ローデの新型シグナル・アナライザ、40MHz帯域と1000掃引/秒を達成
ローデ・シュワルツ・ジャパンは、価格を「ミドル・レンジ機並み」(同社)に抑えながらも広い測定帯域幅と高い測定速度を実現した、ベクトル変調解析機能搭載のスペクトラム・アナライザ(いわゆるシグナル・アナライザ)「R&S FSV」を発売した。測定帯域幅については、WiMAX規格が定める最大帯域幅に相当する28MHzを標準で確保した。オプションを搭載すれば、高速無線LAN規格「IEEE 802.11n」の最大帯域幅に相当する40MHzまで拡張できる。測定速度は、1秒当たりのスイープ(掃引)回数が最大1000回。価格は250万8000円から。測定帯域幅を40MHzに拡張するオプション搭載時は375万8000円。LTE(Long Term Evolution)規格の次世代携帯電話や、WiMAX、IEEE 802.11nなどに対応する端末/基地局や部品の製造/開発に向ける。
http://www.eetimes.jp/contents/200807/37145_1_20080728144508.cfm
測定周波数範囲が9k~3.6GHzの「FSV3」と9k~7GHzの「FSV7」の2機種を用意した。いずれもオプションで下限周波数を20Hzまで拡張可能だ。スペクトラム・アナライザとしての基本性能は、位相雑音が10kHzオフセットにおいて-106dBc/Hz、3次相互変調歪み(TOI)が15dBm、平均表示雑音レベルが-155dBm/Hz、レベル測定確度が7GHzまで±0.4dBである。W-CDMA/HSDPAやLTE、WiMAX、無線LAN、アナログ変調それぞれの変調解析ソフトウエアをオプションで用意する。
なお、測定速度として1000スイープ/秒が得られるのは、外部パソコンを使って測定制御と測定結果の表示を行うリモート・コントロール時である。シグナル・アナライザ本体を直接操作して測定し、結果を本体のディスプレイに表示するマニュアル時には、最大500スイープ/秒にとどまる。
(薩川格広)
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