンでは膨大なエクセルシートなどを開いて作業するのが難しい。使い方によってユーザー側が選択することになるだろう。デバイスが増えれば、一人一台の時代ではなくなる。複数台の機器で、アドレス帳やメール、写真などを共有したり、管理したりする必要がでてくる。

 こうしたライフスタイルに合わせてデバイスはさらに多様化していくはずだ。我々のオンラインサービスとの組み合わせは重要になるだろうし、端末ごとに特徴的な機能持たせることも必要になってくるだろう。我々はOEMメーカーと協力して端末の開発からも参加している。OSを熟知しているからこそ実現できる機能もあるのではないか。こうした開発体制も今後の差別化につながると思っている。

――グーグルの「アンドロイド」の市場投入が近いと言われている。

越川氏:OSでスマートフォンや携帯電話を選んでいるユーザーはいない。私としてはユーザーの使いたい機能を実現するのが大切だと考えている。

 通信キャリアやOEMベンダーにとってWindows Mobileを採用するメリットは、最短距離で開発できるということだ。オフィスソフトなどミドルウエアの作り込みから、サポートまでをマイクロソフトが全部手がけているので、開発コストが圧倒的に抑えられる。Windows上で動くアプリケーションの開発者は、国内に40万~50万人いる。必要に応じてエンジニアを確保しやすいのもメリットだ。

 現時点ではメールやブラウザー、音楽、動画再生などの通常機能がOSに入っている方がいいのではないか。通信キャリアやOEMメーカーがゼロから作った方が自由度は高いが、コストと時間がかかりすぎる。

(文/三浦善弘=日経トレンディネット)

端末が売れない時代のケータイビジネスは au「冬商戦も2割減」

「夏商戦の端末販売数は、前年の7~8割だった」とKDDIの小野寺社長。冬商戦の販売台数も前年の8割程度を見込んでおり、飽和市場での成長戦略構築が急務になってきた

2008年09月17日 21時05分 更新

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0809/17/news119.html

小野寺社長 携帯電話の端末販売数が減少している。「夏商戦の端末販売数は、前年の7~8割だった」――KDDIの小野寺正社長は9月17日に開いた定例会見でこう打ち明け、冬商戦の販売台数も「前年の8割程度」を想定する。

 端末を低価格に抑え、その分を月額料金に上乗せして回収する従来の「販売奨励金モデル」から、端末価格と月額料金を切り離した「分離プラン」への移行が進み、端末価格が上昇して買い控えが起きている。市場の飽和もあいまって買い換えサイクルが長期化し、端末販売数に響いている。

 同社は、個人向けの2台目需要を喚起し、法人市場も開拓。多様化するニーズにきめ細かく対応できる体制を築くなど、飽和市場での成長戦略を模索する。

「ソフトバンクが引き金だった」

 「auらしさが失われていた」――小野寺社長は4月の決算会見でこう話していた。auはかつて純増1位を独走し、個性的な端末が話題を呼んでいたが、話題性や純増数ではここ最近、ソフトバンクモバイルにお株を奪われていた。

 「原因はいろいろと分析している。新しい取り組みは他社に遅れてはいないと自負しているが、端末の魅力が必ずしも過去ほどではなくなっていた。秋冬モデルはかなりいい端末が出せると思う」と小野寺社長は述べる。

純増数の推移 ただ「純増数だけで判断していいかは疑問」と指摘する。「ARPU(加入者1人当たりの売上高)の低い客を取ることに経営的な意味はあるのか。ただマスコミなどは純増数で判断するから、回線数と利益面のバランスを取っていかないといけない」

 競争環境の変化をもたらした要因として「ソフトバンクのホワイトプランとスーパーボーナスが大きな引き金。分離プランの問題もある」と小野寺社長は振り返る。

 分離プラン導入以降、各社とも端末販売数が減少している。「分離プランを導入すればこういう結果になることは当初の想定通り。良かったかどうかの評価はこれからだが、メーカーも販売店もしんどくなった」

多品種少量生産の時代に、「ナカチェン」「フルチェン」で勝負

 携帯電話の市場が、大量生産・大量消費から多品種少量生産に変わりつつあるとも指摘する。「どんなマーケットでもそうだが、最初はマスプロダクションで価格が下がり、その後マーケットがセグメント化して少量多品種生産になる。かつては1機種が100万台売れていったが、今はそれを期待しては間違い。携帯業界でもセグメント化が始まりつつある」

 この時代に対応するのが「フルチェン」「ナカチェン」だという。フルチェンは、端末のパネルやバッテリーカバー、ダイヤルキーまでカスタマイズでき、ナカチェンはメニューをカスタマイズできる。それぞれauショップに来店してサービスを受ける。

 他社とのコラボレーションも展開しており、北海道日本ハムファイターズとの連携したナカチェンモデル「ファイターズケータイ」を12日に発表したほか、3000台限定で発売したフルチェンモデル「サザンケータイ」は「とんでもない数の応募があった」という。

 フルチェンやナカチェンでニッチなニーズにも応えながら、auショップへの来店も促進。多様化した顧客に窓口で対応する。

 「ニーズや客層が多様化し、待ち受け画面などを自分でセットできる人とそうでない人が出てきている。例えばPCを購入した際、すべて自分でセットアップする人もいれば、家に出向いてセットアップするサービスもある。携帯もそういう時代に来ている」

 個人向けの2台目需要も喚起していきたいという。「携帯電話も時計や眼鏡のようにファッション化していく。そうすると1台では足りなくなる。iPhoneもファッションだろう」

 Googleの携帯電話向けプラットフォーム「Android」も、多様化するニーズに対応する選択肢の1つという考え方だ。「Androidは携帯のオープン化に1つの方向性を示したと思うが、すべてがそれでうまくいくとは思っていない。当社の全端末に載るわけではないし、標準になるとは思っていない」

スマートフォンは大企業向け 中小企業は省機能端末で

 個人向け市場が飽和する中、法人向け契約数を増やすことも成長のカギになる。同社は来春、法人向けにスマートフォンを投入する計画。ソリューションとセットにして大企業向けに販売する計画だ(iPhone不振は「想定内」とKDDI小野寺社長 「スマートフォンよりケータイの方が使いやすい」)。

 ただ中小企業では「使われているのは音声通話だけ」で、「前の世代の端末を安く提供している状態」という。各社の料金競争も激しく「むちゃくちゃな価格競争。端末タダは当たり前の乱売合戦になっている」という。

 中小企業向けに音声通話に特化した低価格端末を開発するという選択肢も検討しているが「受けるかどうかつかみかねている」とし、具体的な開発計画はないとした。

 会見での一問一答は以下の通り。

――イー・モバイルが回線とセットで「Eee PC」を100円で購入できるプランを出した。携帯電話の販売奨励金モデルに似ている。

 販売奨励金モデルはこれまで各社がやってきたことで、新しくはない。iPhoneもそうだ。ただ、こういうものに対して、販売奨励金モデルを批判してきた方々が何もおっしゃらないのが不思議だ。

――総務省がauのネットサービスなどでたびたび障害が起きているとし、KDDIに行政指導した。

 ご迷惑をおかけして申し訳ない。障害は複数回起きているが、原因はすべて別。1つのベンダーからシステムを購入しても、その中のソフトに他社製ソフトが入っていて、インタフェースの部分でトラブルが起きている。ベンダーと一緒に解決していかなくてはならない。改善策は検討中だ。

――1台の携帯で2つの電話番号が利用できるサービスを、NTTドコモやソフトバンクが提供している。

 ビジネス向けと個人向け番号を使い分けるという発想だろうが、本当に必要なのか。セキュリティ面や会社で端末をアップデートする際の利便性を考えると、別の端末のほうがいいのではないか。

――固定系サービスの状況は。

 2010年に黒字化する目標は変わっていない。NTT東西はフレッツ光契約者が1000万を突破したと発表したが、6000万あった固定電話回線のうちたった1000万しかFTTHに移っていない。

 FTTH化が進まない最大の要因は、FTTHでないと受けられないサービスが明確ではないこと。そういったサービスを投入すれば、伸びのスピードが変わるだろう。悲観はしていない。

――景気後退の携帯ビジネスへの影響は。

 直接的にはほとんどない。過去も、景気と携帯ビジネスはあまり関係なかった。リーマン・ブラザーズも当社の顧客で取引はあるが、大きな影響はない。

2008年09月19日

HTC、3.8インチのワイドVGA液晶搭載「Touch HD」

台湾HTCは、海外市場向けモデルとして、3.8インチのワイドVGA液晶を装備したWindows Mobile搭載スマートフォン「HTC Touch HD」を発表した。第4四半期に欧州で発売され、その後他の地域にも投入される見込み。

http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/41893.html

 「Touch HD」は、タッチパネル対応で、3.8インチ、480×800ドットのワイドVGA液晶を搭載したスマートフォン。OSはWindows Mobile 6.1 Professionalで、ユーザーインターフェースとしてTouchFLO 3Dを採用する。フロントにインカメラと下部に4つのキーを搭載するものの、全面液晶に近いデザインが採用されている。

 上部には3.5mmの標準的なステレオミニ端子が装備されており、アダプターを介さずに市販のヘッドフォン、イヤフォンを利用できる。

 カメラは5メガピクセルのオートフォーカス対応カメラを装備し、SDHC対応のmicroSDカードが利用可能。内蔵メモリはflashメモリが512MB、RAMが288MB。

 通信方式はHSDPA 7.2Mbpsがサポートされ、W-CDMA(900/2100MHz)、GSM/GPRS/EDGE(850/900/1800/1900MHz)を利用可能。無線LANはIEEE802.11b/gで、Bluetoothは2.0+EDR。GPS機能はAGPSにも対応する。バッテリーは1350mAh。チップセットはクアルコムのMSM7201A(528MHz)が採用されている。

 連続待受時間はW-CDMAで約450時間、GSMで約390時間、連続通話時間はW-CDMAで約390分、GSMで約310分。

 大きさは115×62.8×12mmで、重さは約146.4g。



■ URL

  ニュースリリース(英文)

  http://www.htc.com/www/press.aspx?id=65236


(太田 亮三)

2008/09/19 18:05

イー・モバイルが「Touch Diamond」公開、10月10日発売

 イー・モバイルは18日、東京の青山ダイヤモンドホールでイベント「Touch Diamond Reception」を開催し、報道関係者などに新製品の「Touch Diamond(型番S21HT)」を公開した。

http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/41881.html

 イベントでは、まずイー・モバイルの執行役員副社長の阿部 基成氏がTouch Diamondの概要を説明した。阿部氏は、「コンパクトさと7.2Mpbsの高速通信、VGAのディスプレイ、そしてそれらの性能を生かすTouchFLO 3Dを搭載し、片手で直感的に操作できることにこだわっている」と語り、各種機能を紹介した。また発売日が10月10日となることも明らかにされた。

 つづいてHTC Nippon代表取締役のデビッド・コウ氏が登壇し、すでに世界各国で販売されている海外版のTouch Diamondの販売が好調であることをアピールするとともに、「今回、イー・モバイル版にも世界で使っているのと同じTouch Diamondの名前を採用した。世界と同じ名前を使うことで、日本のユーザーも世界のトレンドにつながったことになる。イー・モバイルからこれだけ早いタイミングで発売できることにも感謝したい」と述べた。

 イベントでは、スペシャルゲストとしてシンガーソングライターの福井 舞氏が登場し、ミニライブも行った。福井氏はTouch Diamondについて、「一昨日、Touch Diamondをいただいてから使っているが、Youtubeやインターネットを使うにも、パソコンが要らなくて便利」とコメントした。さらに「Touch Diamondのイベントを青山のダイヤモンドホールで行うにあたり、是非ともダイヤモンドを身につけていただきたい」として、福井氏にはイー・モバイルの阿部氏からダイヤモンドのリングが贈られた。


HTC Nipponのコウ氏 ライブで歌を披露する福井氏

インタビューに答える福井氏 阿部氏にリングを送られる福井氏


Touch Diamondと卓上ホルダ(オプション品)

 イー・モバイルが発売するTouch Diamondは、HTCが今年5月に発表したWindows Mobileスマートフォン「Touch Diamond」のイー・モバイル版。フルキーボードやテンキーを搭載せず、タッチパネルディスプレイで操作をする。基本的な仕様は海外版と同じだが、イー・モバイル版ではW-CDMAの周波数が変更されているほか、背面デザインがフラットな形状となり、重さも10g程度軽くなっている。下り最大7.2MbpsのHSDPAに対応し、無線LAN(IEEE802.11b/g)やBluetooth 2.0+EDRも利用可能。GPSも搭載する。また、3バンドのGSMも内蔵し、海外ローミングにも対応する。SIMロックはかかっておらず、海外では現地事業者のSIMカードも使用できる。

 OSにはWindows Mobile 6.1 Professional Editionを採用するが、HTC独自のユーザーインターフェイス(UI)「TouchFLO 3D」を搭載し、メニュー操作はスタイラスではなく指で画面をタッチして操作できるようになっている。画面は感圧式で、スタイラスによる操作も可能。設定メニューなどには通常のWindows MobileのUIも残されている。ブラウザなど一部のアプリケーションでは、カーソルキーの周囲をなぞることで拡大・縮小ジェスチャー操作ができるほか、加速度センサーの搭載により、本体を横に傾けることで表示を回転させることもできる。



テンキー形式で日本語入力できる

 日本語入力にはAdvanced Wnnを搭載していて、予測変換にも対応。手書きやソフトウェアテンキーで文字入力を行なえる。4GBのフラッシュメモリを搭載し、メモリカードには対応しない。Windows Mobileの標準的なソフトウェアに加え、OfficeアプリやAdobe Reader、Opera Mobile、NAVITIME、YouTube専用アプリ、電子辞書などをプリインストールされている。FMラジオも利用できる。

 ディスプレイは2.8インチでVGA(480×640)解像度。カメラは有効320万画素のCMOSで、オートフォーカスにも対応し、最大2048×1536ドットの静止画を撮影できる。本体下部にminiUSB端子を搭載し、充電やパソコンとの接続、イヤホンの接続に用いる。大きさは102×52×11.9mmで、重さは約98g。連続通話時間は約252分(3G)、連続待受時間は約236時間(3G)。イヤホンマイクやキャリングケースなどが付属する。別売りのオプションとして、卓上ホルダや大容量電池パック(背面の電池カバーも交換する)も販売される。CPUはクアルコムのMSM7201A(528MHz)と公表されている。


手に持った感じは日本のケータイよりもコンパクトな印象 イー・モバイル版独自仕様の背面

上端にはスリープスイッチ 下端にはminiUSB端子とマイク穴、ストラップホール。側面にはスタイラス収納

スタイラス収納部にリセットボタンがある 背面の電池カバーを外したところ。ストラップはカバーを外して脱着する

■フォトギャラリー




■ URL

  ニュースリリース

  http://www.emobile.jp/cgi-bin/press.cgi?id=574

  製品情報

  http://emobile.jp/products/ht/s21ht/

■ 関連記事

・ イー・モバイル、HTC製「Touch Diamond」を10月上旬発売

・ HTC、タッチパネル操作を進化させた「HTC Touch Diamond」発表


(白根 雅彦)

2008/09/19 12:05

イー・モバイル,小型タッチパネル端末「Touch Diamond」を公開

イー・モバイルは2008年9月18日,台湾HTCが開発したタッチパネル搭載端末「Touch Diamond」の発表会を開催した。Windows Mobileに,画面上を指でなぞることで操作できる独自のインタフェースを組み込み,Web,メール,画像表示などの操作性を高めた。発売は10月10日。価格は未定。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080919/315053/

 タッチパネルで各種の操作ができるWindows Mobile 6.1用のユーザー・インタフェースは,HTCが開発した「TouchFLO 3D」(写真1)。例えば,Webブラウザの「Opera Mobile」を起動すると,まず全体のWebページが現れ,読みたい部分をタッチ操作で拡大するといった具合だ。文字は,iPhoneと同じような画面上の10キーを使って入力する(写真2)。このほかに手書き入力の機能も備える。イー・モバイルの阿部基成 執行役員副社長は「片手で直感的に使える。コミュニケーションを楽しくする端末」と説明した。

 本体サイズは幅52×奥行き11.9×高さ102mmで,米アップルのiPhoneよりも一回り小さい。重量は98g。画面サイズは2.8インチで,解像度は480×640ドット。HSDPAの通信速度は7.2Mビット/秒。IEEE802.11b/gの無線LAN機能も搭載する。

 HTC Nipponのデビッド コウ代表取締役社長は「Touch Diamondは2008年5月に英国で発表され,世界30カ国で50以上の事業者から100万台以上を販売した戦略的な商品」とあいさつ(写真3)。HTC Nipponは,NTTドコモとソフトバンクモバイルからもTouch Diamondを投入すると同日に発表している。

[Touch Diamondのページ]


(松元 英樹=日経コミュニケーション) [2008/09/19]

イー・モバイル、10月10日よりタッチスクリーン搭載端末「Touch Diamond」発売

イー・モバイルは9月18日、HTC製「Touch Diamond」(S21HT)を10月10日より発売すると発表した。価格は未定。

http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20380630,00.htm

 すでに9月9日に発売を表明していたが、発売に先駆けて、都内で初公開イベントを開催した中で発売日を明らかにした。イー・モバイルの執行役員副社長である阿部基成氏は、Touch Diamondを説明する冒頭で自身がiPhone 3Gユーザーであることを明かし、「(iPhone 3Gが)ひと回り小さくなったらどうなるだろうと思っていた。Touch Diamondは98gと軽く、コンパクトボディだ」と比較しながら話した。

独自の「EMnetメール」ならば絵文字も使えるTouch Diamond  Touch Diamondは、指先でメニュー選択やアプリケーション操作ができるインターフェース「TouchFLO 3D」を備える。阿部氏は、「こだわったのは簡単で片手で操作できること。たとえば名刺ホルダのようなアドレス帳、封筒に入っている手紙を読むようなインターフェースのメール。絵文字に対応したメールなど、ベーシックながらも先輩たちができなかった機能を搭載した。3週間後の発売を楽しみにお待ちください」と自信を見せた。

 HTC Nipponの代表取締役社長であるデビッド コウ氏は、「2008年5月6日に初めてロンドンで発表した。2008年度の世界戦略商品で、約30カ国で50以上の携帯事業者を通じて発売した。発売より3カ月で100万台以上を出荷したHTC最大のヒット商品だ」と語った。

福井舞さん。指に光るこの石は、なんと8ctという なお、端末の名前にちなんで「ダイヤモンド」の名のつくホテルでイベントを開催。「ダイヤモンドの原石」をイメージしたとして、デビュー曲ながらもドラマ「恋空」の主題歌を射止めた新人シンガーソングライター、福井舞さんをゲストに招いた。イー・モバイルの阿部氏は福井さんに「ダイヤモンドにちなんでプレゼントを」と指輪を贈呈した。

 Touch Diamondを事前に贈られ、使ってみたという福井さんは「パソコンがなくてもYouTubeが見られたり調べ物ができるのは嬉しい」とアピールしていた。

中央に福井舞さん。向かって左がイー・モバイル執行役員副社長の阿部基成氏。向かって右側がHTC Nippon代表取締役社長のデビッド コウ氏

イーモバ「Touch Diamond」を写真でチェック!

 iPhoneの登場により注目が高まる日本のスマートフォン市場。そんな中、存在感を強めるのが台湾のHTCだ。

http://ascii.jp/elem/000/000/173/173175/

イー・モバイルが開催した「Touch Diamond」発表会の様子

 既報の通り、同社のタッチ式スマートフォン「Touch Diamond」がイー・モバイルから、「Touch Pro」をベースにした「E30HT」がKDDIから発売予定(関連記事1、2)。

 さらに本日、Touch DiamondとTouch Proの両機がドコモとソフトバンクモバイルから発売されることが明らかになった。同一機種がケータイ3社から発売されるというのはきわめて稀。HTCの力の入れ具合が伝わってくる。

 今回、イー・モバイル版Touch Diamondを触る機会を得たので、その魅力をフォトレポートする。

「Touch Diamond」はタッチパネル操作に対応し、ボタン類は必要最小限。全体的にスクエアでスタイリッシュなデザインだ 本体背面にはAF付きの320万画素カメラを搭載。最大通信速度は約7.2MB。Bluetooth接続で、ワイヤレスモデムとしても利用可能だ

最薄最軽量を謳う本体サイズにも注目。幅52×奥行き11.9×高さ102mmで、iPhoneと比較しても一回り小さい。重さはわずか約98g

本体側面のボタンはボリュームボタンと電源ボタンのみですっきりしている。モノラルスピーカーを搭載。4GBのメモリーを内蔵するので、外部メモリーカードスロットは用意されていない

ディスプレー解像度は480×640ドット。発色がとてもよく、写真を表示させるとその綺麗さに驚く タッチパネルからほとんどのメニュー操作が可能。例えばアドレス帳は、登録した顔写真を指先でめくりながら検索できる。音楽や写真、動画なども同様だ

ウェブブラウザーはOpera Mobile 9.5を標準搭載。ウェブサイトの全体を縮小表示してくれるので、一覧性が高い。画面をダブルタップするとズームする

イー・モバイル、HTC製のスマートフォン「Touch Diamond™」を発売へ タッチパネル上で指先操作できる国内最薄&最軽量の携帯電話 [2008-09-18 23:08:00.0]  イー・モバイル(東京都港

イー・モバイル(東京都港区、千本倖生代表取締役会長兼CEO)は9月18日、タッチパネル型の携帯電話「Touch Diamond™」(S21HT)を10月10日から発売すると発表した。

http://kigyoka.com/kigyoka/public/news/news.jsp?id=906

「Touch Diamond™」(S21HT)は、タッチパネル上で操作をするインターフェース「TouchFLO™ 3D」を搭載し、指先だけでメニューの選択やアプリケーション操作などをスムーズに行える。タッチ操作による画面のスクロールや拡大縮小表示、本体を左右に傾けると表示画面が自動的に回転するなど、直感的で爽快な操作が特長。絵文字機能やタッチパネルならではの手書き入力にも対応している。さらにパソコン向けのインターネットサイトの閲覧やGmailをはじめした様々なPCメールの送受信も可能で、パソコンの機能を取り入れた高機能な携帯電話となっている。

 アップル社の「iPhone」も同様の機能を有し注目を集めているが、イー・モバイルの阿部基成執行役員副社長は同日の会見で「『Touch Diamond™』は国内最薄で最軽量となる厚さ11.9mm、重さ98gを実現したスマートフォン。『iPhone』と比べても、スリムでコンパクトな形が大きな魅力となっている。しかも下り7.2Mbpsのスピードで、YouTubeなどの動画配信サイトも快適に閲覧できる。最薄&最軽量&最速が『Touch Diamond™』の売りだ」と語った。

「Touch Diamond™」端末は、台湾メーカーのHTC(High Tech Computer Corp)社製となっている。HTC社は、08年5月6日にロンドンで「Touch Diamond™」を発表。発表後、わずか3カ月あまりで、世界30カ国で100万台以上出荷するなどHTCの歴史の中でも最大のヒット商品になっている。HTC Nipponのデビッド・コウ代表取締役社長は「日本で初めてイー・モバイルに製品を提供し、発売されることになり、本当に嬉しい」と語った。

福井舞、大粒ダイヤのプレゼントに思わず “声がでない”

イー・モバイルが10月10日に発売するスマートフォン「Touch Diamond」を日本初公開するレセプション<Touch Diamond Reception>が青山ダイヤモンドホールで行なわれ、デビュー曲「アイのうた」の着うた(R)などダウンロード総数が70万件を突破(ちなみに、9月18日22:00の段階で、iTunes総合チャートでは1位)と、10代を中心に大ヒットしている新人アーティスト・福井舞が登場した。

http://www.barks.jp/news/?id=1000043477

●レセプションでのパフォーマンス&ダイヤに驚く福井舞のフォト

スペシャルライヴゲストとしてステージに立った福井は、集まったレセプション招待者の前で「My Song For You」、そしてTBS系ドラマ『恋空』の主題歌「アイのうた」を堂々披露。圧倒的な声の存在感で歌い上げる彼女のヴォーカルは、リスナーを歌の世界に引き込んでいく。歌声が会場を大きく包みこむと、招待者からは惜しみない拍手と歓声が贈られた。

また、指先だけで感覚的に操作できる「Touch Diamond」を2日前にイー・モバイルからプレゼントされたという福井は、“私、YouTubeとか時々見るんですけど、(この端末は)画面が綺麗。気になったことがあったらすぐ検索できるし、今後もいっぱい使っていきます” と端末についてコメント。短期間の間で「Touch Diamond」に搭載している様々な機能、アプリケーションを使いこなしているようで、“さすがケータイ世代” という一面を覗かせた。

さらにレセプションでは、福井舞への驚きのサプライズも。登壇したイーモバイルの阿部執行役員副社長から、“「Touch Diamond」と、会場のダイヤモンドホール、そして日本音楽シーンの「ダイヤの原石」の福井さんということで、ここはぜひダイヤだろう、と”というコメントともに、なんと福井舞へ大粒のダイヤモンドのリングがプレゼント。これには報道陣からも驚嘆の声が挙がる。一方の福井は “ビックリして声がでません” との初々しい反応。そんな彼女の姿を見た招待者や報道陣からは思わず笑みがこぼれた。

「Touch Diamond」は、国内最速・最薄・最軽量を謳うスマートフォン。新感覚インターフェース「TouchFLO 3D」を搭載した感覚的な操作性とYouTubeやOpera、FMラジオ、天気、ミュージック&ムービー機能など豊富なアプリケーションが魅力の1台で、ソフトバンクの「iPhone」対抗機種として注目が集まる。

新しい日本語入力システム「FSKAREN」は賢く高速動作

 みなさん、モバイルしていますか?モバイルの用途にはいろいろあると思いますが、私にとって一番大きな目的はテキスト入力です。メール、ブログ、企画書など、あらゆるテキスト入力をモバイル端末で行っています。そういう目的もあるため、私にとってモバイル端末にはQWERTYキーボードが内蔵されていることが必須条件になり、キーボードを搭載しているWindows Mobileスマートフォンを愛用しています。

http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20080918/1008050/

 キーボード入力において重要な要素が日本語変換です。Windows Mobileに標準で内蔵されているMS-IMEは、お世辞にも快適な使い勝手とは言えません。特に、携帯電話の日本語入力に欠かせない予測変換機能を搭載していないのは、携帯電話と比べるとデメリットになるでしょう。

 Windows Mobileスマートフォンによっては、予測変換機能を持つ日本語インプットメソッドを搭載している機種もあります。搭載していない機種の場合は、アプリケーションを導入したいところですが、残念ながらWindows Mobile 5とWindows Mobile 6に対応する日本語入力システムは用意されていませんでした。

 しかし、昨今、多くのWindows Mobile端末がリリースされたのに合わせて、2008年9月4日に「FSKAREN(えふえすかれん) for Windows Mobile」(1ライセンス3980円)がリリースされました。

 今回、イー・モバイルの「EMONSTER」用のFSKARENをお借りしましたのでレビューします。

実際の使用感として非常に高速に動作します。連文節変換も可能ですが、こちらはあまり長い文章は得意ではないようで、学習次第かなと感じました。また、EMONSTERはテンキーを搭載していないので試用できませんでしたが、テンキー入力でも快適に入力できるそうです。

 日本語入力に関しては、広く普及している携帯電話の方が進化していますが、Windows Mobileスマートフォンも進化を始めています。特に、QWERTYキーボードを搭載している端末は、ハード的な入力の優位さに加えて、日本語入力システムの充実により、さらに入力快適度が上がっていきます。「FSKAREN」のリリースで、ユーザーの選択の幅が広がってきたのは嬉しいことです。スマートフォンユーザーのみなさんは、テキストをガンガン入力して、端末を活用してくださいね。

2008年09月20日

Touch Diamondでイーモバは1台目需要を狙う

イー・モバイルがいち早く日本市場に登場させるHTCのタッチ式スマートフォン「Touch Diamond」。「E30HT」として、10月10日に発売の予定だ(関連記事1、2)。

http://ascii.jp/elem/000/000/173/173232/

 日本市場で先行してTouch Diamondを販売するイー・モバイルの阿部副社長に市場戦略について聞いた。




絵文字やYouTubeなど個人ユーザーに受ける要素を搭載

イー・モバイル 執行役員副社長 阿部基成氏

── HTC社製の「Touch Diamond」の端末はほかのキャリアからも販売されますが、日本市場で最初に発表したのはイー・モバイルですね。

阿部氏 絵文字対応まで完成させて日本で最初に出せることになったのはとても大きいですね。「TouchFLO 3D」といった新しいインタフェースを搭載した魅力的な端末で、「タッチケータイ」の流れを作っていきたいと思います。

── E30HTはほかのケータイに比べ、まったく新しい操作性ですね。

阿部氏 こういった端末はキーがないと、まどろっこしいものになりがちです。しかし、キーがなくても親指の範囲で直感的に使用できるインターフェースにこだわりました。最初は違和感を感じるユーザーもいるかもしれませんが、すぐに慣れると思います。

iPhoneにはない絵文字に対応した。ケータイとしての使いやすさにこだわっている

── タッチパネルは感圧式を採用しているようですが。

阿部氏 私もiPhoneユーザーなのですが、やはり静電式だと指紋がディスプレーに付いてしまいます。感圧式なら爪やスタイラスで操作できますから汚れにくいですし、なにより爪の長い女性にも受け入れられるでしょう。

── OSにWindows Mobileを搭載していることで、スマートフォンというくくりで捉えられると思いますが、その点はいかがでしょうか?

阿部氏 確かにそうでしょうね。しかし、この端末で「スマートフォンは難しい」というイメージをなくしていきたいと思います。マーケティング的には使いやすい「タッチケータイ」として売っていきたいですね。絵文字に対応したことで、一般のケータイと同じようなコミュニケーションツールとして使えます。

 また、YouTubeに対応しているのですが、液晶にこだわったため非常に美しい画面で見ることができます。今日、ゲストとして登場してくれた福井舞さんも、ご自分のPVを見ていてそのキレイさに驚いていました。

YouTubeが快適に見られるディスプレーの解像度は480×640ドット。写真:TARO MATSUMURA

── iPhoneを除けばほとんどのスマートフォンは法人需要を狙っています。E30HTはどのようなターゲットを狙うのでしょうか?

阿部氏 ビジネス用として打ち出すと、「会社が買ってくれるものでしょ」と思われてしまいます。しかし、マーケットサイズから考えてもコンシューマー市場を狙っていくべきです。個人が買う価値のある魅力的な端末と認識してもらい、その延長線上で法人需要につながっていくようにしたいですね。

── iPhoneが2台目需要として市場に受け入れられているようですが、Touch Diamondはいかがでしょうか?

阿部氏 1台目を狙っていきます。ただし、最初は2台目として、ハイエンドのユーザーに使っていただき、その実力が認められれば1台目の端末として選ばれると思っています。

Touch Diamondはケータイとスマートフォンをつなぐ端末

 Touch DiamondはHTCから2008年5月にイギリスで販売された。すでに30以上の国々で100万台以上出荷されている。HTC Nipponのデビッド・コウ氏に好調の要因を聞いた。

HTC Nippon代表取締役社長 デビッド・コウ氏

── Touch Diamondは多くの市場で受け入れられています。

コウ氏 Touch Diamondは機能性とデザイン性の双方を兼ね備え、製品として大変よくできていると思います。イー・モバイルもそれを認めてくれたので、これだけ早くリリースできることになったのでしょう。NTTドコモやソフトバンクが採用したのも、同様にTouch Diamondの実力を認めてくれたからでしょう。

── 同じようにタッチパネルを採用したiPhoneと比較して、Touch Diamondの魅力は何でしょうか?

コウ氏 iPhoneはとてもいい端末だと思いますが、Touch DiamondとiPhoneはまったく別の製品であると考えています。別のOSで動いていますし、それぞれに特化した能力がある。HTCは1つの製品がすべての人に受け入れられると思いません。様々なラインアップを用意することで、万人に受け入れられる製品を作ることができると思っています。

── 日本ではケータイとスマートフォンの市場がはっきりと分かれています。Touch Diamondはどのような位置付けの商品だとお考えですか。

コウ氏 Touch Diamondは非常に使い勝手のいいユーザーフレンドリーな端末です。手書き入力やソフトウェアテンキーでの文字入力を可能にし、予測変換にも対応しています。こういった要素から考えれば、Touch Diamondはスマートフォンサイドからケータイに近付づいていき、それらをつなぐ端末ではないかと考えています。

海外モバイルトピックス

日本でもここのところ各通信事業者から、スマートフォン新製品の発表や発売が相次いでいる。海外ではすでにビジネス層を中心にスマートフォンは一般的な商品になっており、各国の通信事業者からは、スマートフォンを活用しやすい料金プランも様々なものが登場している。今回その一例として紹介する香港では、データ通信プランに無線LAN定額を提供する事業者が相次いでいる。

http://journal.mycom.co.jp/column/wmobiletopic/021/

スマートフォン普及が無線LAN定額を後押し

HSDPAの普及が進む香港では、すべての通信事業者がパケット定額プランを用意している。しかも日本のように"携帯電話からのアクセスのみ定額"といった制限つきではなく、携帯電話とノートPCを接続してインターネットアクセスする際も定額で利用できる。日本のイー・モバイルのような「USBデータ通信モデム+パケット通信SIMカード」のプリペイド商品も出回っており、海外からの渡航者でも手軽にインターネットアクセスできる環境が完備されている。

香港では通信事業者間の競争が激しく、付加価値を高めたり料金を引き下げたりと毎週のように新しいサービスやプランが登場している。データ通信プランにもスライド式や日額、プリペイドなど様々な料金体系があり、香港の消費者は各社のプランの中から最も自分に適したものを選択できるのだ。最近、各事業者が無線LANサービスの提供を続々と開始しており、データ通信関連の料金プランに「無線LAN定額」が当たり前のものになりはじめた。

"Wi-Fi無限"=無線LAN定額プランが急速に広がる香港

一般誌などにスマートフォン特集が組まれることもある

先鞭をつけたのは固定、ADSL事業も行っているPCCWで、HSDPAサービスに同社の無線LANサービスを組み合わせたプランの提供を開始したのが約1年前だ。ノートPCにHSDPA対応USBモデムを接続し(無線LANはノートPC内蔵を利用)、専用ソフトを利用することで、無線LANとHSDPAの両環境を切れることなくシームレスに利用できるサービスを開始した。これは日本でたとえるならばNTTドコモのMzoneやmopera Uなどにイメージが近いが、無線LANの料金が別立てや割引になるのではなく基本料金内に完全に含まれている点が大きく異なる。

今年に入り、5社ある通信事業者のうち4社から同類の料金体系が出揃うことになった。この背景の1つにはiPhoneが香港市場にも登場するなど、香港のスマートフォンの普及が進んでいることがある。ビジネス層だけではなく多くの一般層までもが、ポピュラーな商品としてスマートフォンを買うようになっており、通信事業者としては無線LANサービスを提供することでスマートフォンユーザーの取り込みを図りたいという考えもあるようだ。またもちろんのことだが、ほとんどの商業施設や駅、そして公衆電話までもがホットスポットになっている。

ちなみに香港のパケット+無線LAN定額料金は、大手のHutchison(ハチソン)の場合、HK$516/月(約7,000円)となる。これでは高いと考えるユーザー向けには、パケット50MB+無線LANでHK$126/月(約1,700円)のスライド定額プランも用意している。一方先行するPCCWはユニークな日額プランを提供している。これはHK$98/月(約1,400円)に無線LAN定額が含まれており、HSDPAは利用した日のみHK$18/日(約250円)で利用できるといったプランだ。

無線LANを搭載するスマートフォンのメリット

HSPDAでパケット定額プランに加入していれば無線LANサービスは不要かもしれない。しかし携帯電話の電波状況の悪いエリアや、回線が混雑しているような状況ではパケット通信の使い勝手が悪くなるケースもある。そもそも自宅などの高速なLAN環境下でインターネットを利用できるなら、パケット通信を使うよりも無線LANを利用したほうが高速にネットアクセスできる。

さらに海外旅行へ出たときなどは、国際ローミングでパケット通信を利用すると、利用料金が青天井になってしまうこともある。各国の国際空港などは無線LANが無料で利用できるところも多く、スマートフォンを持っているならば内蔵の無線LAN機能はぜひとも使うべきだろう。

日本では、スマートフォンのように携帯電話に無線LANが搭載された端末は、まだまだ一般的にはなっていない。また通信事業者が独自の携帯電話向けコンテンツサービスを提供していることから、スマートフォンを利用する必要性もあまり高くないだろう。しかし海外では、日本ほど携帯コンテンツの普及が進んでいないことに加え、端末の性能向上と通信回線の高速化により"わざわざ"携帯電話専用のサービスを利用しなくとも、インターネット上のWEBサービスをそのまま利用する動きが活発化している。

たとえばGoogleの各サービスやFacebook、Twitter、Flickrなどは独立したインターネットサービスであり、これらの利用に特定の通信事業者の回線を利用する必要は一切無い。またスマートフォン搭載のWebブラウザはPC向けWebサイトの閲覧に適している。このため海外では今後もスマートフォンの普及が加速され、パケット通信に加え無線LANサービスを提供する通信事業者も増えていくだろう。

2008年09月22日

新サービス・新端末が一気に拡大

 長いこと期待されながら,なかなか広がらなかったMVNO市場に追い風が吹いている。2008年7月,NTTドコモと日本通信が相互接続を完了させたことが契機となり,多くのMVNOによる新しいタイプのサービスや多種多様な端末が一気に登場する環境が整った。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20080916/314904/?ST=network

 これまでは携帯電話網を活用して,プライベート・アドレスを割り当てた端末から社内ネットワークにリモート接続したり,商品の稼働状況や位置情報を遠隔監視したりするのは難しかった。しかし,既存の事業者と相互接続したMVNOなら,それができる。こうした動きと並行し,携帯電話の通信機能を内蔵したノート・パソコンやスマートフォン,電子書籍,監視カメラなどが続々と海外から上陸,MVNOによる新サービスの浸透を後押しする。

「相互接続」で初めて主導権を握れる

 携帯電話を活用したMVNOは2007年末から徐々に増えている。NECビッグローブやニフティ,インターネットイニシアティブ(IIJ),アッカ・ネットワークスなどが,イー・モバイルやNTTドコモの設備を借りてHSDPA(high speed downlink packet access)のデータ通信サービスを展開している。だが,これらは事業者とMVNOの相対契約である「卸」によるもの。卸契約は,文字通り事業者の端末やサービスを安価に仕入れて,利益を上乗せして売る形態である。端末調達や料金設定などの面で事業者の制約を受けるため, MVNOのサービスは既存事業者のものと似通ってしまう。

 事業者とMVNOの契約形態には卸契約のほか,互いの網を接続する「相互接続」がある。相互接続は,総務省が2007年2月に実施したMVNO事業化ガイドラインの改定で新たに定義した契約形態。MVNOがサービス開発に当たって主導権を握れる点が特徴で,自由に端末を調達したり料金を設定したりできる。ガイドラインの改定から約1年半の歳月を経て,日本通信が初めて実現した。

 同社はMVNO事業化ガイドラインにある「電気通信事業法や電波法で定める技術基準を満たしていれば端末を自ら調達できる」とする規定を活用し,端末を海外メーカーから独自調達した。今後はスマートフォンや携帯電話,電子書籍などの端末を海外メーカーから幅広く調達,投入していく予定だ。NTTドコモのMVNOで端末を独自調達したのは同社が初めてだが,この前例に倣って追随する事業者が現れるだろう。

 さらに日本通信は「販売代理店と協力して海外の端末メーカーの参入を促すことを検討している」(CMO兼CFOの福田尚久常務取締役)。具体的には,海外メーカーの端末と日本通信の回線の組み合わせをSIMロックをかけずに販売する。「海外の端末メーカーはこれまで,日本市場に参入したくてもSIMロックが障壁となってなかなか参入できなかった。今回の取り組みで鎖国状態だった日本の開国が進む。特にAndroid端末が起爆剤となって新しい端末が一気に上陸するだろう」(同)。

既存MVNOが異業種の参入をさらに促進

 現状では新規MVNOの大半がインターネット接続事業者だが,異業種のプレーヤによる参入の道筋も見え始めた。モバイル市場の活性化という観点では,従来とは異なるブランドや製品,あるいは価値観を持った異業種プレーヤの参入が不可欠になる。こうした異業種プレーヤにとっての課題は,通信事業を営むためのノウハウが欠けることである。

 そこで既存のMVNOが自らの経験を生かし,MVNO参入を支援するMVNEとしてノウハウを提供し始めた。例えばIIJは「法人向けサービスを中心にパートナ契約を結んでいる企業が20社以上あり,中には独自ブランドでサービスを展開しているケースもある」(営業本部の丸山孝一副本部長)という。日本通信も「(NTTドコモとの相互接続が完了する前から)回線を借りたいという要望を7~8社から受けている」(福田常務取締役)とする。ほかにも「10社程度のMVNOと交渉中」(MVNE事業を展開するインフォニックスの藤田聡敏常務取締役)など,水面下で参入に向けた動きが進行している。

 異業種のプレーヤにとってMVNEの存在価値は大きい。通信事業のノウハウ不足を補えるだけでなく,事業者との交渉をMVNEに任せられるからである。「通信事業者と取引関係のある企業がMVNOに参入するとなれば,事業者との間に波風が立つ」(日本通信の福田常務取締役)。既存のMVNOから回線を調達すれば,事業者との摩擦を回避できる。

 実際,ある携帯電話の販売代理店は「端末や回線の販売だけでは事業が成り立たなくなっているのでMVNO参入を検討しているが,通信事業者との取引上,表立ってはとても言えない」と打ち明ける。

2.5GHz帯ではMVNOが当たり前に

 MVNOの参入は今後ますます加速する。総務省がMVNOの促進策を数年前から仕込んでおり,それが結実しつつあるからだ(図1)。中でも大きな成果が見込めるのが,総務省が「MVNOへの無線設備の開放」を免許条件に掲げた2.5GHz帯無線ブロードバンドである。

図1●「相互接続」の開始でMVNO市場が本格化

MVNOは停滞期から拡大期へ移る。2008年7月に実現した日本通信とNTTドコモのレイヤー3接続が転機となった。

[画像のクリックで拡大表示]

 UQコミュニケーションズの田中孝司社長は「MVNOを収益源とする水平分業モデルに専念する。黒子に徹して日本中でモバイルWiMAXを利用できる環境の整備に注力する」と宣言した。7月15日時点で57社のMVNOと協議を進めている。ウィルコムの次世代PHSも含め,2.5GHz帯無線ブロードバンドではMVNOによるサービス提供が当たり前になる。


(榊原 康=日経コミュニケーション) [2008/09/22]

イー・モバイルの「Touch Diamond」、auの「Touch Pro」がNTTドコモとソフトバンクからも発売

イー・モバイル初の下り7.2Mbps対応スマートフォン「Touch Diamond」、au初のスマートフォン「Touch Pro」が、なんとNTTドコモとソフトバンクからも出ちゃいます。

http://www.gizmodo.jp/2008/09/touch_diamondautouch_prontt.html

 

両端末のメーカーであるHTC Nipponが、NTTドコモとソフトバンクからの発売を発表。詳しい発売時期などは今のところ未定ですが、どちらも海外で100万台以上が出荷された人気端末だけに、スマートフォンユーザーは注目の端末です。

 

2端末ともタッチパネルで操作できる「TouchFLO 3D」やVGAの大画面液晶を搭載。Touch Diamondはテンキー型、Touch ProはQWERTYキーボード搭載型とそれぞれ操作感が異なる2台が同じキャリアから出ると選ぶ楽しみがあっていいですね。詳しい発表が今から楽しみです。


ニュースリリース(PDF)[HTC]

(山沢健太郎)

2008年09月23日

ミヤビックス、早くもイー・モバイル Touch Diamond(S21HT)対応レザーケースを発売

 ミヤビックスは9月22日、スマートフォン「Touch Diamond(S21HT)」専用レザーケースの発売を開始した。Touch Diamond(S21HT)は、イー・モバイルより10月10日に発売予定の新製品だ。

http://japan.cnet.com/review/news/story/0,3800080055,20380748,00.htm

 第1弾として、シンプルなポーチタイプを3製品リリースした。いずれも牛革を使用している。

 横型タイプで、持ち運びに便利なベルトクリップ付きの収納専用ポーチ「PDAIR レザーケース for HTC Touch Diamond(S21HT)ポーチタイプ」。縦型タイプの「PDAIR レザーケース for HTC Touch Diamond(S21HT)バーティカルポーチタイプ」。同じ縦型で、ベルトクリップ付きのモデルもある。

 価格はオープンで、モバイルショップ「ビザビ」価格はいずれも3990円。

2008年09月24日

米T-Mobile社,Androidケータイ「G1」を正式発表

 米T-Mobile USA,Inc.は,2008年9月23日に米ニューヨークで記者発表会を開催し,米Google社の携帯電話機向けプラットフォーム「Android」を用いた携帯電話機を発表した(Google社の公式ブログ)。

http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080924/158376/?ST=mobile

 台湾HTC社が製造する端末で,名称は「T-Mobile G1」。同端末はこれまで,「DREAM」という開発コード名で呼ばれていた。T-Mobile 社は2008年10月22日から,米国で販売を開始する。端末の価格は,2年契約を結んだ場合で179.99米ドルである。Google社のAndroidを用いた携帯電話機は,韓国LG Electronics社など複数の携帯電話機メーカーが開発に着手しているが,実際に発売されるのは今回が世界で初めて。

 G1は,QWERTYキーボードやタッチパネル機能,300万画素のカメラ機能,無線LAN機能などを備える。ワンタッチでGoogle Searchの検索バーを表示できるほか,GmailやGoogle Maps Street View,YouTubeなどのアプリケーションを搭載した(関連ホームページ)。このほか標準で米Amazon.com, Inc.のオンライン音楽配信サービスである「Amazon MP3」から楽曲をダウンロードできるアプリケーションを搭載したほか,第三者が開発したアプリケーションをダウンロードできる「Android Market」も利用できる。

 対応する無線規格は,GSM,GPRS,EDGE,UMTS,そしてHSDPAである。Bluetoothインタフェース,Micro SDカード・スロットを備える。加速度センサーも内蔵した。外形寸法は11.68cm(長さ)×5.49cm(幅)×1.57cm(厚さ)で,重さは158.76g。画面は3.17型となる。連続待ち受け時間は130時間,連続通話時間は5時間と主張している。

 発表会場で,実際の製品を用いた動作を実演した。会場には,Google社の共同創業者であるLarry Page氏とSergey Brin氏のほか,Senior Director of Mobile PlatformsのAndy Rubin氏,T-Mobile社のSenior Vice PresidentであるCole Brodman氏,ドイツT-Mobile International AG,Group Product & Innovation OfficerのChristopher Schläffer氏,さらにHTC社CEOのPeter Chou氏など関係企業トップが顔を揃えた。

Android端末とSDKが正式リリース

 米T-Mobileは9月23日、Android搭載の3G携帯電話端末「T-Mobile G1」を発表した(発表文)。HSDPA/WCDMAとGSM/GPRS/EDGEに対応する。グーグルが提供するオープンソースのモバイル向けソフトウェアプラットフォームAndroidを搭載するのは世界初。同日グーグルを中心にキャリアや端末メーカーが参加するオープン・ハンドセット・アライアンス(OHA)は「Android SDK release 1」を発表し、ソースコードをApache Software License v2の下に公開した(発表文)。SDKは約90MBでWindows、Mac OS X(Intel)、Linux(i386)版がある。

http://www.atmarkit.co.jp/news/200809/24/android.html

T-Mobile G1

 T-Mobile G1は既存のT-Mobile利用者に対してはオンラインで179ドルで即日販売を開始。T-Mobileショップや量販店での店頭販売は10月22日に開始する。ヨーロッパではイギリスで11月上旬に発売するほか、2009年第1四半期にその他の国で販売を開始する。

 台湾HTC製の端末はSIMロックされており、T-Mobile以外では利用できない。9月23日に米ニューヨークで開かれたT-Mobile、グーグル、HTCによる共同記者会見でT-MobileのCTO、コール・ブロードマン(Cole Brodman)氏は、端末の仕入れ価格が179ドル以上であることを認めており、「われわれがG1に最適化したネットワークで利用してほしい」としている。

 T-Mobile G1は3.2インチのハーフVGA(320×480ドット)タッチスクリーンとQWERTYキーボードを搭載する。バッテリ込みで重量は158グラム。プロセッサはQualcomm MSM7201A(528MHz)、ROMが256MB、RAMが192MB。搭載カメラは320万画素。microSDカードスロット搭載。802.11b/gの無線LANやGPS、デジタル方位磁石も利用できる(HTCの製品紹介ページ)。ソフトウェアとしては、Google Chromeと共通のWebKitベースのWebブラウザを搭載するほか、グーグルの各サービスとの連携がスムーズに行えるのが特徴。Gmail、Googleトーク、Googleストリートビュー、YouTubeなどが利用できる。

 データの同期やバックアップのためのデスクトップアプリケーションを提供せず、“クラウドにアクセスするための端末”という特徴を全面に押し出している。以下のデモンストレーション映像の中で、米グーグル モバイルプラットフォーム・プログラムマネージャのエリック・チュー(Eric Chu)氏は、もし端末を壊したり紛失したりしても、新しい端末の初回設定時にグーグルのアカウントとパスワードを入力するだけで、それまで利用していたアドレス帳やカレンダーのデータがそのまま利用できる、としている。





 Androidは端末メーカーだけでなく利用者にも開発プラットフォームを開放している。T-Mobile G1の利用者は、グーグルがホストするアプリケーション流通プラットフォーム「Android Market」にアクセスでき、登録されたアプリケーションをダウンロードできる。Android端末向けに作成したアプリケーションは、自分で端末に転送して実行することもできる。

 米アマゾンが開発したアプリケーションが標準でインストールされている。これを使い、Amazon.comが提供する音楽販売サービスにアクセスできる。DRMフリーのMP3の600万曲を購入できるという(デモ映像は記者発表会のページにある動画の16:00~23:40にある)。

共同記者会見で写真撮影のリクエストに応えるHTC、グーグル、T-Mobileの関係者ら(T-Mobileのサイトから引用) 会見にはグーグル創業者の2人も登場。セルゲイ・ブリン氏はAndroid端末向けに自分が初めて書いたソフトウェアは、加速度センサーを利用したもので、端末を空中に投げ出してキャッチするまでの時間を計測するものだといって実際に端末を空中に投げてみせた。ブリン氏は、自分がコンピュータを学んできた環境は、Linuxなどシステムに自由にアクセスできるものだったとし、そうした環境をモバイル・インターネットの世界でも提供したいと語る

グーグルの「Androidケータイ」第1号機が登場、GmailやGoogle マップに対応

携帯電話事業者の米ティー・モバイル(T-Mobile)は2008年9月23日(現地時間)、米グーグルが開発した携帯電話向けOS「Android」を搭載した携帯電話機「T-Mobile G1」を発表した。G1は世界で初めてAndroidを搭載した携帯電話機となる。タッチパネル対応の大型液晶を搭載しただけでなく、QWERTY式のキーボードを搭載。グーグルの既存サービスとの連携がウリで、「Gmail」「Google マップ」「Google カレンダー」「Google トーク」「YouTube」などのサービスへワンタッチでアクセスできる。Googleマップでは、「ストリートビュー」も参照できる。米国では10月22日から、英国では11月から出荷する。2009年第1四半期をめどに、オーストリア、オランダ、チェコ共和国、ドイツにも投入する。米国での価格は179ドル(2年間の継続契約が条件)。

http://pc.nikkeibp.co.jp/article/news/20080924/1008128/

 開発を手掛けたのは、台湾HTC。同社は「Touch Diamond」(イー・モバイル、NTTドコモ、ソフトバンクモバイルが採用)や「Touch Pro」(KDDIが採用)といったスマートフォンを開発した実績がある。Androidは、Linuxベースのカーネルに加えて、ミドルウエアやユーザーインタフェースなどを規格として定めた統合的なOS。オープンソースであるため、安価な端末を開発したり、対応アプリケーションを開発したりしやすい。

 ティー・モバイルとHTCは、独自の“味付け”として、ハード面では操作系で特徴を打ち出した。「iPhone 3G」のような指を活用した直感的な操作に加えて、「BlackBerry」に代表されるボタン式のキーボードを使った文字入力も可能にした。またソフト面では、米アマゾンが提供する音楽配信サービス「Amazon MP3」向けの専用アプリケーションを搭載させた。iPhone 3Gには、米アップルの音楽配信サービス「iTunes Store」へアクセスする機能があるが、G1でも同様にAmazon MP3上にある楽曲を検索したりダウンロードしたりできる。

 グーグルは、Androidを普及促進するための業界団体「Open Handset Alliance」を2007年11月に立ち上げた。ティー・モバイルやHTCだけでなく、米インテル、米クアルコム、NTTドコモ、KDDIなど世界各国の携帯電話事業者や携帯電話機メーカーが参加している。JavaによるSDK(ソフトウエア開発キット)が無償配布されており、Android対応のアプリケーションをソフトメーカーや個人が自由に開発できる環境が整っている。

イーモバイルの7.2Mは3.6Mより2倍速い? 外出先で快適ネット環境を手に入れる方法

 この数年、仕事に使っているパソコンは、モバイルノートと呼ばれるものばかりになった。自宅作業より出先で仕事をすることが多いのもあり、小型軽量で長時間バッテリー駆動するパソコンを選んでいるためだ。予備のバッテリーも常に2個用意しているので、実作業時間で15時間以上、AC電源なしの状況下で仕事ができる。

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20080922/1018943/?top

 自称“オールタイムモバイラー”の筆者に、頭の痛い問題が1つあった。それはインターネット環境の確保だ。大病から復帰した昨年、巷(ちまた)ではすっかり利用者が増えていたイーモバイルを導入。インターネット接続は問題解決に向かいつつあるのだが、まだ完璧とは言えない。より快適な下り回線速度。そしてイーモバイルをはじめとするワイヤレスWANサービスでストレスの原因となっている、上り回線速度の向上を目指している。

 今回、このテーマを取り上げた理由は、ようやく7.2Mbpsのイーモバイル端末を導入したのがきっかけ。旧モデル3.6Mbpsと通信速度の違いをチェックするのが狙い。また、イーモバイルでは何ともしがたい、上り回線を強化するインターネット接続サービスについても検討した。

イーモバイルの使い勝手は?

 イーモバイルは、ワイヤレスWANと呼ばれる「広域無線ネットワーク」サービスの1つに数えられる。最近はNTTドコモやauでも同様のサービスが提供され始めているが、筆者が導入を考え始めた頃はイーモバイルくらいしか選択肢がないに等しかった。

 筆者がイーモバイルを選択したもう1つの理由は、料金プランにある。毎日何時間も利用するため、パケット量などに応じて料金が決まるのではたまらない。ケータイと同じような定額制がなければ導入は無理だ。そんな折、イーモバイルには月額5980円のプランが用意されていることを知り、導入を決意。1年間使い続けるという“シバリ”はあるものの、料金の安さと利便性に飛びついた。

 その後、イーモバイルには「新にねん」というプランが追加され、2年間使い続けることを条件に月額4980円まで価格が下がってきている。プライベートで使うにはまだ高価だが、仕事でインターネット環境が必要な方なら選択肢の1つには挙がるはずだ。もっともイーモバイルは、地域や建物などの影響で利用できない場合もある。導入にはこの点を考慮する必要があるだろう。

 筆者はこの1年、都内を中心に利用しているが、23区内ならもちろん、23区外でもほぼ問題なく利用できた。あえて難を言うと、一部の動画サービス(WMV形式の動画ファイルをストリーミング再生する)で映像が視聴できないことと、一部ソフトでインターネットに接続しているにもかかわらず、ネット接続していないという「?」なエラーがたまに出たくらい。メールやWebサイトの閲覧など、一般的な動作にはとくに問題は起きていない。満足感はなかなかのものだ。

イーモバイルの公式サイト。接続用の端末や料金プランなど、どんどん新しくなっているので、最新状況はこちらでチェックしてほしい

筆者が使っているのはPCカード型の通信機器。パソコン本体に装着すると、接続用のユーティリティーが起動し、通信エリア内ならすぐにインターネットへと接続される(画像クリックで拡大)

イーモバイル端末のユーティリティーでは、通信時間や通信したパケット量が集計される。多い月では100時間以上、1GB以上のパケット量になる。もし従量制だったなら……計算するのも恐ろしい金額になっただろう

3.6Mbpsと7.2Mbpsとの違いは?

 利用しているイーモバイル端末は、PCカード型「D01NE」。下りの通信速度はベストエフォートで3.6Mbpsとなっている。通常の利用範囲では、十分な速度だったわけだが、ずっと気になる存在があった。それはD01NEの後継機種として登場した「D02NE」。下り回線が7.2Mbpsへと向上したことが頭の片隅から離れなかった。理論値で2倍も速いとされる、この後継機種を使ってみたいとずっと思い続けていたのだ。

 先日、ようやっとD02NEを導入。念願の新旧速度チェックができる体制が整った。今回は、今までの契約を1度取り消し、再度新しく契約するという方法を使っている。端末を買い増すこともできるのだが、買い増しだと数万円の端末料金が必要になる。新規で入り直すと端末料金がほぼゼロ円になるため、このような方法をとっている(ただし事務手数料が2000円かかるわけだが……)。

 さて、わざわざ契約をし直す手間をかけて、最新機種を導入する価値はあったのか。早速テストしてみよう。

 速度チェックに使ったのは、RBB TODAYが提供するスピードテストサイトだ。新旧の端末で各3回測定し、平均値を算出している。地域によって差があるといけないので都心に近い渋谷駅周辺と、やや郊外に離れた練馬区内でテストした。

 テスト結果は下の表を見てほしい。渋谷でのテストでは3.6Mbpsの下り回線は最高で2.88Mbps、最低で1.72Mbps。7.2MbpsのD02NEでは最高で3.03Mbps、最低で2.08Mbpsと、高速端末のD02NEがどちらも上回った。しかし、平均値ではD01NEが2.34Mbps、D02NEは2.4Mbpsとほぼ変わらない。練馬区内でのテストでも同様の結果だ。

 この結果からは、期待していたほどD02NEは速くないと言わざを得ないだろう。もっとも実際は、2Mbps程度の速度が出ていれば不満はないわけだが、ベストエフォート値から見るといささか悲しい結末だ。次回テストする機会があるなら、USBメモリー型など端末の種類を変えてテストしてみたい。

●イーモバイル新旧端末テスト

テスト地1:渋谷区

3.6Mbps 7.2Mbbs

1回目 1.72 3.03

2回目 2.42 2.09

3回目 2.88 2.08

平均値 2.34 2.4

テスト地2:練馬区

3.6Mbps 7.2Mbbs

1回目 2.07 1.98

2回目 1.75 2.01

3回目 1.88 2.76

平均値 1.9 2.25

D01NEとD02NEを日時と場所を変え、通信速度を測定した。3.6Mbpsと7.2Mbpsの通信速度は理論上2倍の差があるが、実質的にはわずかな差しか現れなかった

写真左がD01NE。右がD02NE。どちらもPCカード型のため、ちょっと見ただけでは区別がつかない(画像クリックで拡大)

イーモバイルはケータイと同じで、SIMカードを端末に指すことで利用可能になる。2つ以上の端末を持っていても、SIMカードを抜き差しすればどちらでも使えるのだ(画像クリックで拡大)

上り回線は公衆無線LANサービスで補え

 仕事上、数MB単位のファイルをメール送信したり、数十MBもの圧縮ファイルをストレージサービスにアップしたりすることがある。モバイル環境下だと、こうした大容量データの送信は非常に困難だ。

 なぜならイーモバイルの上り回線は、下り回線に比べて極端に遅いからだ。PHS接続よりは多少マシな程度の速度しか期待できない。先ほどと同じスピードテストで計測すると、上りの平均値は350kbpsしかなかった。下り回線の約1/4以下でしか通信できないことになる。これではストレスがたまっても仕方がない。

 この遅い上り回線を補う方法として、筆者が取り入れている方法を紹介しよう。それはイーモバイルと公衆無線LANサービスを併用する方法だ。公衆無線LANサービスは、ワイヤレスWANのようにどこからでもインターネットへと接続できるわけではない。自宅にある無線LAN同様、ルーターの親機を中心とした狭い利用エリアでしか利用できないサービスだ。しかし、利用エリアに入りさえすれば、自宅同様、快適なブロードバンド環境が整う。

 実際どの程度の違いがあるかを下記の表に示した。BBモバイルポイントはIEEE802.11b(以下、11b)で利用できる場所と、IEEE802.11b/g(以下、11b/g)対応の場所がある。それぞれの場所で回線速度を測定した結果、11bの上り回線速度は715kbps。11b/gでは12.5Mbpsという結果になった。11bは規格上、速度の上限が11Mbpsのため速度が上がらず、上限が54Mbpsの11b/gが圧倒的な速さを示すことになったのだろう。

 なお、11b/gに対応しているBBモバイルポイントは、筆者の知る限りあまり多くない。どこの店舗や駅構内なら快適に通信できるのか。立ち回り先などを前もってリサーチしておくといいだろう。速度の速い場所を見つけておき、ファイルを送信したいときだけ、休憩がてら立ち寄ればいいのだ。

●BBモバイルポイントは本当に速いか?

A店(11b接続)

下り(Mbps) 上り(kbps)

1回目 4.15 717

2回目 4.09 710

3回目 4.28 717

平均値 4.2 715

B店(11g接続)

下り(Mbps) 上り(Mbps)

1回目 15.85 12.57

2回目 14.03 11.58

3回目 15.83 13.28

平均値 15.2 12.5

都内でBBモバイルポイント導入している2店舗へと出向き、回線速度を測定した結果がこちらの表だ。片方は11b接続しかできない利用エリア、もう片方は11gでも接続できる利用エリアだ。当然ながら結果は、11g接続した利用エリアの圧勝だった

公衆無線LANは“ヨドバシカメラ”のプランがお得

 イーモバイルを導入すると、月額5000円から6000円の料金がかかる。ここに公衆無線LANサービスを追加導入するとなると、かなりなコストアップにつながると思われるかもしれない。確かにお金はかかるが、利用するプランを慎重に選ぶと、数百円程度のコストで公衆無線LANサービスが追加できるのだ。

 今の一押しは、大手家電量販店のヨドバシカメラが提供する「ワイヤレスゲート ヨドバシカメラオリジナルプラン」だ。導入には、ヨドバシカメラ店頭で配布されているスターターパックが必要だが、お近くに店舗がある方は注目してほしい。

 なぜこのプランがいいのか。その答えはサービス内容と料金にあるのだが、まずワイヤレスゲートとはどんなサービスか見ていこう。

 このサービスは自社で公衆無線LANサービスを提供しているのではなく、各種サービスへの橋渡しをするサービスである。つまり加入者は、ワイヤレスゲートで取得したIDとパスワードを使って、BBモバイルポイント、livedoor Wirelessなど複数の公衆無線LANサービスを利用できるというわけだ。複数の公衆無線LANサービスが使えるので、利用できる場所はBBモバイルポイント単体よりも当然多い。

 注目の料金は月額380円と格安。以前は、BBモバイルポイントを使うためだけに、Yahoo Japanのプレミアム会員に加入。公衆無線LANオプションを追加して月額504円を支払っていた。どう考えても、ヨドバシカメラオリジナルプランのほうが安い。

 さらにヨドバシカメラでイーモバイルを導入したユーザーには、月額280円へと割引する特別プランを用意している。ちなみに筆者は、ヨドバシカメラ店頭でイーモバイルを乗り換え、この280円プランに加入した。月額300円程度の負担増なら十分許容範囲だろう。

 モバイル向けのインターネット接続サービスは、利用エリアや利用状況の問題もあり、最適プランはコレだ! と断言するのは難しい。今回示したプラン案は、あくまで筆者が実践しているコストパフォーマンス重視の例として考えていただきたい。

BBモバイルポイントの公式サイト。マクドナルドやJRの主要な駅など、3500カ所以上に導入されている

ワイヤレスゲートの公式サイト。同社にはヨドバシカメラが資本参加し、業務提携しているため、ヨドバシカメラ利用者向けの格安プランが提供されている

著 者

原 如宏(はら ゆきひろ)

 パソコンから食べ物まで、ジャンルにこだわらず手がけるライター界のなんでも屋。メインの移動手段は“徒歩”というエコ生活を実践中。

2008年09月25日

ソフトバンクモバイル、15色の新「PANTONE」ケータイ、HSDPA対応

 ソフトバンクモバイルは、「PANTONE」ブランドの携帯電話として、新たに15種類のカラーをそろえたシャープ製端末「NEW PANTONE SoftBank 830SH」を10月4日に発売する。折りたたみ時の大きさは幅約49mm、高さ約97mm、薄さ約17.6mmと手のひらに収まり、PANTONEブランドの従来製品「812SH」と同寸法。下り最大3.6MbpsのHSDPA方式による高速データ通信「3Gハイスピード」に対応する。

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/news/20080925/1019023/?top

 選べるカラーはミントブルー、グリーン、イエロー、オレンジ、ピンク、レッド、ビビッドピンク、パープル、ライラック、ネイビー、ホワイト、ブラック、シルバー、ゴールド、ピンクゴールドとなる。

 通信方式はW-CDMAのほか海外で使えるGSM(900/1800/1900MHz)を採用する。カメラはAF機能付きの有効画素数200万画素CMOS、ディスプレイは2.4型QVGA(240×320ドット)液晶で従来製品と同じ。記録媒体として容量2GBまでのmicroSDカードに加え、4GBまでのmicroSDHCカードに対応した。

 国際ローミング、おサイフケータイ、IrDA方式の赤外線通信といった機能は引き続き備えるが、Bluetooth機能は省いている。

 連続通話時間はW-CDMAが最大4時間20分と約1.7倍に伸びた。GSMは4時間で変わらない。連続待受時間もW-CDMAでは約350時間と20時間増えた。GSMは約320時間。

中国普天:初のTD-SCDMA欧州商用基地局が稼動

 9月24日、中国通信設備機器製造大手の中国普天通信は、「わが社がイタリアの通信会社MYWAVE社と共同で建設したTD-SCDMA方式のイタリア商用基地局の設備が、正式に稼動を開始した」と発表した。

http://www.chinapress.jp/communication/15074/

 同TD-SCDMA基地局は世界初の商用基地局として、中国普天通信によるヨーロッパ市場への進出業務において重要な一歩となると見られている。

 中国普天によれば、同社は2008年7月18日にMYWAVE社と業務提携を締結した。

 同契約によれば、中国普天はMYWAVE社にTD-SCDMA無線設備、HSDPA対応データカード、ソリューションを提供するという。

 中国普天は「同社は現在、第2期TD-SCDMA基地局の建設ついてMYWAVE社と商談を進めている。またMYWAVE社のほか、外国系通信会社との業務提携を推進する方針」と示した。

(china press 2008:TY)


(09/25 14:02)

イー・モバイル、香港、シンガポールで10月より国際ローミングを開始

 イー・モバイルは10月より、国際ローミングの提供事業者を2社追加する。

http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20380833,00.htm

 追加するのは、香港のHutchisonとシンガポールのSingTel Mobileの2社。Hutchisonは10月1日より、SingTel Mobileは10月3日よりサービスを開始する。

 この国際ローミングサービスは、イー・モバイルの電話サービスを契約中のユーザーであれば国際ローミングサービスの申し込みをすることなく利用できる。月額使用料は無料。 対応端末は、EMONSTER(S11HT)、H11HWの2機種。

イー・モバイル、香港・シンガポールで国際ローミングを開始

 イー・モバイルは、国際ローミングの提供事業者を10月より追加すると発表した。合わせて、イー・モバイル国際電話の取扱地域を162カ国・地域に拡大すると発表した。

http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/23246.html

 新たに追加される国際ローミングの提供事業者は、香港の「Hutchison」とシンガポールの「SingTel Mobile」。どちらも音声通話とSMS送信が可能で、Hutchisonではパケット通信(25KBまで50円、以降は1KBごと2円)にも対応する。

 合わせて、イー・モバイルの自社エリア内で利用できる国際電話サービス「イー・モバイル国際電話」の取扱地域を、従来の57カ国・地域から162カ国・地域に10月1日付で拡大。新たにギリシャやサウジアラビア、モンゴル、イスラエルなどが追加された。


■ URL

  国際ローミング提供事業者追加 ニュースリリース

  http://www.emobile.jp/cgi-bin/press.cgi?id=579

  イー・モバイル国際電話のエリア拡大 ニュースリリース

  http://www.emobile.jp/cgi-bin/press.cgi?id=578

■ 関連記事

・ イー・モバイル、国際ローミングをオーストラリアや台湾など拡大


(村松健至)

2008/09/24 18:16

8メガカメラ搭載機種も登場? ケータイ2008年秋冬モデルはこうなる!

 夏商戦も一段落し、ケータイ業界はしばしの休息モード。しかし、あと1カ月もすれば、各社から秋冬モデルが続々と発表される予定だ。果たして、どんな機種が登場するのか。デバイスの進化やサービスなどを大胆に予想していきたい。

http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/pickup/20080924/1019004/

冬のニュースはカシオのソフトバンクモバイル参入

 まず、すでに公表されている点とすれば、NTTドコモは冬モデルを907iシリーズ、707iシリーズとはせずに新たな型番にすることを明らかにしている。ネットなどの情報によれば「F01」「SH01」「P01」といった型番になる見込みだ。

 また、冬のニュースといえば、カシオ計算機のソフトバンクモバイル参入が挙げられる。auではペンギンのキャラクターやG'zOne、EXILIMケータイといった個性的な端末で存在感を示してきたカシオ計算機だけに、ソフトバンクモバイルでどのような機種で勝負してくるのかとても楽しみと言える。ただし、同社にとって国内初のW-CDMA端末となるだけに、どれだけの完成度で仕上がっているかは未知数だ。

 ソフトバンクモバイル向けといえば、サムスン電子のOMNIAも冬モデルとして登場する。すでに国内では夏に開催されたワイヤレスジャパンで海外向けOMNIAが展示されていたが、当然、日本語対応として登場する。海外モデルはWindowモバイル仕様だったが、国内は独自OSが搭載される見込みで、こちらの使い勝手も気になるところだ。

 先頃HTCから発表されたように、NTTドコモとソフトバンクモバイル向けに「Touch Diamond」「Touch Pro」が投入される計画だ。HTCは10月10日にイー・モバイルからも「Touch Diamond(S21HT)」を投入する。さらにauから来春「E30HT」が登場。これでHTCは4キャリア展開を果たすことになった。

出るか?8メガカメラ端末。フルワイドVGA搭載機も増加

 ハード面の傾向といえば、夏モデルまではハイエンド機種ともなると、5メガピクセルのデジカメ、VGA液晶というのがトレンドとなっていた。昨年から本格的に導入された割賦販売制度により、ユーザーはより高機能な機種を選ぶ傾向にある。なぜなら「2年以上所有するなら、ハイスペック機種のほうが現役として長く使える」という心理が働くからだ。

 では、冬モデルはどうなるのか。まずカメラだが、年末モデルにおいて8メガクラスが登場すると見られている。夏モデルではNTTドコモの「N906i」、ソフトバンクモバイルの「923SH」などが5.2メガクラスを搭載していたが、ここでさらに本格デジカメに近づくことになりそうだ。予想ではauからEXILIMケータイとして、8メガカメラ搭載モデルが登場するようだ。

 また、液晶に関しては、auの「W62SH」などで採用されているフルワイドVGA(854×480ドット)がさらに増えてくると思われる。ワイドVGA(800×480ドット)に比べ54ドットしか違いがないが、この54ドットがあることで、ワンセグを16:9の正常の比率で全画面表示できることが可能になる。そのため、フルワイドVGAがもてはやされるのだ。

2008年はタッチパネル元年か

 操作性の面では、iPhone 3Gのインパクトもあり、タッチパネルに注目が集まりそうだ。前出のOMNIA、Touch Diamond、Touch Proだけでなく、すでにSH906iでタッチパネルを搭載してきたシャープがさらに使い勝手を進化させてくることが予想できる。

 シャープはソフトバンクモバイル向けに供給している「FULLFACE」にタッチパネルを搭載して発売するようだ。これによりソフトバンクモバイルは、iPhone 3G、OMNIA、Touch Diamond、Touch Pro、シャープと5機種がそろうことになる。まさに「タッチパネル祭」。発表会で孫社長が自信満々に「タッチパネル元年」と宣言しそうな気がしてならない。

 サービス面ではNTTドコモが注目だ。ユーザーに対して、欲しい情報をプッシュで知らせてくれるコンシェルジュサービスを投入することがすでに明らかになっている。また、auやウィルコムなどで提供されているウィジェット的なサービスも導入されるようだ。

(文/日経トレンディネット編集)

ウルトラモバイルPCの母艦に最適!USBで簡単につなげるワイド液晶ディスプレイ 三菱電機

ウルトラモバイルPCが大流行である。特にイーモバイルとの同時契約で格安でゲットできるとあって、人気は急上昇だ。

しかしながら、外出時はともかく、帰宅したときには大きな画面で作業したい。そんなときに、母艦デスクトップとともに使用したいのが、USBで接続できる三菱ワイド液晶ディスプレイ「Diamondcrysta WIDE(ダイヤモンドクリスタワイド)」だ。

http://japan.techinsight.jp/2008/09/sanada200809241534.html

「Diamondcrysta WIDE(ダイヤモンドクリスタワイド)」の入力には二系統あり、ひとつは基本となるアナログRGBであり、もうひとつはUSB入力だ。

ウルトラモバイルPCとの接続はUSBケーブル1本のみで可能となっていて、 USBディスプレイアダプターとUSB-LANアダプターを内蔵しており、ディスプレイ信号やLAN信号もUSBケーブル1本で接続する。

多くの場合は、別途母艦デスクトップが繋がれるが、デスクトップとの入力切り替えは前面のボタンでワンタッチで行える。

母艦PCで音楽を聴きながら、外出先で作業していた文書作成等を、そのまま家の大画面を見ながら作業することも可能だ。

高さ調節可能なスタンドにより、ディスプレイの横にノートPCを置くのではなく、ノートPCの直上に画面を配置できるので、自然な姿勢で作業でき、机上のスペースも有効活用できる。

USB-HUBの搭載により、マウスなどをディスプレイに常時接続できるので、ノートPCを持ち出すとき、マウスなどを取り外す必要がなく、再接続の手間もかからない。

モニタの買い換えを検討しているユーザーは、ぜひチェックしたい、魅惑のモニターだ。

(編集部 真田裕一)

2008年09月26日

EZweb通信制限は「品質向上に向けた取り組みのひとつ」

 KDDIと沖縄セルラーは、10月1日より大量通信ユーザーを対象にしたEZwebの通信速度制限を導入する。対象となる時間は21時~翌1時で、月間通信量が300万パケットを超えてauのネットワークに過大な影響を与える場合に、翌々月に通信速度が制限されるというものだ。

http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/interview/41974.html

 携帯電話でのパケット通信定額サービスは、auが2003年に導入し、今では各社で提供されている。その結果、携帯向けコンテンツのリッチ化が進み、利用シーンもさまざまな形に多様化してきている。一方で、帯域が限られた携帯電話の通信網では、混雑を軽減するための仕組みが求められている。そのため、たとえばNTTドコモが「パケ・ホーダイ」を導入する際には、場合によっては帯域制限を実施するとしていた。

 今回、auでは明確な基準を掲げて通信速度の規制を行うことになったが、基準を明示するのは国内キャリアでは初めてのことだ。定額導入から約5年、通信制限がなぜ本格運用されることになったのか、KDDIのモバイルネットワーク開発本部の大内良久氏と新名豪氏に聞いた。



■ 規制は「不公平性の解消」が目的

――今回、EZwebで通信速度制限が導入されることになりましたが、最近のEZwebのトラフィック動向を教えてください。

新名氏

 総務省のデータなどでも示されていますが、国内のデータ通信量はここ数年、2倍、3倍といったペースで急激に増加しています。携帯電話でもその傾向は同じで、当社ではCDMA2000 1xEV-DO(Rev.A)、他社ではHSDPAの導入に加えて、パケット通信定額サービスが登場したことで、固定通信のトレンドと同じく急激にデータ通信量が増加しているのです。

 あまり知られていないかもしれませんが、たとえばドコモさんの場合、約5300万契約のうち、パケット通信定額ユーザーは約1300万です。一方当社は、約3000万契約のうち約1500万がパケット通信定額ユーザーです。

――ドコモはユーザーの1/4ですが、auは5割に及ぶのですか。



新名氏

 はい、そしてドコモさんより絶対数でも多いという状況ですので、現時点ではauの方が設備を流れるデータトラフィックが多いのではないかと推測しています。

――なるほど。

新名氏

 たとえば固定通信でもP2P通信などへの対応策として制限を導入しているISPが存在しますが、その場合、ボトルネックはコアネットワークになります。一方、携帯電話のようなモバイル通信の場合、ボトルネックはユーザーが共有する無線部分です。

――通信速度制限は、共有する部分をコントロールするということですか。

新名氏

 1xEV-DOやHSDPAは、電波環境が良い端末を優先してデータを配信するという特性があり、その特性を利用して電波の利用効率をアップさせたり、高速化したりしています。一方、その特性のために、高速通信できる環境に位置するユーザーが大容量通信を長時間行うと、その帯域が占有されてしまい、電波環境が劣る他のユーザーにとっては通信しづらい状況になります。そこで今回、公平な利用状況を実現するため、一部ユーザーを対象にした速度制限を実施することにしたのです。



――ちなみに「ダブル定額」の利用動向は、地域差があったりするのでしょうか?

大内氏

 データ通信の利用動向を見ると、23時が利用のピークで、その時間帯では都心部より郊外の住宅地のほうがよく利用されています。「ダブル定額」の加入率は地域によって若干の差はありますが、文化の差は少ないと見ています。

 ちなみに音声通話では、沖縄や九州では他の地域より通話時間が長いという傾向があります。これは、地域や文化の差があると言えるのかもしれません。また音声通話は花火などのイベント会場、台風などの災害発生時では利用率が非常に高くなりますね。

――auユーザーの間には、「都心部では繋がりにくい」と感じている人が少なからず存在するように思えます。このあたりは今回の速度規制と何らかの関わりがあるのでしょうか?

大内氏

 確かに設備が追いついていない場所が局所的に存在します。しかし設備増強を怠っているわけではなく、どうしてもカバーしきれない部分があります。都心部での繋がりにくさと、今回の速度規制の原因は別要因と捉えていて、都心部での対策は別のアプローチで対策を進めていますので、2008年度の下期から(都心部対策の)効果が出てくると見ています。

 一方、速度規制については、新名が述べたように不公平性の解消が大きな目的です。我々が調査したところ、ある基地局の直下で多大な通信を行うユーザーが120人ほどいるのを確認したことがあります。我々は加入者獲得計画や平均的なトラフィック傾向から基地局を建設していますが、ごく一部のお客様の使用方法が他の利用者に影響を及ぼすことも確認されています。もちろん設備状況を行って対応しますが、不公平性の解消という意味で、設備増強以外の方策でも対応していく必要があると判断し、今回の実施に至ったのです。



■ 基準を明示した理由

――速度規制が必要な状況になった、というのはいつ頃から認識していたのでしょうか?

新名氏

 一部ユーザーの通信が大量になって他のユーザーに影響を及ぼしていることを確認し、対策検討に入ったのは、もう2年半ほど前のことです。

大内氏

 通信状況を云々する以前より、当社では2年半前から「au品質向上連絡会」を設置し、ユーザーの満足度向上に向けた品質向上施策の立案と推進を行っています。今回の速度規制による不公平性の解消は、その活動の1つです。

――本格導入に向けて今年5月下旬から1カ月、実験が行われました。フィールドトライアルとして1カ月というのは短く感じたのですが……。

新名氏

 最小限の影響で最大の効率を上げるためのモデルパターンはいくつかあるのですが、試験パターンは全て想定していたものです。

大内氏

 技術的な評価期間と実験期間は別です。実験は確かに1カ月間だけでしたが、その前に準備を進めてきていましたし、実験終了から1カ月以上かけて、綿密にデータを分析しました。もしかしたら、「通信状況が逼迫していることに気づいたauがあわてて1カ月だけで実験して、速度規制導入を性急に進めている」と思われるかもしれませんが、決してそんなことはありません。

――準備万端の上で実験したということですか。ところで今回は300万パケットという基準値が明示されています。他社でもパケット通信定額で規制するケースがあることをアナウンスしていても、明確な基準値を出しているのは今回初めてだと思います。なぜ明示することになったのでしょうか?

大内氏

 明示しなければ「私の使い方では規制されてしまうのでは?」と、疑心暗鬼になりかねませんが、繋がりやすさや通信速度はさまざまな要因が影響しますので、疑心暗鬼を招くようなやり方は避けたかったのです。

新名氏

 つまり通信定額という有料サービスを提供する上で、“お客さまへのわかりやすい説明”が必要なため、規制の適用条件などはできるだけ明らかにすべきと考えました。



■ 300万パケットに達するには……

――300万パケットを携帯電話で使うためには、相当な通信が必要です。いったいどういった使われ方になっているのでしょうか?

大内氏

 300万パケットは、もしパケット関連の割引がなければ約60万円になるほどの通信量です。携帯向けの大容量コンテンツとしては、着うたフルや動画などになりますが、動画をよく利用される方が対象になりやすいと想定しています。無料サンプル動画を用意しているサイトにアクセスして、毎日欠かさず動画を10本近くダウンロードしていれば、月間で300万パケットに達するのではないでしょうか。

――規制を受ける対象ユーザーは、1~3%程度と想定されているそうですが、これはauユーザー数から考えると、30万~90万人程度になりますね。規制対象となるのは、300万パケットという基準を超え、なおかつ「auの設備に深刻な影響があると想定される場合」となっていますが。



新名氏

 はい、ただ実験を行った結果、最小の影響で最大の効果を得るためには、想定対象数の1/3~半分程度、つまり全ユーザーのうち、1%~1.5%になると見ています。

――規制が適用されると、どうなるのでしょうか?

新名氏

 水道にたとえると、ギリギリまで絞って細くちょろちょろと水が流れるようなイメージですね。

――規制導入の発表後、ユーザーの反応は?

大内氏

 トライアル期間中にお叱りの言葉をいただいたのは事実ですが、中にはスループットが速くなったという肯定的な意見もありました。

――速度規制の適用はなぜ2カ月後なのでしょうか? リアルタイムの規制はやはり難しいのでしょうか?

新名氏

 リアルタイムの規制というのは、基準設定が難しいのです。品質が悪くなってからでは予防になりませんし、徐々に通信量があがっていったとしても、どこまで通信するのか判断できませんから、ちょっと使っているだけという人を規制しかねません。一方、2カ月後の規制適用というのは、請求書が届いてから「あ、来月は規制対象になるな」とわかるタイミングなのです。



■ Rev.AでのQoS、EZアプリの通信規制との違い

――auが2006年12月に導入したCDMA2000 1xEV-DO Rev.Aという通信方式には、通信品質を維持するQoS(Quality Of Service)がありますね。

大内氏

 Rev.AのQoSは、どちらかと言えば、データ通信の収容効率を高める技術という位置付けです。一方、今回実施する規制のような“QoS”は、どちらかと言えば、イベント時や災害発生時への対処法に近いものです。たとえばドコモさんでは、災害発生時にデータと音声を分離してコントロールするという手法を用いていますが、当社ではもともとデータと音声は分かれているため(EV-DOの“DO”とは「Data Only」の略語)、データの中での規制技術について、以前から検討していました。

――auでは、EZアプリ(BREW)の通信が1日あたり最大3MBと制限されています。この制限と今回の規制は関わりがありますか?

新名氏

 いいえ、関係はありません。EZアプリの通信制限の目的は、不正アプリの防止です。EZアプリはBREWというプラットフォームを使っていますが、この仕組みは、ソースの組み方次第でどのようなアプリでも開発できます。つまり、VoIP(IP電話)のような用途で利用されると、他キャリアに影響を与える可能性も出てしまいます。

――さきほど都心部対策と、今回の対策は異なるものという話がありました。では、都心部対策はどのような形に?



大内氏

 都心部で局所的に繋がりにくいという事象があることは認識しています。具体的な対策は明らかにできないのですが、2008年上期まではシステムのパフォーマンスを向上させるようなパラメーターの調整を行ってきました。基地局増強を行いつつも、一部で追いつけない部分がありますし、そもそも基地局設置が困難なエリアもあります。

 そういったエリアでのパフォーマンスを向上させるための作業がようやく終了しつつあります。ただ、その効果は数値で表現できるものではないため、きちんとアナウンスしづらいところがあります。それでも下期以降は品質向上を少しずつ実感してもらえると考えています。

――新機種や新サービスというものであれば、目に見えて手に取れるだけにわかりやすいものですが、エリアというものは確かにわかりづらいものかもしれませんね。

大内氏

 基本的に、我々としては広くあまねく、一定のパフォーマンスを提供したいと考えています。その結果として、今回は一部のお客さまの利用を制限する形になってしまいますが、その一方で頑張って接続増強を行っており、なんとか満足していただける環境を作ることに腐心しています。より良いサービスを提供するために、インフラ作りは要になる部分です。地味な存在かもしれませんが、1人でも多くの方に満足していただけるよう、強い信念を持って挑んでいます。

――今日はありがとうございました。



■ URL

  auからのお知らせ(夜間帯の通信規制導入について)

  http://www.au.kddi.com/news/au_top/information/au_info_20080730151159.html

  auからのお知らせ(通信規制実験について)

  http://www.au.kddi.com/news/au_top/information/au_info_20080516124839.html

■ 関連記事

・ au、夜間帯のEZwebにおいて大量通信ユーザーの通信速度を制限

・ au、EZwebの大量通信ユーザーを対象にした速度制限試験


(関口 聖)

2008/09/26 16:00

イー・モバイルTouch Diamondを写真で徹底レビュー

 みなさん、モバイルしていますか?スマートフォンは、HTC端末のリリースラッシュとなりました。特に、「Touch Diamond」という機種が、イー・モバイル、NTTドコモ、ソフトバンクモバイルの3キャリアから発売になる、という携帯業界としては異例の事態となっています。

http://pc.nikkeibp.co.jp/article/column/20080924/1008183/

 今回の3キャリアの中では最初に発売するイー・モバイルの「Touch Diamond」(S21HT)をイー・モバイルにお伺いして1時間ほど触らせていただきましたので、フォトレポートをお送りします。

 写真撮影中に、加藤一郎氏(経営戦略本部 商品企画部 移動機グループ 課長)と奥村勝一郎氏(同課長代理)にお話もお伺いしたのですが、「Touch Diamond」への大きな期待を聞くことができました。「音声端末としてイー・モバイルの中で一番の売上げを狙っている」「他のキャリアに先駆けてリリースすることで、他のTouch Diamondに負けないようにしたい」「通信料金プランのアドバンテージで他のキャリアよりユーザーにメリットがあることを訴えたい」ということでした。

 それでは、怒涛のフォト30枚レポートをお送りします。是非、最後までお楽しみください(なお、レポートでお借りした端末はテスト端末で、製品版ではありませんので、実際に発売される機種と違う場合がありますので、ご了承ください)。

 以上、怒涛の写真レポート、いかがでしたか?本当に小さな端末で、手の中で、Windows Mobileスマートフォンが収まってしまうのが感激です。

 Touch Diamondは、小型ながらもGPS、Bluetooth、無線LAN、VGA液晶、HSDPA下り速度7.2Mbpsと、全部載せの端末です。是非、腕に自信のあるユーザーの方にチャレンジしていただきたい端末です。もし、私が入手したら、申し訳ないのですがHTCホームは外してしまって、ランチャーやユーティリティをてんこ盛りでインストールして、使いやすい端末に育て上げてみたいなあ、と思いました。

 ただし、従来の端末と比較すると、キーが少なく画面をタッチする操作が中心となるため、TouchFLO 3Dを含めてユーザーが操作に慣れる必要があります。また、テンキーも搭載されていないため、文字入力は全てソフトキーボードとなります。入力にも慣れが必要だと感じました。

 ヘビーユーザーだけではなく、小型であるメリットを生かして、軽快な携帯電話としてシンプルに利用もできますので、スマートフォン初心者の方にもお薦めです。10月10日発売が楽しみです。


 

(伊藤 浩一=モバイル情報ブロガー)

2008年09月27日

イー・モバイル、10月より香港とシンガポールで国際ローミングを開始、国際電話も162カ国・地域で提供へ

 イー・モバイルは24日、香港、およびシンガポールにおいて、国際ローミングサービスの提供を開始する。

http://www.rbbtoday.com/news/20080925/54484.html

 国際ローミングサービスを提供する事業者は、香港がHutchison、シンガポールがSingTel Mobile。開始日はそれぞれ10月1日、10月3日。いずれも音声通話とSMS送信に対応するほか、香港ではパケット通信も利用可能だ。

 また、同社の「イー・モバイル国際電話」の取り扱い地域を10月1日正午より世界162カ国・地域に拡大したことも合わせて発表された。サービスが開始されるのは、以下の国・地域となっている。

ギリシャ

ルーマニア

コロンビア

メキシコ

ネパール

サウジアラビア

ハンガリー

ポルトガル

クウェート

ルクセンブルク

ベネズエラ

オマーン

ホンジュラス

パナマ

タンザニア

ジンバブエ

レユニオン

マヨッテ

コモロ

サンピエール島・ミクロン島

マルティニク

グアドループ島

フェロー諸島

仏領ギアナ

クリスマス島

アゾレス諸島

マディラ諸島

ミャンマー

ウクライナ

モンゴル

イスラエル

ナイジェリア

パラグアイ

ガーナ

エクアドル

ケニア

カタール

ベラルーシ

モロッコ

スロバキア

ジャマイカ

コートジボワール

ヨルダン

カザフスタン

ブルガリア

セネガル

コスタリカ

キプロス

チュニジア

リヒテンシュタイン

シリア

エチオピア

クロアチア

モルディブ

アイスランド

モーリシャス

ザンビア

モザンビーク

ミクロネシア連邦

イエメン

ニカラグア

エルサルバドル

マルタ

アンゴラ

ベナン

イラク

マーシャル諸島

カメルーン

スーダン

グアテマラ

ウルグアイ

スロベニア

セルビア

モンテネグロ

マラウイ

ラトビア

モナコ

ボツワナ

ブータン

アゼルバイジャン

ガボン

リトアニア

ブルキナファソ

ハイチ

バミューダ諸島

ガンビア

ベリーズ

ナミビア

ジブチ

マケドニア

セントビンセント・グレナディーン諸島

アルメニア

シエラレオネ

レソト

ニジェール

モンセラット

エリトリア

ジブラルタル

アルバ

ブルンジ

ソマリア

ノーフォーク島

アセンション

セントヘレナ島

スワジランド

(富永ジュン@RBB 2008年9月25日 16:57)

2008年09月29日

iモードメールにも対応--NTTドコモとRIM、2008年度にもスマートフォン「BlackBerry Bold」を発売へ

 NTTドコモとResearch In Motion(RIM)は9月29日、RIM製スマートフォン「BlackBerry」の新モデル「BlackBerry Bold」の発売について基本合意したと発表した。

http://japan.cnet.com/mobile/story/0,3800078151,20381081,00.htm

 発売時期は2008年度第4四半期で、価格は市場情勢を見ながら慎重に決めたいとしている。

手のひらサイズのBlackBerry Bold BlackBerry Boldは全世界で1900万台以上を出荷するBlackBerryの最上位機種だ。光沢のある黒い外装、背面には革のような質感のカバーがされており、高級感がある。HVGAの高画質液晶を搭載し、入力方式には、QWERTY配列のキーボードに加え、指先でボールを転がすように操作するトラックボールを採用している。サイズは114mm×66mm×15mmの手のひらサイズで、重さは136g。

革のような質感を持つBlackBerry Boldの背面 これまでのBlackBerryは、セキュリティの高さや専用コールセンターなど、ビジネス向けの機能をセールスポイントとしてきた。BlackBerry Boldではさらに個人向けの用途も視野に入れ、iモードメールの対応やiTunesと連携して楽曲やプレイリストの管理、ビデオ録画、カメラ機能などエンターテインメントにも力を入れている。なお、カメラ機能は法人向けに搭載しないモデルも販売する方針だ。

 iモードメールにも対応するが、最初はユーザーがサーバに取りに行くところから始め、数カ月以内には自動配信にも対応するとしている。

 このほか、日本向けモデルでは、ドコモのFOMAハイスピード(HSDPA)3.6Mbps、無線LAN機能(802.11a/b/g)に対応する。1Gバイトオンボードメモリと128Mバイトのフラッシュメモリを搭載する。GPSやBluetoothにも対応し、待ち受け時間は約13日。通話時間は約5時間としている。海外ローミングサービスWORLD WING(3G+GSM)により、海外でも利用できる。

NTTドコモ代表取締役社長の山田隆持氏(左)。通常、製品発表の場に山田氏が現れることは少なく、製品にかける意気込みが感じられる。RIM社COOドン・モリソン氏(右)  発表会場には、NTTドコモ代表取締役社長の山田隆持氏が登壇。「今年8月から個人向けサービスを開始し、ご好評をいただいている。BlackBerry Boldの魅力は“PCの利便性を手のひらに凝縮したスマートフォン”。新たに音楽や動画などのエンターテインメント機能を搭載し、個人にもさらにおすすめできる端末となった」と端末の魅力を語った。

 ドコモでは、これまでに「BlackBerry 8707h」「F1100」「HT1100」といったスマートフォンをリリースしている。BlackBerry Boldに加え、2009年までに10機種にまで増やしていくことを明らかにした。

 「Windows MobileやAndroid、ノキア端末、ブラックベリーなどいろいろな豊富なラインアップは、ドコモのお客様に選んでいただくための商品力になる。スマートフォンそのものは、7対3の割合で法人が多いだろう。BlackBerry Boldは、基本は法人だが、6対4ぐらいに個人が若干増えるのかなという気がしている」との考えを示した。

 BlackBerry Boldは、9月30日~10月4日まで幕張メッセで開催される「CEATEC JAPAN 2008」のドコモブースに参考出展される。

BlackBerry Bold

ドコモが新型BlackBerry発売,2009年にスマートフォンを大量投入

 NTTドコモは2008年9月29日,カナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)の情報端末「BlackBerry Bold」を2009年初頭に国内投入すると発表した(写真1)。ソリューションと組み合わせた法人向け販売に重点を置く。法人向けの新市場を開拓することで,普及台数が1億台を超えて頭打ちとなってきた国内携帯電話市場の拡大を狙う。併せて,2009年にはBlackBerry Boldを含む10機種ものスマートフォンを国内市場に投入する方針も示した。

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080929/315657/

 個人向けの携帯電話でiモードなどのネットサービスが普及している日本は,北米と比べてスマートフォンの普及率が低い。発表会でNTTドコモが示した数値によると,北米では携帯電話の出荷台数の中でスマートフォンが占める割合は17%。これに対して日本では2%に過ぎないという。

 BlackBerry Boldは,米IBMのLotus DominoやマイクロソフトのExchangeといったグループウエアとの連携機能を持つ。従来は大企業や外資系企業での導入が多かったが,今後は中小企業などの需要を喚起するために,サポート体制を強化するほか,低廉な通信料金プラン,アプリケーションの配信サービスの検討も進める。

 BlackBerry Boldの発売は2009年1月~3月を予定。価格は未定。通信方式はHSDPAで通信速度は受信時で最大3.6Mビット/秒。IEEE802.11a/b/gの無線LAN機能も搭載する。QWERTY配列のキーボードや,小型のトラックボールを内蔵する(写真2)。高さ114×幅66×厚さ15mm。重量は136mm。毎秒30コマの動画を再生できるほか,iTunesとの連携機能もあるため,法人向けの市場に限定せず個人向けにも販売する。発売後には,iモードのメールを受信する機能も追加できるよう,開発を進めるという。

 さらに,NTTドコモは2009年中にスマートフォンの新製品を相次いで投入することで,端末の魅力を訴求し,市場創出を目指す。山田隆持 代表取締役社長は「Windows Mobile,Android,ノキアの端末など豊富な選択肢をそろえる。2009年にはスマートフォンを10機種近く出していきたい」と新機種の投入に注力する方針を示した。

[発表資料へ]

[発表会の映像(BPtv)]


(松元 英樹=日経コミュニケーション) [2008/09/29]

ドコモ、ハイエンド端末「BlackBerry Bold」を国内投入

 NTTドコモとカナダのResearch In Motion(RIM)は9月29日、RIM製のスマートフォン「BlackBerry Bold」を日本市場に投入することで合意したと発表した。発売は2008年度第4四半期で、法人、個人に販売する。

http://www.atmarkit.co.jp/news/200809/29/blackberry.html

 NTTドコモは2006年9月からRIMの「BlackBerry 8707h」を国内で販売してきた。法人顧客を中心に1200社以上が国内で導入したという。8月からは個人向けの販売も始めた。

「BlackBerry Bold」

 同日会見したNTTドコモの代表取締役社長 山田隆持氏はこれまでの販売実績を説明した上で、新発売するBoldについて「BlackBerryの従来の強みであるセキュリティ機能や管理機能に加えて、フルキーボード、トラックボールによる快適な入力インターフェイス、さらに音楽や動画などのエンターテインメントも強化し、個人にも自信を持ってお勧めできる1台だ」と話した。「PCの利便性を手のひらに凝縮した」がBoldのキャッチコピーだ。

 BoldはFOMAハイスピード(HSDPA)に対応し、受信最大3.6Gbpsの高速通信が利用可能。3GとGSMが使える「WORLD WING」にも対応する。また、IEEE802.11a/b/gの無線LANが利用ができる。GPS機能もある。液晶画面は約2.7インチで、480×320ドットのハーフVGA表示。静止画、動画に対応する200万画素のカメラを搭載する(カメラなしモデルも用意)。ストレージ用に1GBのメモリを搭載。microSDカードスロットも備える。ビデオや音楽の再生、PCのiTunesライブラリと同期させることもできる。

 キーボードはQWERTY配列で、トラックボールを備える。ローマ字変換による日本語入力に対応し、予測変換機能もある。個人向けの「ブラックベリーインターネットサービス」、または法人向けの「ブラックベリーエンタープライズサービス」に加入することで、電子メールやWebブラウジングが可能になる。電子メールは専用メールアドレスのほかに10個までのPOP3/IMAP4メールが利用可能。

メニュー画面 日本語入力画面。予測変換機能がある

 NTTドコモのiモードメールには対応しないが、山田氏は、「来年のできるだけ早い時期にiモードメールを取りに行けるようにしたい。さらにその後、数カ月後には自動配信を受けられるようにしたい」と話した。また、NTTドコモはBlackBerry向けに新たなパケット定額プランを予定していることも明らかにした。同社は「(最大5985円の)Biz・ホーダイ ダブルを考慮しながら検討していきたい。方向としてはこれまでよりも安くなる」としている。

 NTTドコモがソフトバンクモバイルの「iPhone 3G」を意識しているのは明らかだ。山田氏はBoldについて「iPhoneと一部かぶると思う。しかし、BlackBerryは法人に一番お勧めしたい商品。全部がiPhoneとかぶるわけではない」と指摘。そのうえで「iPhoneと比べるとBoldはQWERTYキーボードが付いていて入力が便利。法人向けにはセキュリティがしっかりしている。それが利点だ」と話した。

 一方で、NTTドコモは同社版「App Store」とも言えるアプリケーション販売のポータルサイトを開設することも予定している。ドコモは「2009年には10機種近くのスマートフォンを出していきたい」(山田氏)としていて、スマートフォンを今後の戦略的な商品と位置付けている。

 Boldの端末価格は未定。山田氏は「買っていただきやすい価格を実現したい」と話した。

NTTドコモの代表取締役社長 山田隆持氏(左)とRIMのCOO ドン・モリソン氏

ドコモ、09年内に高機能端末の品ぞろえを10種程度に拡大

 [東京 29日 ロイター] NTTドコモ(9437.T: 株価, ニュース, レポート)の山田隆持社長は29日、都内で会見し、パソコンの機能などを盛り込んだ高機能の携帯電話端末「スマートフォン」の品ぞろえについて、2009年内に10機種程度に拡大するとの考えを示した。

http://jp.reuters.com/article/technologyNews/idJPJAPAN-33987220080929

 日本市場でも高機能端末へのニーズが高まるとして、08年度内の6機種から拡大させる。

 ドコモは同日、カナダのリサーチ・イン・モーション(RIM)(RIM.TO: 株価, 企業情報, レポート)製「ブラックベリー」の最上位機種「ボールド」を09年1―3月期に発売すると発表。音楽・映像機能を充実させたほか、高速データ通信(HSDPA)や無線LANへの対応を進め、パソコン向けのホームページ閲覧や大容量データの送受信を従来に比べ容易にし、個人への売り込みを図る。

 ドコモが今後導入するスマートフォンでは、米マイクロソフト(MSFT.O: 株価, 企業情報, レポート)のモバイル端末向け基本ソフト(OS)「ウィンドウズモバイル」や、米グーグル(GOOG.O: 株価, 企業情報, レポート)の同「アンドロイド」を搭載した機種や、フィンランドの携帯電話機大手ノキア(NOK1V.HE: 株価, 企業情報, レポート)のスマートフォンなどを含む見通し。アンドロイド搭載端末は「来年前半に導入したい」(山田社長)とし、これまでアップルと交渉してきたアイフォーンの日本での販売については「あきらめていない」と、従来通りのスタンスを示した。

 日本の携帯電話市場は飽和しつつあるが、山田社長は記者団に対し「(今後)伸びるのは法人と2台目(需要)」と語り、ビジネス機能の充実したスマートフォンの品揃え拡大を通じ、法人への売り込みを強化する考えも示した。法人顧客はドコモの総回線数の10%程度だが、山田社長はこれを20%程度に高めたいとした。

 スマートフォンをめぐっては、ソフトバンク(9984.T: 株価, ニュース, レポート)が7月に米アップル(AAPL.O: 株価, 企業情報, レポート)の高機能端末「アイフォーン(iPnone)3G」を日本市場で発売したことを契機に、個人消費者からの認知が高まっている。ただ、ドコモやソフトバンクだけでなく、KDDI(9433.T: 株価, ニュース, レポート)や、イー・アクセス(9427.T: 株価, ニュース, レポート)グループのイー・モバイルも、スマートフォンを導入する方針で、競争激化が見込まれる。ドコモでは、09年度のスマートフォン市場の規模を150万─200万台程度と見ている。

ドコモ、スマートフォン「BlackBerry Bold」

NTTドコモは、スマートフォンの新モデルとして、「BlackBerry Bold」(カナダRIM社製)を2009年1~3月より発売する。

http://news.kakaku.com/prdnews/cd=keitai/ctcd=3110/id=4247/

FOMAハイスピード(HSDPA)3.6Mbps対応やトリプル無線LAN採用により、高速通信が可能。QWERTY配列のキーボードに加え、指先でボールを転がすように操作する「トラックボール」を搭載しており、電子メールの作成やウェブサイトの閲覧などが容易に行える。

また、HVGA表示対応の2.7型液晶を搭載し、毎秒30コマの滑らかな映像が表示可能。MP3/WAV/AAC形式の音声ファイルを再生できるほか、アップルの「iTunes」と連携して楽曲やプレイリストの管理も行える。

このほか、Bluetooth、microSDHCカードスロット、USB端子、200万画素CMOSカメラなどを装備。世界172の国・地域で利用可能な「WORLD WING(3G+GSM)」に対応する。

モバイル「レイヤ2」の付加価値がもたらす メリットとは

モバイルビジネスで注目すべきムーブメントが起きようとしている。MVNO相互接続の大本命、「レイヤ2」接続ができたらどうなる?

http://www.atmarkit.co.jp/fnetwork/column/narumono27/01.html

御社も月額1500万円で全国区キャリアになれる

 今後のモバイルビジネスの動向を占ううえで注目すべきムーブメントが起きようとしている。MVNO(Mobile Virtual Network Operator:仮想移動体通信事業者)だ。ただ、MVNOという言葉自体、第3世代(3G)携帯電話が登場した当時から各所でいわれているので「何をいまさら」という感が強い。MVNOとしてサービスを開始した事業者は、日本通信の「コネクトメール」、トヨタの「G-BOOK」、象印マホービンの「みまもりほっとライン」などが有名だが、その数は限られていた。

 2008年に入って、NECビッグローブ、ニフティ、IIJモバイルなどがNTTドコモやイー・モバイルの回線を利用してHSDPAのデータ通信サービスを開始したのだが、これらは一般的なデータ通信サービスの域を出ず「このサービスでなければ」という特徴は感じられない。「MVNO」関連のビジネスについては、期待感ばかりが先行する割には、その実態は、どことなく“眠い”印象がつきまとっていたのは事実であろう。

 だが、2008年6月、山は動いた。日本通信とNTTドコモが、10Mbit/sの帯域幅を月額1500万円で「相互接続」することに合意したからだ(参照リリース:ドコモと日本通信、相互接続の実現に向け合意)。実は、この合意内容こそ、モバイル関係者に衝撃を与え、各方面からのMVNOに対する期待感を一気に高め、“眠気”を吹き飛ばすに十分なものだったのだ。

「卸」と「相互接続」の違いを知ろう

 この合意内容で押さえるべきポイントは「相互接続」と「月額1500万円」の2つ。3GのMVNOで「相互接続」を実現したのは日本通信が初めてだ。これまでは、「卸」という形態での接続しかなかった。「卸」の場合、その名が示すとおり、通信事業が「卸売り」するネットワークをMVNOが「仕入れ」、その上に自社のサービスを構築する。

 ただ、どうしても料金設定、端末の種類などで制約が多かった。また、サービス内容も特色が出しにくく、NECビッグローブ、ニフティ、IIJモバイルのMVNOビジネスが、お互いに差別化できていないのはそのためだ。

 「卸」の場合、周波数とネットワークを「持てる者」である既存キャリア(MNO:Mobile Network Operator)だけに、「言い値」の高額な料金設定も可能なわけで、MVNOは、言い値をのむか、ビジネスをあきらめるかを迫られることになる。これが、これまで多様なMVNOが登場しなかった一因でもある。ある業界関係者に取材したところ、NTTドコモから3Gを「卸」で契約して2008年の初頭からサービスを開始したIIJモバイルの場合、その月額料金は「6000万円弱だった」というから、驚きだ。

 しかし、「相互接続」になると、電気通信事業法やMVNO事業化ガイドラインにおいて、ネットワークへの「原価+適正利潤」での接続がキャリア(MNO)に対し義務付けられている。その料金が、今回の10Mbit/sで月額1500万円というわけだ。この金額は、日本通信のためだけに設定されたものではなく、今後、相互接続で参入するほかのMVNOにも適用される金額だけに、第2第3の日本通信が登場することが予想される。

 ただ、この相互接続と帯域幅課金の1500万円を上記のように文章で紹介すると短く簡単に説明できてしまうが、面従腹背でのらりくらりと相互接続を拒否するNTTドコモから、大臣裁定にまで持ち込んだ日本通信が3年近い歳月を費やして勝ち得たものだということは付け加えておこう。

 ここまでの説明を読むと、今後すべてのMVNOがコスト的な面で「相互接続」を選ぶべきで、「卸」は無意味、といった印象を受けるかもしれないが、「卸」にもちゃんと存在意義はある。例えば、今後MVNOへの参入を目指す企業が、日本通信やIIJモバイルのように通信サービス運用のノウハウを持った事業者ばかりとは限らない。それこそ、トヨタや象印マホービンといった例もあるように、他業種からの参入が増えてくるだろう。逆にそのような他業種からの参入がないと、MVNOビジネス全体に多様性がはぐくまれず、興隆は期待できない。

 しかし、他業種の場合は、通信サービス運用のノウハウは乏しい。そうなると、キャリアに管理や運営の多くの部分を委ねる「卸」での契約の方がMVNOへの参入がしやすくなる。もちろん、そのトレードオフとして「相互接続」と比較した場合、端末選択やサービス設定の自由度が失われることになるというデメリットはある。

 ただ、ここで接続コストの問題が浮上する。「卸」ともなると、IIJモバイルの6000万円弱の例のように、相互接続と比較して「言い値」の料金設定がなされ、結果的にコスト高になり、それが要因でMVNOへの参入が進まない可能性もある。そこで、総務省では、5月に改訂されたMVNO事業化ガイドラインにおいて、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、ウィルコム、イー・モバイル、UQコミュニケーションズの6社に対して「卸」の標準的な料金プランを公表するように要請した。

 これを受けて、各キャリアは、「卸」接続の標準プランとして月額約4000万円程度の金額を公表する予定にしていたようだが、日本通信の1500万円が先に公表されてしまったものだから、「出すに出せなくなった」(総務省幹部)という事情もある。「相互接続」と「卸」の違いはあれど両者の金額があまりにかけ離れているだけに、参入を予定している事業者からすると、「この差はなんだ」ということにもなりかねない。各キャリアは、あらためて仕切り直しを行い「この秋にも標準プランを公表する予定」(総務省幹部)という。

 イー・モバイルは9月11日、他キャリアに先駆けていち早く「卸」の標準プランを公表した(参照:MVNO向けモバイルデータ通信サービス標準プラン」の策定・公表について)。それによると、10Mbit/sで月額700万円となっている。この金額だけを見るとNTTドコモの相互接続の半額以下だが、事はそう単純ではない。別途付帯費用などもあり、MVNOの事業規模などによりどちらが有利かは判断が分かれるところであろう。また、NTTドコモとイー・モバイルのカバーエリアの差も考慮する必要がある。

SIerが自社ブランドのMVNOを開始する!?

 標準プランによって接続コストが事前に分かっていれば、事業計画も立てやすくなり、MVNO参入を検討する事業者も増えると期待されている。寿司屋に入って「大トロ時価」と書かれていては怖くて頼めないが、「大トロ、本日2000円」とあれば、安心して注文するお客も出てくるだろう。

 実際、MVNO参入を検討するある大手SIer幹部は、日本通信の月額1500万円を見て「以前は夢物語だったMVNOへの参入も現実的な話として検討可能」と明かす。このSIerの場合、相互接続での参入を視野に入れているようだが、例えば「卸」での参入を予定している場合でも、近々公表されるであろう「標準プラン」が、この1500万円と比較して常識的な範囲内での価格設定がなされた場合、決して「夢物語」ではないだろう。

 大中小含めて複数の企業をクライアントに抱えているSIerはたくさんいる。そう考えると、そのようなSIerが自社クライアントのモバイラーを対象にした自社ブランドMVNOを運営することも十分視野に入るであろう。

 仮に自社クライアントのモバイラーを対象に1万人程度の小規模MVNOサービスを立ち上げることができれば、「相互接続」で1人当たりのコストは月額1500円(ほかに付帯コストも必要)となり、対既存キャリアという意味でも十分競争力のあるコストでの定額制データ通信サービスの提供が可能になる。

 エリアにしても、NTTドコモであれば、いきなり全国区キャリアに躍り出ることが可能になるわけだから、人口カバー率8割強のイー・モバイルよりも断然有利だし、MNO(移動体通信事業者)と互角に渡り合える。

日本通信 常務取締役CMO兼CFO 福田尚久氏

 現に日本通信は、先ごろある企業のスマートフォンの入札においてMNOと競い、勝ちを収めたという。NTTドコモの3Gに相互接続している日本通信だけに、全国区大手MNOと比較してもネットワークの部分では遜色(そんしょく)はない。決め手は、端末選択肢の多さだったという。「既存キャリアは、HTCの端末しか用意できないが、弊社は5種類のスマートフォンを用意して端末選択肢の幅を広げた」(常務取締役CMO兼CFOの福田尚久氏)ことが勝因だった。

 このように BtoBマーケットに打って出るMVNOにとって、端末選択肢の多さも大きな武器となるだろう。MVNO事業化ガイドラインでは、「MVNOは、自ら端末を調達し、MNOのネットワークにおける当該端末の適切な運用を求めることができる」とあり、その端末に関しては、電気通信事業法の技術基準を満たしていれば、MNOは、その導入の請求を拒むことができない。

 この場合の「事業法の技術基準」というのは、JATE(電気通信端末機器審査協会)とTELEC(テレコムエンジニアリングセンター)の承認のことをいうのだが、通信機器の承認に関しては海外(欧州、シンガポール、米国)の技術基準との間で相互承認協定が運用されており、該当する基準を満たしていれば、海外の端末を導入しても、日本であらためて承認を得る必要はなく、適合性評価証明書といった書類の提出だけで、MVNO端末として導入することが可能となる。

 つまり、「世界標準と比較して度を超して厳しいドコモのIOT(接続試験)を受ける必要はない」(ベンチャー系端末ベンダ幹部)のだ。これにより、海外で販売されているスマートフォンとNTTドコモの3Gネットワークを使ったMVNOによるシステム構築のハードルを一気に下げることができる。

 これは、まもなく登場がうわさされている、GoogleのAndroid端末にもいえる。あまた登場するであろうバラエティーに富んだAndroid端末が該当する基準を満たしていれば、日本であらためて承認を得る必要はなく、MVNOとしても特徴のあるシステムやサービスを構築できるかもしれない。

 10Mbit/sで1500万円という接続料金がいかにインパクトの強いものかご理解いただけただろう。さらに、うれしいことに、この接続料金は、2009年以降下がる可能性が高い。というのは、総務省は、今年度から携帯電話各社に新たな会計規則の導入を求めた。

 それにより、携帯電話端末の値引き原資として代理店に支払われている「端末販売奨励金」が通信の原価から除かれる。つまり、これまで奨励金という、通信コストとは関係のないものまで原価として計上されていた部分にメスが入ったわけだ。そうなると「原価+適正利潤」で算出される接続料金も自動的に下がることになる。MVNOにとってさらに参入しやすい環境が整うだろう。

相互接続の本命はレイヤ2にあり

 日本通信がMVNOとしてNTTドコモに接続したネットワークで提供している現状のサービスは、「レイヤ3」接続によるものだ。だが、これはあくまでも経過的なものであり、本命ではない。現在、NTTドコモとの間で技術的な調整や開発を実施している来春開始予定の「レイヤ2」による接続が実現してこそ、MVNOとして競争力のあるサービスを構築することが可能となる(図1)。

図1 iPhone 3Gのように、3Gと無線LANをシームレスに切り替えながら通信できる可能性を持つレイヤ2接続

 例えば、レイヤ2であれば、iPhone 3Gのように、3Gと無線LANをシームレスに切り替えながら通信するといったサービスを構築できるだけでなく「IPv6を使うことで登録済みの特定機器向けの、通信コストを抑えた高セキュリティなサービスも可能」(福田氏)となる。システム設計の自由度が格段に増し、MNOとはひと味もふた味も違うサービスを実現することが可能となる。

 海外での成功例が少ないMVNOだけに、日本でのMVNOビジネスについても懐疑的な意見が多かったのは事実だ。しかし、機は熟した。これまでは、周波数とネットワークを独占するMNOの独断場だったモバイル系のBtoBマーケットにおいて、まずMVNOビジネスが離陸するだろう。その後は、カーナビや情報家電といったユビキタス系端末の分野でコンシュマー向けのMVNOサービスが登場することになり、多種多様なモバイルサービスの華が開くであろう。

  山崎潤一郎

音楽制作業に従事する傍ら、IT系のライターもこなす蟹座のO型。自身が主宰する音楽レーベルのサイト「インサイドアウト」もよろしくお願いします。

著者ブログ

「家を建てよう」

モバイルブロードバンドが通信業界に及ぼす影響

先端分野の市場情報を提供する株式会社グローバル インフォメーション(神奈川県川崎市、代表取締役社長:小野 悟)は、フランス調査会社IDATEの発行する最新の英文調査報告書「Mobile Broadband: Impact on the telecom industry」の販売を開始いたしました。 <