VPN経由でセールスフォースのSaaSを利用可能に、「回線シェアの半分目指す」
セールスフォース・ドットコムは2008年5月26日、NTTコミュニケーションズ(NTTコム)と提携し、VPN(仮想閉域網)経由でSaaS型CRM(顧客情報管理)「Salesforce」を利用できるサービスを7月1日に開始すると発表した。VPNを利用する際のSalesforceの追加料金は、1ユーザー当たり月額料金1000円。これにユーザーの拠点からNTTコムの国内ゲートウエイまでのVPN回線料金が、別途必要になる(1拠点当たり数千円から数十万円など)。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20080527/304108/
VPN経由でSalesforceが利用可能になるのは「今回が世界で初めて」(セールスフォース・ドットコムの宇陀栄次社長)という。これまでは、インターネット経由でしか利用できなかった。「多くのユーザーからVPNで使えないかという問い合わせを受けていた。今回の提携により、セキュリティを気にする多くのユーザーが利用に踏み切れるようになる」と宇陀社長は期待する。NTTコムの野村雅行代表取締役副社長は、「初年度でSalesforceの新規ユーザーのシェア半分を目指す。将来的には7割まで行ける」とぶち上げた。
新サービスのメリットはセキュリティが高いことのほか、障害発生時のサポートをNTTコムが一手に引き受けることや、インターネットで発生し得るふくそうの可能性が小さいことである。障害が発生した場合、原因がネットワークにあるのか、セールスフォース側、またはユーザー側にあるのかをNTTコムが調べて報告する。
NTTドコモのHSDPA方式に対応した携帯電話用高速通信サービス経由でも利用できる。9月にはiモード対応携帯電話からのアクセスも可能にする。Webブラウザかiアプリからアクセス可能になる見込み。他社の携帯電話への対応も予定する。
1ユーザー当たりの月額料金は、CRMの一通りの機能が使える「Professional VPN Edition」が8925円(税込み)、部署ごとのセキュリティ機能などを付加した「Enterprise VPN Edition」が1万6800円(同)である。
このほか2社とNTTは、「NGN(次世代ネットワーク)」向けのSalesforceの提供で提携したことも同日発表した。認証機能などの強化を図る計画である。
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(安東 一真=日経コンピュータ) [2008/05/27]
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