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写真で解説する「N904i」

http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/0704/23/news093.html

世界的プロダクトデザイナーとドコモ、NECがコラボレーションした「N904i」。シンプルなボディに、3インチワイドVGA液晶とHSDPA、高音質サウンドチップやFMトランスミッターを詰め込んでいる。

photophoto 「N904i」。用意するボディカラーはDay and Night、Orange Cut、Pink Soda、Urban Blueの4色

 NEC製の「N904i」は、一見するとオーソドックスな折りたたみ携帯だが、さまざまな特徴を持つハイエンドなFOMA端末だ。

 そのデザインは、世界的に著名なプロダクトデザイナーであるステファノ・ジョバンノーニ氏とNTTドコモ、NECの3者コラボで生まれたものだ。従来のデザイナーズ携帯は企画端末の一つとしてラインアップしていたが、今回はN904iというレギュラーモデルでデザイン性を強く打ち出している。その理由をドコモでは、「差別化のためにデザインに力を入れることは当たり前になってきた。これまでも“N端末”はいくつかのデザインコラボモデルを成功させており、今回のレギュラーモデル(N904i)はあえてデザイナーズコラボという手法をとった」(説明員)と話している。

photo 「見た目(外観)と中身がこんなに違う」と、N904iを紹介するNTTドコモの夏野氏

 また、下り最大3.6Mbpsでの高速通信が可能なHSDPAに対応してるのも大きなポイントだ。従来のHSDPA対応端末は企画端末として登場し、HSDPAは特別な存在というポジションだった。しかし今後は、標準的な通信方式として採用されることになる。今回の904iシリーズではN904i のみがHSDPA対応だが、この点については、「NECは国内初のHSDPA対応端末『N902iX HIGH-SPEED』を開発しており、ほかのメーカーに比べてHSDPAについてのアドバンテージがある。そのため、一足お先に“標準化”させることができた」(説明員)という。

 N904iのスペックは、このHSDPA対応を軸に肉付けされており、シリーズ最高解像度の3インチの480×854ピクセル表示(ワイド VGA)ディスプレイもその一つ。高速なネット接続が可能になると、PC向けWebサイトへのアクセスも増えることから、PC環境に匹敵する解像度のディスプレイが求められたという。フルブラウザも、従来のアクセス製「NetFront Browser」に加え、より自由に拡大・縮小ができ、画面上のソフトキーボードから文字入力が可能なPicsel Technologies製のブラウザを搭載。

 NTTドコモのHSDPA端末で利用できる「ミュージックチャネル」のほか、「うた・ホーダイ」やWindows Media Audio形式の再生にも対応し、コンテンツをダウンロードするシーンも増えることから、ヤマハが開発したサウンドチップ「Audio Engine」を搭載。圧縮音源をチューニングし、オーディオ専用プレーヤーに負けない高音質サウンドを実現したという。

photophoto 「N904i」のOrange Cut。背面と裏面を見る限りは、マットブラックのシンプルなフォルムの折りたたみ端末だ

photophotophoto 端末を開くと鮮やかなオレンジカラーの液晶面とダイヤルキー面が現れる。ほかのカラーも外側と内側で違う表情を見せ、N904iの大きな特徴となっている(左)。ほぼ16:9という縦横比のメインディスプレイ(中央)。ニューロポインター周辺をソフトキーが囲むレイアウトは、N903iなどと変わらない(右)

photophoto サイドから見ると、内面のカラーでラインが引かれたように見える。プッシュトークボタンとホームボタン、メモ/確認ボタンをダイヤルキー側ボディ左側面に、ディスプレイ側ボディ左側面にアシストキーを配置した。従来モデルに比べアシストキーがかなりヒンジよりになっている。サイドキーはすべて左側だ(左)。ダイヤルキー側ボディ右側面に平形ヘッドフォン端子を用意。前モデルのN903iでは電池カバー内だったmicroSDカードスロットを外部に移している(右)

photophotophoto 先端/底面(左)とヒンジ部(中央)。液晶側ボディの先端に赤外線ポート、ダイヤルキー側ボディ底面に外部接続端子を配置する。ツートンカラーのヒンジはジャバラのようなデザインで、かなり外側に張り出している

photophotophoto サブディスプレイは約0.9インチの1色有機EL(左)。アシストキーを押すとアラームとともに時刻を表示、メモ/確認ボタンを押すと時刻表示と読み上げを行う(中央)。microSDカードスロットと平形ヘッドフォン端子の樹脂製キャップを開けたところ(右)

3インチワイドVGA液晶とHSDPAを生かす「フルブラウザ」

photophoto

ステファノ・ジョバンノーニ氏のデザインは、外観だけでなく内蔵コンテンツにも生かされている。「Magic Bunny」もその一つで、キッチン用品のブランド「ALESSI」のために生まれたキャラクター。着せ替えツールにより、操作画面をMagic Bunny仕様に設定可能。着信やメール受信でアニメーションするほか、メニュー選択でもアクションを見せる

photophoto 3インチの480×854ピクセル表示(ワイドVGA)ディスプレイを備えるN904iだが、iモードやiチャネルなどの従来コンテンツは、QVGA相当に拡大表示する

photophotophotophoto iモードメニューにある「フルブラウザ」機能には、「ビューアタイプ」と「スタンダードタイプ」の2つがある。ビューアタイプは Picsel Technologies製のWebブラウザで、スタンダードタイプが従来から搭載されていたアクセス製の「NetFront Browser」。独立したソフトのため、設定画面も異なっている。

photophotophoto ビューアタイプの特徴は、画面下にツールバーがあること。ニューロポインターでWebページの更新や進む/戻る、ブックマークへの登録、拡大縮小が行える。よりPCライクなWebブラウジングが可能だ

photophotophoto 「ビューポジション」を表示すると(左)、縦に長いWebページのどこを表示しているのか確認できる(中央)。ソフトウェアキーボードを呼び出せ、ダイヤルキーを使わずにURLを直接入力できる(右)

photo もちろん、横向き表示にも対応

使い勝手が向上した日本語入力。ケータイ活用の幅を広げるFMトランスミッター

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日本語入力機能は「N903とほぼ同じ仕様で、変換候補の追加や細かいチューニングを行っている」(説明員)とのこと。日本語変換機能はNECオリジナルのMogic Engineだ。ただ逆トグルが発話キーに、[*]キーに大文字・小文字切り替えが割り当てられるなど、操作方法の変更・追加が行われている

photophotophoto ナビ用iアプリとして「ゼンリン地図+ナビ体験版」をプリセット。そのほか、DCMX/iDアプリや楽オク出品アプリ、iアプリバンキングなど、904iシリーズで標準となったアプリを搭載する

photophotophoto プリセットゲームとして「桃太郎電鉄WORLD豪華版」をプリインストール。自分でデコメを作れる「デコメをつくろう」も引き続き搭載

photophoto 音楽再生は着うた/着うたフルに加えてSD-AudioとWMAに対応し、混合プレイリストの作成も行える。ミュージックプレーヤーはメニュー画面からも、データBOX内の楽曲データからも起動できる

photophoto FMトランスミッターを内蔵し、カーオーディオやリビングオーディオのFMラジオへ音声を送信できる。ミュージックプレーヤーはもちろん、ゲームやGPSナビなどiアプリのサウンドにも対応する。通話時の音声は送信できない

photo HSDPA専用の音楽配信サービス、ミュージックチャネルにも対応

機種名 N904i

サイズ(幅×高さ×厚み) 49×104×18.9ミリ

重さ 約113グラム

連続通話時間 約180分(テレビ電話:約100分)

連続待受時間 約610時間(静止時)、約460時間(移動時)

アウトカメラ AF付き有効約320万画素CMOS

インカメラ 有効約33万画素CMOS

外部メモリ microSD(最大2Gバイト、別売り)

メインディスプレイ 3インチ(480×854ピクセル)約26万2144色TFT液晶

サブディスプレイ 0.9インチ(64×96ピクセル)1色有機EL

ボディカラー Day and Night、Orange Cut、Urban Blue、Pink Soda

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関連リンク

* 904iシリーズ情報(NTTドコモ)

* 製品情報(NTTドコモ)

* 製品情報(NEC)

* NEC

* NTTドコモ

* +D Shoppingでケータイの価格を調べる

* 製品最安値比較サイト:ITmedia +D Shopping

    

[平賀洋一,ITmedia]

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http://arena.nikkeibp.co.jp/col/20070424/121745/

NTTドコモ「N904i」が搭載するPicsel Technologies社のフルブラウザの実力を探る!



 2007年4月23日に発表されたNTTドコモの「904iシリーズ」。1台の携帯電話で2つの電話番号を持つことができる「2in1」や、任天堂の「Wii」のように端末を傾けたりしながら楽しめる「直感ゲーム」、着うたフルの定額制ダウンロードを実現した「うた・ホーダイ」など、特にサービス面の機能強化が注目を集めている。

 そんな数々の機能強化の中、特に本サイトの読者に人気の高いフルブラウザにも、大きな動きがあった。これまでNTTドコモのフルブラウザは、iモードブラウザと同じ、ACCESS社製のものが使われていた。しかし3.1インチの大型ディスプレイに加え、HSDPAによる3.6Mbpsの高速通信に対応した「N904i」は、全く新しいPicsel Technologies社(以下Picsel社)製のフルブラウザを搭載してきたのだ。

 一体なぜ、新しいフルブラウザが搭載されることになったのか。また、新しいフルブラウザの使い勝手はどうなっているのか。発表会場で実際に触れて試してみたので、その内容を報告しよう。


■高速な拡大・縮小が可能!多彩な機能で閲覧も快適

 Picsel社製フルブラウザの大きな特徴は、パソコン向けのWebサイトを「見る」ことに注力した作りになっていること。ページ内をさまざまな形で閲覧・移動するための機能が豊富で、通常の「オリジナルレイアウト」と携帯ブラウザ風の「携帯レイアウト」を切り替えて閲覧できる「デュアルビューモード」のほか、auのPCサイトビューアーのように、ページ全体を縮小表示して移動しやすくする機能や、Nokia端末のフルブラウザのように、現在の表示位置をマップで知ることができる「ビューポジション」などが用意されている。もちろん横画面に切り替えて閲覧することも可能で、N904iのWVGA ディスプレイをフルに生かすことができる。

 そして何より特筆すべきは、拡大・縮小スピードが非常に高速、かつ柔軟であるということだ。「N903i」のフルブラウザでも、切り替えが高速な拡大・縮小機能が搭載されていたが、このフルブラウザはそれを上回るスピードで切り替えることができる。

▲ Picsel社のフルブラウザでWebサイトを表示したところ。横方向は1画面にすべて収めようとするため、他社のブラウザと比べ、ページの再現性はやや低くなる。もちろん横画面に切り替え、より広い画面で閲覧することは可能

▲ 縮小マップで現在の表示位置が判別できる「ビューポジション」やページ全体のレイアウトを1画面に表示する機能などを用意。パソコン向けWebサイトの広大なページ内を移動しやすくなっている

▲ ページの拡大・縮小機能を試しているところ。切り替え後の表示が非常に高速、かつスムーズなのが分かる(画像をクリックすると動画が見られます。MPEG4形式・7.96MB)

NEXTツールバー+ニューロポインターでPCライクな操作性

■ツールバー+ニューロポインターでPCライクな操作性、URL入力もユニーク

 表示だけでなく、操作面でも従来のフルブラウザとは異なる機能や特徴を備えている。それを象徴しているのが、画面下に用意されたツールバー。ニューロポインターを使うことで、パソコンのWebブラウザのように「戻る」「進む」といった操作ができるというのはなかなか面白い。「広い画面をフルに使って閲覧したい」という場合は、非表示にすることも可能だ。

 さらにユニークなのが、URL入力時に現れるソフトウエアキーボードだ。これは、通常のダイヤルキーによる入力ではなく、カーソルキーを使って直感的な文字入力できるというもの。ソフトウエアキーボード自体を拡大・縮小させることも可能となっており、ダイヤルキー入力に慣れていない人や、横画面で使用している時などは利用価値が高そうだ。

 ちなみにこのソフトウエアキーボードは、あくまでこのブラウザのみの機能である。メールなど他の機能では利用できないので注意したい。

▲ ツールバーが用意されており、ニューロポインターと組み合わせることでパソコンのWebブラウザと同じ操作ができる

▲ URL入力に用意された独自のソフトウエアキーボードを操作しているところ。ダイヤルキーを使うことなく、カーソルキーで直感的な文字入力ができる(画像をクリックすると動画が見られます。MPEG4形式・4.71MB)

▲ Webサイト同様、ソフトウエアキーボードも拡大・縮小することができる

NEXTフルブラウザが2つ……その理由は?

■ツールバー+ニューロポインターでPCライクな操作性、URL入力もユニーク

 表示だけでなく、操作面でも従来のフルブラウザとは異なる機能や特徴を備えている。それを象徴しているのが、画面下に用意されたツールバー。ニューロポインターを使うことで、パソコンのWebブラウザのように「戻る」「進む」といった操作ができるというのはなかなか面白い。「広い画面をフルに使って閲覧したい」という場合は、非表示にすることも可能だ。

 さらにユニークなのが、URL入力時に現れるソフトウエアキーボードだ。これは、通常のダイヤルキーによる入力ではなく、カーソルキーを使って直感的な文字入力できるというもの。ソフトウエアキーボード自体を拡大・縮小させることも可能となっており、ダイヤルキー入力に慣れていない人や、横画面で使用している時などは利用価値が高そうだ。

 ちなみにこのソフトウエアキーボードは、あくまでこのブラウザのみの機能である。メールなど他の機能では利用できないので注意したい。

▲ ツールバーが用意されており、ニューロポインターと組み合わせることでパソコンのWebブラウザと同じ操作ができる

▲ URL入力に用意された独自のソフトウエアキーボードを操作しているところ。ダイヤルキーを使うことなく、カーソルキーで直感的な文字入力ができる(画像をクリックすると動画が見られます。MPEG4形式・4.71MB)

▲ Webサイト同様、ソフトウエアキーボードも拡大・縮小することができる

NEXTフルブラウザが2つ……その理由は?

■従来のNetFrontも搭載、使いやすいブラウザを選んで弱点をカバー

 独自の機能とユニークな操作性を持つPicsel社のフルブラウザだが、従来のACCESS社製のフルブラウザ(NetFront)と比べ、欠点がない訳でもない。第1に、iモードで表示中のWebサイトをPicsel社のフルブラウザに切り替えて閲覧することができないということ。第2に、表示中の画像のアップロードはできるものの、ダウンロードができないということ。第3にタブ機能がないということだ。ほかに、オリジナルレイアウトに設定した場合でも、横幅を1画面に収めようとするためレイアウトが崩れやすいというのが少々気になった。

 こうした弱点をカバーするため、N904iにはPicsel社のフルブラウザだけでなく、従来のNetFrontも搭載するという「2in1」仕様になっている。これら2つのフルブラウザは「ビューアタイプ」「スタンダードタイプ」という名称で分けられており、起動時にどちらを利用するか選択することができる。両者は単独で動作しているため、設定内容もそれぞれ別となっているのには注意したい。

 またどちらのブラウザも、読み込み可能な容量は従来通り500KBまでと変わっていないようだ。デジタルARENAだけでなく、多くのエンタメ系Webサイトはすべて読み込むことができないだけに、せめて1MB程度の容量には対応してほしかった。

▲ フルブラウザを呼び出すと、「ビューアタイプ」と「スタンダードタイプ」の2つから選択する。前者がPicsel社のフルブラウザ、後者がNetFrontだ

▲ おなじみNetFrontも利用可能。画像の保存などPicsel社のフルブラウザの弱点をカバーすることができる

▲ 残念ながら、Picsel社のフルブラウザを使っても500KBの容量制限は変わっていなかった


■組み込みフルブラウザ間の競争が激しくなる?

 Picsel社のフルブラウザとNetFrontを改めて比べてみると、前者が「閲覧性」や「パソコンの操作性」を重視して作られているのに対し、後者は総合的な性能を重視して作られているといった印象を受ける。閲覧性を高める高速な拡大・縮小や多彩なビューモードは魅力だが、改善が進んで、使い勝手が向上しているNetFrontも捨てがたい魅力があり、現時点では、明確に「どちらが便利」という判断をすることは難しい。説明員に確認してみたのだが、今後どちらのブラウザを標準としていくかはやはり「未定」とのことであった。

 もっとも、端末自体が開発中ということや、限られた時間で操作して確認したということもあり、ここで紹介した機能が、Picsel社のフルブラウザのすべてというわけではない。しかし、長い間OperaとNetFrontの「2強」時代が続いた組み込み型のフルブラウザに、「第3のフルブラウザ」が投入されることは紛れもない事実。今後、他のフルブラウザとどのような競争を繰り広げていくのか注目していきたいところだ。

筆者紹介 佐野 正弘(さの・まさひろ)

元々はゲームやWeb、携帯コンテンツなどのデジタル・コンテンツを開発するエンジニアだが、一方で黎明期からモバイル・携帯電話に関する執筆を手がけており、最近ではこちらに力を注いでいる。著書に「ケータイで稼ぐアフィリエイト」(技術評論社)、「携帯サイトアクセス向上テクニック」(毎日コミュニケーションズ)など。


2007/04/25



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