6778 アルチザネットワークス
3.5世代向け勢い止まらず再増額
http://www.toyokeizai.net/online/toushi/shiki/?kiji_no=188
4日に07年7月期の業績予想を上方修正した。当社が今期業績予想を修正するのはこれで4回目。売上高は当初予想と変わらないが、経常利益は前回修正した予想をさらに30%上回る5.2億円となる見通しだ。
絶好調の牽引役となっているのは、好採算の3.5世代携帯電話(HSDPAなど、データ伝送速度を向上させた第3世代携帯電話の上位規格、06年商用化)向けのモバイルネットワーク関連テスト装置。同製品は前期から当社業績を押し上げてきたが、今期に入ってもその勢いは止まらず期初計画を大きく上回る好走が続く。一方で、今下期投入計画だったIP基地局向けの新製品がやや遅れた。結果、売上高における好採算製品の比率が想定以上となり、利益が予想以上に出ている格好だ。
加えて、今期は他社製品の販売も好調だ。当社は基本的に次世代無線技術に関してはHSDPAやLTE(3.5世代のさらに上位規格、3.9世代とも、10年ころ商用化見込み)関連製品のテスト装置の開発に注力しており、そのほかの接続技術は他社製品を販売する方針だ。その中でも、当社はWiMAX(長期距離・広帯域の無線規格のひとつ)関連製品に力を入れており、昨年9月にWiMAX関連の機能テスト装置を手掛ける米インベノーバと日本での販売代理店契約を結んだ。日本でもここのところ、WiMAXに対する関心が高まっており、インベノーバも予想以上の大当たりとなっている。
来期は主役がいよいよ3.5世代向けから新製品に変わるとみられる。ちなみに、WiMAX関連製品に関しても、機能テスト装置の次に必要とされるアナライザ装置開発の米サンジョレと提携済みで、こちらも来期の稼ぎ頭はインベノーバ製からサンジョレ製になると見られる。いずれにしても、来期も業績的には好調基調が続くのは間違いない。
なお、『会社四季報』の今期予想に関しては、3.5世代向け製品は引き続き好調なことを理由に会社予想よりやや高い数字に予想数字を修正する。また、今期表記程度の最終利益がでれば当社が配当を開始する余力は十分あるとみている。
【倉沢美左記者】
《東洋経済・最新業績予想》
(百万円) 売 上 営業利益 経常利益 当期利益 1株益¥ 1株配¥
単本2006.07 1,707 161 161 43 460.5 0
単本2007.07予 2,550 550 550 280 2928 0-600
単本2008.07予 2,800 600 600 310 3242 0-600
単中2007.01 1,092 308 308 132 1422 0
単中2008.01予 1,400 330 330 170 1778 0
(株)東洋経済新報社 四季報オンライン編集部
(2007年06月06日 10時18分)
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