アドコアテック,下り速度を2倍にしたHSDPA方式のベースバンド処理技術のライセンス供与を開始
携帯電話機の通信プラットフォーム開発を手掛けるアドコアテックは,下り方向のデータ通信速度を従来の2倍に向上させたHSDPA方式対応のベースバンド処理回路向け技術を開発したと発表した(発表資料)。既に,携帯電話機向けLSIメーカーへこの技術のライセンス供与を開始したという。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080715/154849/
今回開発した技術は,同社が2007年にライセンス供与を開始した(Tech-On!の関連記事)HSDPA方式対応ベースバンド処理技術の新版。従来と同様,アーキテクチャに複数の小型DSPを用いており,高いピーク性能で,低コスト,低消費電力という。さらに,HSUPA方式への機能拡張,Super 3G/LTE方式やGSM方式との統合も視野に入れ,拡張および統合時の相互干渉を最小限にとどめる抑制する構成を採用したとする。
同社は,上り方向のデータ通信速度の高速化技術であるHSUPA方式に対応するベースバンド処理回路向け技術の開発も既に完了している。この技術は,今回開発した技術に用いたアーキテクチャの長所を生かしたもの。現在,携帯電話機向けLSIメーカーへのライセンス供与の準備を進めている。
アドコアテックは2006年8月17日に,NEC,NECエレクトロニクス,松下電器産業,パナソニック モバイルコミュニケーションズ,米Texas Instruments Inc.(TI社)が設立した合弁企業(発表資料)。出資比率は,NECおよびNECエレクトロニクスが約44%,松下電器産業およびパナソニック モバイルコミュニケーションズが約44%,TI社が約12%である。
加納 征子=日経エレクトロニクス
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